ご兄弟のホロスコープを、プレゼント交換企画で依頼していただきました!いや〜、オモシロイ!!!
人間の出会いはご縁と言いますが、やっぱり家族というのは特に強い縁で「出会って」いるんだなぁと読みながら感動しました。
まずは次男Yくんのホロスコープから、公開リーディングをお送りします☆彡
生命の糸(意図)が辿る道
Yくんのホロスコープは蠍座「月光に照らされる静かな湖面」で始まります。静かで思わず息を呑む、そんなタマシイの核が…
MC獅子座「ロッキングチェアに座って体を揺らす年老いた船長」に至ろうというのが、今世地球に生を受けた「目的(使命)」です。
かつて海をブイブイ言わせたキャプテンYが海から身を引き、自分史を振り返って誇らしげに武勇伝に浸る…そんなイメージでしょうか(笑)
その武勇伝がどんな風に語られるのか、ストーリーのイメージは太陽にあります。チャートルーラー冥王星はストーリーの「面白味」レベルをアップする要素として併せて読みましょう。
さてYくんは今金星の年齢域。「好き!」「楽しい!」エネルギーを高める時期です。このエネルギーは25〜35才の太陽の年齢域で自分らしさを発揮する糧になります。
好き!そこに理由なんてない!!
Yくんの金星は牡羊座で5ハウス。海王星と土星で小さな三角形も作ってます。
牡羊座はピン!ときてギュン!なサインなのでストレートな愛・感受性の持ち主。ゆるいですが火星と90度のアスペクトもあるので、ブワッと燃え上がる「気分の高まり」も起こりやすいです。
金星も火星も火のサインなので、盛り上がりが冷めれば全く後腐れなく次に向かう、ある意味ドライな一面もあるかもしれません。
ドライと言えば、Yくんは水エレメントに天体が入ってないですね。アセンダントは水をたたえる蠍座なので、魂の本質はひじょーに「水」なのですが、今世注目ポイント(積極的に学んでいくテーマ)に水の要素は選んでいないようです。
4要素の配分を見てみますと
火:金星、火星、冥王星
地:太陽、月、水星
ノリと直感(火)で勢いをつけて、手堅く(地)コマを進めていく・・・そんな戦略でしょうか。風要素は多いのですが、自分の手札というより、周囲の環境や状況で補われるテーマ、という感じです。
さて金星に戻って、小さな三角形をリーディングしてみましょう!
5ハウス金星:牡羊座「翼の生えた三角」
7ハウス土星:双子座「靴下にこっそりプレゼントをつめるサンタクロース」
金星がいる5ハウスは、個人的に楽しむ活動を表します。自分の好きなことにエネルギーを注ぐことでその人らしさが輝く、つまり自己表現やオリジナリティ、創作活動のハウスでもあります。
7ハウスに連結しているので、人間関係がクローズアップされやすいんじゃないかなぁと思うのです。三角形のもう一方、3ハウスはコミュニケーションや情報のやり取りですね。
コミュニケーションや情報のやりとりを表す3ハウスに、曖昧にぼやかしたり幻想を抱かせる海王星がいるので「噂話」とか、根も葉もない(でもひょっとしたらあるのかもしれない)情報を引き寄せやすいかもしれませんね。
この海王星、自分の方向性を示す太陽に90度で足をすくってきているので惑わされたり振り回されたりしないように注意です。
それから7ハウスの土星。7ハウスは対人関係で、そこにダメ出しの土星。海王星の幻覚に、厳格な土星・・・なんだか大変そうなメンツですが、こいつらからオモシロエッセンスを絞り出して自分のウマミに変えちゃえるのがYくんのすごいところ!それが金星の小さな三角形。
例えば3ハウスの海王星は「誰も思いつかなかったような予想外の情報」キャッチ能力にもできます。7ハウスの土星は相手の動向を冷静に見る目・・・もしくはシビアでしっかり者のパートナーの存在かな(笑)海王星と土星、どちらも風のサインなので「情報」をうまく活用するイメージ。
力持ちの太陽!
7ハウスの太陽:牡牛座「重い荷物を運ぶポーター」
さて、「荒波を乗り越えた武勇伝を振り返る」というタマシイの目的を達成するために、Yくんが飛び込む先が太陽の照らすジャンルです。
7ハウスなので人と関わること。とっても頑張ってるシンボルですが、牡牛座は世のため人のためではなく、自分を満たすために力を発揮するサインです。
2ハウスにいる火星と繋がっているので、モチベーションの源はやっぱり「リッチな自分」になるため。2ハウスは価値あるもの(富、豊かさ)を自分のものにするハウス。「稼ぐ力」のハウスですね。チャートルーラーである冥王星も2ハウスなので、このハウスなかなかに強調されています。
2ハウスから見るYくんの「リッチさ」
2ハウスカスプ「人間の心のドアをノックするキューピッド」
射手座らしい、ワクワク感と刺激をイメージさせるカスプのシンボル(笑)Yくんにとっての「リッチさ」はワクワクしたり夢を膨らませるもの。
チャートルーラー
冥王星:射手座「自分の影を見るグラウンドホッグ」
徹底して掘り下げる冥王星です。掘り下げる対象が「リッチさ」で、煽る木星と180度なので相当にパワフルなエネルギー(笑)
2ハウスはリソース(手持ちの資源)でもあるので、自分の持つ手札を徹底的に見つめて、それを更に活用する術を考えること。リッチさは手にして終わりじゃないぞ、ってのがチャートルーラーの示す「自分の器をグレードアップするヒント」です。
木星のシンボルが「テレパシーで会話する二人の男」なので、このイメージもヒントになるかもしれませんね。そのまんま、通信システムを使うだとか、秘密裏に何かを伝えるだとか・・・8ハウスは鍵のかかったVIP室なので、裏で動く・動かすイメージ。
2ハウスには戦闘能力の火星もあります。シンボルが「裕福な住宅街にある自宅の庭を芝刈りする太った少年」で、ここでもリッチさのために自ら頑張る姿が現れてますね。
火星は4ハウスの天王星と60度。
現状打破の天王星は離れたがるエネルギー、今安心できる場所(地元や組織など)からあえて離れる、というチャレンジが精神があります。
ちなみに水星のシンボルも「リッチさ」を感じる「高価な宝石が並ぶ宝石店」。水星はコミュニケーションや情報収集のスタイルですが、牡牛座の水星なので自分からガツガツ情報は取りに行かないですよ。動くのは他者(=7ハウス)です。
価値あるものを自分の手元に集める、そのための情報収集に力を発揮するのかもしれないですね。水星は火星と135度(90度と180度の間、セスキコードレイト)なので熱がこもってますね。ギラギラしているというか・・・(笑)
水星、太陽と一緒に7ハウスにいる双子座の土星は「棚ぼたを期待しするべからず」という現実意識の表れかもしれないですね。自分の力で富を得る人ですから。
ポツンと飛び出した月
アセンダントのシンボル「月光に照らされる静かな湖面」を表したかのような、上半球にポンと浮かぶ月ですね。湖の水面は冥王星―木星ラインでしょうか。
線でつないだのは、火星と太陽で(太陽はゆる~~~く、ですが)120度の順風満帆アスペクト。月は感情の揺れ動き、素直な欲求ですね。
乙女座なので、周囲の様子をしっかり見て分析しています。月の性質上、乙女座の持つ分析レベルは本人が思っているほど高度ではないかもしれませんが(笑)
「リッチさ」への意欲や自分のアクションに対しては良い自己評価を持ちやすいんじゃないでしょうか。
精神的に辛くなるパターンがあるとするなら、7ハウスの土星と4ハウスの天王星エネルギーです。8ハウスの木星と90度でもあるので突然落とし穴みたいに「ドツボにハマる」。
7ハウスの土星は対人関係に関する制限やダメ出し、動きにくさ。でもこれは大きな視点でみると苦しいけどやりがいを感じるポイントでもあります。
4ハウスの天王星は、安心できるホームグラウンドから飛び出す、離れるエネルギーです。現状打破のパワーでもあるので、自分の居場所を劇的ビフォアアフターさながらブラッシュアップする、ということかもしれませんね。
月は10ハウスにいて外の世界に強く惹かれているので、社会の中に自分をはめ込める(乙女座はパズルのピース的な動きをしたがります)居場所が欲しい。だから無理してでも4ハウスから離れよう、離れなきゃ、みたいな心境になりやすい。
まとめ
- 静かでパワフルなエネルギーの持ち主
- 「リッチさ」を求めて人生の武勇伝をつくる
- 直感型の戦略、堅実な戦術
- リソースを徹底的に極めて、更に活用する策を練る
私もYくんの武勇伝を聞きたい!!!(笑)
どんな「リッチさ」を手にしていくのか、その過程も楽しみですね!以上、次男Yくんのリーディングでした☆彡