巨人の手が雲の間から伸びてきて、1艇の船を大海原に浮かべる。船は丁寧に設計されていて、船長の他に4人の乗組員が配置されている。
ホロスコープとは
船はこの世に生を受けた自分自身、大海原はワタシという船が浮かぶ現世の様子。
この船の設計図、乗船しているメンバーのプロフィール、海域の特徴の見取り図(海図)を映しとったのが、ホロスコープ(出生図)。
船の設計図や乗組員の情報を詳しく見ればより良い船の走らせ方(個人の性格や性質)が分かるかもしれない。
海図を眺めれば進みやすい場所や波乱がありそうな場所(運勢)が予め分かるかもしれない。
もしかしたら、海に隠された財宝のありか(幸運のポイント)だってわかるかもしれない!
そしてこの広い広い大海原で、進むべき方向、取るべき針路が見えてくるかもしれない。
ホロスコープを読む
有難いことに、ホロスコープそのものは誰でも無料でアクセスできる。生年月日と出生時間、場所が分かれば。
でも、ホロスコープの円盤には私たちのわかる言語で具体的にこうこうこうですよ、とは書いてくれていない。
そういうわけで、星読み(ホロスコープの解釈)が必要になってくる。
ホロスコープは極限までシンプルに凝縮された情報のエッセンス。
どの部分を見てどう感じるか。
どの解釈方法を採用するか、さらにそれをどんな言葉で表現するか。
もう何通りもの読み方ができてしまう。
ホロスコープを活かす
でも、どう読むか、はひとまず置いておいて…!
自分のホロスコープに関して何かしら情報をゲットできたとする。
例えば、自分が今まで意識してなかった才能に気づけた。そしてその才能が活かされる場所も分かった。やった!
…でも、それだけじゃ何も変わらない。
誰かに自分のホロスコープを読んでもらったとしても、宝の地図を手にしたとしても、結局船の舵をとるのは自分しかいない。地図に何がかかれていたとしても、右に進むか左か進むか、それは自由。
活かすも殺すも自分次第。
自分を見つめるキッカケに
抽象的なホロスコープを見て、それを具体的にどう解釈するか。
そしてどう行動するか。
自分のホロスコープを眺めて、キーワードをいくつか拾って繋げてみる。そこから連想するストーリー、思い出される出来事がある。
そこに自分が無意識に抱えていたジレンマ的な悩みだとか、興味関心の方向だとかが見えてくる。
自分ひとりだと気づけなかったことも、他の人の視点を交えるとハッとすることも多い。と言うか、気付きと学びのキッカケってのは大抵、他者の存在が大きいもんだ。
意識的に無意識に働きかけるキッカケというか、気付きの時間として、星読みワークショップをしてみると面白そう。
客観的にイマココのジブンをじっくり見つめるワークショップ。人生の航海図を読む会。どうだろう。