いくつかの流派、考え方があるだろうと思うんだけど、占星術には、人間は星の影響を受けるという大前提がある。
生まれた瞬間の星の配置図を写し取ったホロスコープから、自分がどんな風に星から影響を受けやすいかを読む。
月や火星、木星や海王星といった星それぞれが持つパワーというかエネルギーを受けて、その偏りが個性であったり能力や才能として現れる、という考え方。
それからいわゆる星占いってやつは、特定の日の星の配置図と個人の持つホロスコープを重ね合わせて、内と外のエネルギーの交じり合い具合を見て予測することらしい。
占星術師の人が「星の力を使う」という表現をするのをよく目にする。ホロスコープは誰もが何かしら星のエネルギーを受けていることを示している。でも、その力を使わないなら読めたとしても何も変わりませんよ、と。
前の記事でも書いたけど「宝の地図を持っていても、舵をとるのは自分自身」だと私も思う。
でも「星の力を使う」ってのがな〜んかピンとこない。
そんな時、ふと見たFacebookの投稿で「おお!」と思わず膝を打った。
Yukiko Lunday - 英語にしようと思って、日本語で下書きを書き始め、文章ごとに翻訳してたら、わけわからなく... | Facebook
以下、一部を引用させてもらうと…
『Becoming a Hollow Bone』(空洞になる)
空洞を示すシンボルは、ラコタ・インディアンでは大鷲の骨であったり、東洋では骨ではなく竹で表現されている。総じて、人が慈愛を全うするためには、空洞となり、活動 (activity) ではなく行為 (action)、そしてドゥ―イング (doing) ではなくビーイング (being) が問われる。
私個人のホローボーンのイメージを言語化すると、目に見えない空洞のパイプが、身体の中心にある状態。その中を滞りなく素通りしているエネルギーが、頭のてっぺんから足の裏を通り、かつ身体の中心部から外側に向かって、光が放たれているように拡散している。そして、目に見えないクリーンなエネルギーが、静かな呼吸と共に、身体中を廻っているように思える人。
俗物的に、ホローボーンと思える人たちの簡単な見分け方を説明するなら、その人があなたのために時間を使う時、口先や態度だけではなく、それが例え一瞬だとしても、魂の力を込めて、全身全霊で接してくれる人。
ホローボーンがあなたに何かを与えてくれる時、情報や教えや、やり方や知識だけでなく、愛であったり、情熱であったり、思いやる気持ちであったり、慈愛という量ることのできない意識と共に、あなたの身体の中に、あなたの意識の中に、もしかしたらあなたの潜在意識の中に、今あなたが必要としていることを注いでくれるイメージ。
頭に浮かんだ人はいるかしら?もしくは、そんな人に会ってみたい?そして助けてもらいたい?それとも自分自身がホローボーンになりたい?
〜中略〜
ホローボーンになるためには、何をやったかではなく、どうやったかに価値があるのだと思う。往々にして、量ることができる達成された結果ではなく、目的を達成する際の、意識の在り方や、感じ方が大切なのだと思う。
星読み全く関係のない投稿なんだけど、「ホローボーン」というキーワードに惹かれてメモしていた。
ホローボーンになる。
何を成すか、ではなく、どう在るか。
星のエネルギーを自分という媒体で通すことで、才能として、個性として、滞りなく流すことができるんじゃないだろうか。
星の力は、生まれた瞬間から流れ込んできている。それは人生の武器になる才能かもしれないし、波乱と苦労の種かもしれない。
悪いことはせき止めたくなるけど、そうするとどっかでツケが回ってくる。流れが滞ると何かの具合が悪くなる。
自分の身体で、人生で、星のエネルギーを流す。宇宙から地球に。この感覚、なかなか面白いんじゃないかな!
ちなみに私はホローボーンからは程遠く、肉体も精神もフン詰まりパイプ。
そしてホローボーンの話を読んで真っ先に思い浮かんだのが、もうすぐ3歳になる息子。7歳までは子どもはアッチの世界の住人、なんて見方もあるくらいだから、まぁそうなんだろうね。
ホローボーン。星の通り道になる。