ホロスコープ単なる星の配置図にすぎないんだけど、∞の解釈ができてしまう。
ある程度読み方のルールとか、それぞれの天体やサインが持つ基本的な情報ってのがあるんだけど、持ち主の経験や現状、読み手のセンスや知識を掛け合わせていくと、ほんと、どこまでも膨らむ素材。
正直私はホロスコープが当たってるかどうかにはあんまり興味がなくて。占いの根拠だとか科学的正当性についてトヤカク言うのも無粋だわ、と思ってる。
私にとって西洋占星術、ホロスコープは一種のゲームみたいな感覚です。
私の好きな「語学」も一緒。言葉ってのはある程度のルールをもとに、背景とか文脈とかを織り交ぜながら、情報を受け取ったり伝えたりまぁなんかいろんなことをするゲームです。そのルールの根拠(文法や発音、モノの名称の起源)はなんだ、って問いも時には面白いけど、それをすっ飛ばしてもゲームは楽しめるし。
過去に焦点を合わせるか未来を構築するか
「あなたはコレコレこんな性格です」ってのは、過去のことです。生まれて何十年(十数年?数年?)経験してきたこと、意識的であれ無意識であれ積み上げてきた選択の結果、幼少期の環境や周囲の人間からの影響、そしてそのベースにある(と考えられている)タマシイの性質、全部組み合わせて現実化したものです。
現在と未来は過去の延長線上にある(と考えられている)ので、過去を知ることはダイジです。人は過去から「傾向と対策」を学習するので。でも、過去を知って「そうそう当たってる~」でオシマイ、それを未来に活かせないなら、過去を掘り下げる意味がない。
じゃあ未来予測として使うのか、っていうと、結局それは結果を見て当たってるか当たってないかに注目するのなら過去を見ているのと変わらないわけで。
ホロスコープ片手に未来をつくる
まずは本人の経験や感覚とすり合わせて過去を見ます。確かにこういうところあるな〜、とか、私やっぱりこういうことが好きなんだわ、とか。
それから、自分の持つぼんやりとした未来のイメージとホロスコープが持つキーワードを組み合わせて、自分がヨシと思える未来像を作る。
具体的な行動はそれぞれの天体の特徴をヒントに落とし込んでいく。
まぁ、そんなガチガチに計画立てて行動、なんてしなくてもいいんですけど。
ふと立ち止まった時、これからどう歩いていこうか考えたいとき、自分の後押しをしたいとき、ホロスコープはとってもお役立ち!ってこと。
ホロスコープはナマモノ
ホロスコープはよく「地図」に例えられるんですが、どうやらコイツは3次元世界の地図とは違う。配置と風景はだいたい設定されているんだけど、それを成熟させていくことができる地図。生きている地図。自分と一緒に成長していくパートナー。
客観視するツール
人に欠点をズバリ指摘されると素直に受け取れないし傷付くけど、ワンクッション挟むとなんとか受け止められたりする。ホロスコープはそういう緩衝材にもなる。
見ようとしていなかった部分を見るきっかけにもなるし。無意識の部分を意識上に引っ張り上げてくることって結構大事。
例えば本当に欲しいものが意識的に自覚できてなくて、全く筋違いなことでその欲求を満たそうと頑張っても当然うまくいかない。追いかければ追いかけるほど遠くなって、しんどくなる。しんどさが極まれば、自分が何にしんどく感じてるかも分からなくなるし、考える力も感じる力も鈍ってしまう。ひじょーにキケン。
もっと気軽に楽しめるゲームを
「当ててもらうもの」っていう前提を取っ払って、宝探しゲームみたいな感覚で遊べないかな〜。
ワークショップ考えてみようかな!星読みサークルも作ろうかな!