自分と子どものホロスコープを並べて眺めてお喋りして、子育てのヒントを掘り出せるような、そんなワークショップのアイディアを練ってます。
性格・資質・能力って生まれたときに決まってるの?
「性格って生まれたときにもう決まってるんですか?」と聞かれたことがあるんですが、私は「そんなわけないやん!」と思ってる派です。
なので、「性格診断」という方向にならないようにしたい。
持って生まれたものがひとりひとり違うのは当然なんですが、それがどう現れるか、どう受け止められるか、が「性格」だとしたら、性格はどれだけでも変わるし、変えられるはずです。
個人の持つ「能力」に関しては特に、「持って生まれたもの」にこだわらない姿勢が大事だと思ってます。子どもに関わる大人には知っておいてほしい「成長マインドセット VS 固定マインドセット」のハナシを先にして、それからホロスコープ読みに入ります!
自分で自分に限界をつくる「固定マインドセット」に注意!
ものすごくざっくり説明すると、固定マインドセットは「生まれ持った才能は決まっている」という考え方で、成長マインドセットは「資質や能力は努力次第で伸ばすことができる」という考え方です。
成長マインドセットを持っている人にとって失敗は過程ですが、固定マインドセットの人にとって失敗は挫折、避けるべき事態。なので、挑戦を避ける傾向にあります。
ホロスコープを読むときは「成長マインドセット」を意識することで、自分や他人を決めつけることなく、可能性をグン!!と伸ばす優良ツールになると思います。
子どものホロスコープを見るときも、自分のホロスコープを見るときも「あぁ、やっぱりね」と自分を納得させて終わる・・・のではなく、「こんな能力をもっと伸ばせるかもしれない!」「今までやったことがなかったけど、こういうふうにしてみたらどうだろう?」とか視野を広げて行動を起こす、未来を創ろうという前向きな気持ちを後押ししてもらうモノとしてリーディングしましょう!
モニターMさんとK君親子
お友達のMさんとK君親子をリーディングさせてもらいました(^^)
子どもと向き合う自分は、オフの顔、プライベートモードな自分なので、太陽ではなく月のサインで見ていきます。
月*無意識の欲求、求める安心感
お母さんのMさんは月が蠍座です。
火・地・風・水の4つのエレメント(エネルギーの性質)のうち水のエレメントで、活動宮・固定宮・柔軟宮の3区分(エネルギーの動かし方)のうち固定宮です。
水はくっつく性質を持ち、心や情などハートで人と繋がることを求めます。それが固定宮なのでくっついて離さない。くっついて溶かし込んでひとつになる、1+1=1の状態をつくろうとするのが蠍座のサインです。
月のサインなので、そういう状態に「安心感」を持ったり「リラックス」できるということになります。
お子さんK君は月が牡羊座なので、火×活動宮の性質を持ちます。
牡羊座は12サインの先頭バッター、切り込み隊長、生まれた瞬間の赤ん坊の産声ような、ピュアでエネルギッシュな生命力のカタマリのようなサインです。
火は直感、活動宮は発射しようとするエネルギーなので、とにもかくにも勢いがあります。思いついたら、というか思いついたが先か動くのが先か、というぐらいに。考えるな、感じろ!のノリです。
そういう「今!今!」と動き出す欲求が満たされると安心感を感じてリラックスできるサインです。
蠍座と牡羊座はエレメントも動き方も違います。全くもって異質な相手!(笑)
あくまでも「月」と言う一側面だけピックアップした場合、なのでガッカリしないでくださいね!人間の「相性」って複雑ですから、ひとつの性質だけを取り上げて「相性が良い/悪い」ってのはなかなか言いにくいもんです。
月は無意識の欲求、こうしたら落ち着く、という感覚なので、月同士が異質ということは「何も言わなくても感覚で相手のことが理解できる」のはなかなか難しい、ということです。
なので、「なんでわからないの?!」って時は「あ、わからなくて当然だった」と明るくあきらめましょう(笑)
タマシイのスタートライン(Asc)から見る親子の違い
ホロスコープ上で「個性」「自分らしさ」を表す1ハウスは、このAscが起点となってます。なのでAscは性格のコア(核)とも言えます。
MさんのAscは天秤座、風×活動宮です。
積極的に人と関わることで、自分と相手の境界線の位置を調整するのが天秤座です。ゆらゆら動きながら、ここだ!というバランスを取ろうとする天秤のイメージですね。風のサインは客観的に自分(と相手)を見ることができます。
K君はというと、Ascが魚座。水×柔軟宮のサインです。
くっつく性質の水に、相手や環境に合わせていかようにもカタチを変える柔軟宮の組み合わせなので、なんとも「とらえどころのない」サインです。吸収する対象は目に見えるものだけとは限らないので、目に見えない世界と同調すれば不思議ちゃん、ファンタジー世界の住人にもなれちゃいます。
こちらも風と水、活動と柔軟なので異質な組み合わせ。
K君のホロスコープは、「0~7歳まで牡羊座的要素を学んで、持って生まれた魚座的タマシイを鍛えよう」というホロスコープになってるんですが、今のところどっちを強く感じますかね?
月のサインをしっかり満たしてあげると、次の水星期(7~15歳)にもスムーズに移行できるので、牡羊座っぽさが出てきたら「がんばって学びを深めようとしてるのね!」と思って応援してあげたいですね!
コミュニケーションというツール、水星を見る
自分の欲求、相手の欲求が「通じ合う」関係でなくても、私たちは相手と折り合いをつけて生きていきますよね。その役割を果たすのが、メッセンジャー水星です。
Mさんの水星は蟹座です。情報のキャッチの仕方や伝え方が、水×活動宮の蟹座的という意味です。気持ちに積極的に訴えかける、共感を得ようとする、そんなコミュニケーションスタイルです。相手を理解しようとするときも、「相手はどう感じてる?どンな気持ち?」という感情ベースで判断します。
K君の水星は蠍座なので、水×固定宮で水エレメント同士!なので、無意識レベルでわかり合うことが期待できなくても、コミュニケーションを取ろうと働きかければスムーズに意思疎通が出来ると思います。
7歳以降、水星が発達してくるのでそれくらいから「分かり合えないもどかしさ」が解消されていきそうです。
あくまでひとつの視点として
月とAsc、それから水星の3つを元に見たホロスコープでした!
それぞれの天体がどんな時により活発に動き出すのか、他の天体とギクシャクした関係はないか、等々掘れば掘るほど情報が出てくるんですが、とりあえずこの3つを簡単に。。。
モニター&ブログ掲載を快くOKしてくれてありがとうございましたー!
次はYさんK君親子のホロスコープを読んでみます!気長に…お待ちください(笑)