マイナーアスペクト45度「セミスクエア」社会の中で活躍させる能力

ホロスコープを読むとき、ひとつひとつの天体の役割や性質(自分の中にあるいろんなキャラクター)と、天体同士が形成する角度、アスペクト(キャラクターの関係図)を見ます。

 

f:id:kotokotoba:20190203091818p:plain

 

例えば重なる位置に複数の天体があったり、向かい合うように配置されていたり、位置関係によって「調和」だとか「葛藤」だとか言葉があてはめられています。

 

アスペクト星から自分に向かって流れてこんで来るエネルギーのブレンド具合。混ざる素材が多ければ複雑な色味を帯びるだろうし、アスペクトのない天体は混じりっけなしのパワーを直に自分に注いでるイメージ。

 

混ざり方が際立っていて自覚しやすいものが0度、90度、120度、180度で、メジャーアスペクトと呼ばれています。メジャーなのでネット上で解説も多く、結構わかりやすい。

 

これらメジャーな角度に対してその他の角度はマイナーアスペクトと呼ばれ、そのブレンド具合がいったいどう作用するのか、あまり取り上げられていません。アスペクトを読むと具体的なエネルギーの使い道が見えてきて面白いので、自分のホロスコープから一種類ずつ拾って勉強してみます!

 

45度ブレンド

最初にピックアップするのは45度セミスクエアと呼ばれるアスペクトです。

f:id:kotokotoba:20190705132244p:plain

教科書的解釈だとこの角度は「困難」とか「ストレス」と言われています。

アスペクトを見るときは「この角度=XX」とキーワードを当てはめるよりも、ふたつのサイン(〇〇座)のエレメント(火・地・風・水)3区分(動き方のクセ)の違いを比べてみると落とし込みやすいです。

 

 45度ブレンドは表面化されにくいマイナーアスペクトです。私は「プレッシャー」に相当する関係じゃないかしら、と考えています。ハッキリとした痛手や苦痛として現れないけど、なんだか突っかかりを覚える・・・というような。

 

45度ブレンドを自覚して活かすことができたら、プレッシャーはスパイスに、自分をひき立てる強味になります。

 

私のホロスコープ上で45度ブレンドを持っているのはこの2組。

(1)太陽冥王星

(2)月 ∠ 火星

 

太陽と冥王星の45度ブレンド 

太陽・・・射手座29度(火・陽・柔軟宮)1ハウス

冥王星・・・蠍座11度(水・陰・固定宮)11ハウス

  

まず天体のプロフィールから分解して見てみましょう。

太陽人生の方針、目的意識です。その目的意識の在り方が射手座風味。冥王星次元の変化です。破滅と再生、徹底した底力のエネルギー。底力の発揮方法が蠍座風味。

 

天体は遠いものから近いものに影響を与えるので、この場合

冥王星の徹底した底力 ―(プレッシャー)→ 太陽の目的意識

という構図ができます。

 

太陽は火の性質を持つ射手座なので、成長意欲があります。射手座の火は理想を求めて高く高く上昇しようとしますが、柔軟宮なので場に流されやすい。それが射手座の楽観性になるんですが、「現実感のない夢物語」にフラフラしてしまうという弱点にもなります。

 

その弱点にギロッと睨みを利かす冥王星パワー。しかも圧の与え方が半端ない、底力の天体。蠍座風味なので、中途半端は許せない。どこまでやれるか覚悟を示せ、と。

 

太陽は1ハウスにいるので、この「現実感のない夢物語」が自己像(セルフイメージ)として描かれるんですよね。理想の自分、こう在りたいと目指す自分像が、時に膨らみすぎて収拾がつかなくなる。冥王星に睨まれているせいで完璧主義に「これじゃダメだ」「もっともっと追求しないと」プレッシャーを感じてしまう。

だから太陽にとってこのエネルギーブレンドは「困難」であり「ストレス」になるんですよね。

 

冥王星11ハウスにいるので、プレッシャーの源は「自由と理想」です。射手座的な理想は「果てしなく広がるゴールのない理想」ですが、求められるのは「ビジョンのある理想」。そして太陽が「自分一人で見る自由」を求めるのに対し、冥王星が突き付けてくるのは「繋がりの中で認め合える自由」。

 

書きながらしんどーくなるけど(笑)圧をかけられることで、太陽が別の視点に気付いて成長できるんですよね。

 

月と火星の45度ブレンド

月・・・双子座0度(風・陽・柔軟宮)6ハウス

火星・・・牡羊座14度(火・陽・活動宮)4ハウス

 

まず、本能的な欲求無意識の習慣や感情の揺れ動き方、それが双子座風味です。風の性質なので拡散型、あっちにフラフラこっちにフラフラ、つまり気まぐれです。

 

そこにプレッシャーを与えるのが行動力、押し出す力の火星。

火星の押し出す力-プレッシャー→月の感情

火星は牡羊座なので、まさに生まれ出る瞬間のような出発点エネルギーでもって押し出そうとします。45度ブレンドなので、直に押し出すんじゃなく、ちょっと離れたところで音を立てて周りをビュンビュン飛びまわるスズメバチみたいな圧。こわいね〜

 

ただ、さっきの太陽と冥王星ブレンドは火(陽)vs水(陰)でエネルギーの向きを変える、押さえ込むようなプレッシャーだったのに対して、月と火星はどちらも陽のエネルギーなので煽るような関係になります。

 

月がいるのは6ハウスなので、訓練の部屋。自分を制して他人のために役割を果たす、つまり与えられた仕事に対する態度として出ます。双子座なので、軽い(笑)引き受けるのも軽ければ、放り出すのも軽い。

そこに牡羊座の火星が、「勢いよくやろうぜ!!」とプレッシャーをかけてきます。つい「任せてください!」と返事だけは威勢良く仕事を引き受けてしまうパターンが、これだ(笑)

 

火星がいる4ハウスは「帰る場所」。家だったり、所属先、自分のルーツだったりします。感情の導火線の先が、ここにあります。

 

ハーモニクス占星術から見た45度ブレンド

星のエネルギーをひとつの波、音に見立ててその調和を見る占術があります。なんだか芸術的。

【ハーモニクス占星術】ハーモニックチャートで自分を知る方法 | ゆらひらり占星術

 

ホロスコープの星の配置が、その人が持つ「星の奏でる音の響き」です。歳を重ねる度に「音」を重ね、彩りを増していくホロスコープ

 

この45度ブレンドの音の響きが自分の中でグッとくる時、というのがあります。ハーモニック占星術では「発芽する」と表現します。

 

出生ホロスコープにある45度ブレンドの種が発芽するのは、8歳頃。そしてこの45度ブレンドは「社会の中でカタチにしていく能力」として発芽し、8の倍数(16歳、24歳、32歳…)を節目に成長させていく資質になります。

 

ハーモニクス占星術の読み方 | Horoscope Heart & Momstrology ~ ホロスコープを感じてみませんか?

 

社会的の中で活躍させる才能にもなる45度ブレンド

私の太陽×冥王星の45度ブレンドにラベルをつけるなら「生まれ変わる覚悟で人生を切り拓く力」かな。月×火星は「突き動かされる心」でどうだ。

 

実際に8の倍数の年齢を振り返ってみて、この能力を上手く育てることがてきていたか見ることができます。

 

8歳頃→小学校3〜4年生

覚えてない。

16歳頃→高校2〜3年生

進路を考えてた頃。家を出て遠い地で進学したい!学びたい!

24歳→仕事を辞めて台湾に引っ越した

うーん、能力として活かすにはまだまだだけど、45度ブレンドは効いてる気がする。次は32歳。この流れで行くと、身を置く環境を変えることを選択しそうです。

 

モニター募集※現在受付しておりません

以外に面白かったアスペクト翻訳。社会の中でカタチにする能力、45度ブレンド。もっと読んでみたいので、45度ブレンドに絞ったホロスコープ翻訳を誰かさせてくれませんか!

 

ブログ掲載OKの方、無料で翻訳します☆あ、でも45度ブレンドあるかどうかホロスコープ作らないと分からないか。

 

さくっとホロスコープ作成 [レポート]

上のようなフリーホロスコープ作成サイトで簡単に確認できるんだけど、まぁ無ければ他のアスペクトをピックアップひてひとつ!

 

お気軽にどーぞ(^人^)