淵神社を入口に、古代から受け継がれてきた星☆信仰ミステリーツアー、まだまだ、まとめきれてない情報が山盛り!
淵神社が神社になる前は、萬福寺というお寺さんだった。そのお寺さんは神宮寺の支院だった。そして神宮寺というお寺は岩屋山、金比羅山をそれぞれ拠点にした二大勢力だった。神宮寺は資料も跡地もほとんど残っていない謎だらけのお寺・・・。
この山頂にむかーしむかし祀っていた、虚空蔵菩薩と玄武神の痕跡をなにか見つけられないか・・・とずっと思っていたあるひ、稲佐山公園で遊んでいると目に飛び込んできた白い鳥居。
駐車場の向こう側、鹿と猿の公園を超えた山の中腹。
気になって気になってしょうがないから、行ってみた。稲佐山展望台がある山頂まで徒歩20分の遊歩道。遊歩道は工事中で迂回路の車道を歩かされる。汗だくでてっぺんまで頑張ったのに、それらしき場所が、ない!!
鹿公園に戻ってきたら、あった。公園から車道に出て目の前が入口でした。稲佐山神社・・・。探していた場所とは違うっぽかった。中腹だしな。
奥にある祠はお酒や榊がきれいだった。稲佐山公園の管理人さんとか、工事現場の人がお手入れしてるんだろうか?お札もきれいだった。結局収穫は、ナシ。
やっぱり、今は閉鎖中の遊歩道になにかあるんじゃないだろうか・・・と思いながら登山家さんたちのブログを読み漁っていると、登山ルート上に権現岩(ドンク岩)っちゅう巨石があるじゃないか!!
巨石!!!星信仰と巨石はなにか関係がある、っていう私の勝手な仮説の素材が集まってきました。
諏訪神社境内のお稲荷さん、一番奥にある巨石を見て思いついた仮説。星信仰の名残がまだある金毘羅山にも、ドンク岩がある。神の島のマリア像の足元にあるドンク岩がどう関係あるのかはまだわからないけど、マリア様のまたの名がステラ・マリス(海の星)なんだからきっと繋がってる。
巨石関係で思い出した。立神っていう地区。そこの桜谷神社にある巨石が見たかったんだけど、イノシシが出るからって住人に留められて行けなかったんだよなー。
ちょっと…リンク貼って気付いたサムネイルの写真とタイトルのインパクト(笑)
長崎のあちこちに訪れて歴史や信仰も考察されてるすごいブログ。改めて上の記事を見ると、金比羅山のご神体が巨石って……ん?隕石かな?見に行かないとー!
やや!!!なんと、稲佐山にも不自然にそそり立つ巨石があるではないか!
単純に…星信仰が観測地になる山を舞台にしていた→山には巨石や岩がごろごろ→信仰の地に残っている岩を拝む…って経緯で、ドンク岩そのものには特別な星信仰での役割はないのかもしれないけど。
それから長崎には「七高山巡り」ってのが江戸時代からの風習であるらしく・・・
金毘羅山、七面山、烽火山、秋葉山、豊前坊、彦山、愛宕山(もしくは岩屋山)の七つをめぐる山岳信仰的な習わしみたい。
七つの山、でピンと来たのが北斗七星。星信仰は北極星を宇宙の中心に見立てて祀る信仰なんだけど、北斗七星を祀る星信仰もある。これは、北極星のまわりをぐるぐる回る北斗七星が、北極星にとってかなり重要な役割を持ってるって考えられていたから。いつのまにか北極星信仰と北斗七星信仰がごっちゃになっちゃったらしいんだけど、陰と陽、裏と表、メインとサブみたいなお互いにお互いを必要とするキャラクターで神格化されていたんだと思う。
金比羅山を含む七つの山が、もし、北斗七星に例えられているのなら!北極星はどこに?でも七高山巡りという風習が江戸時代が始まりなんだったら、ちょっと新しすぎるからなぁ。
この七つの山情報は、いつもの美容師Pさんと話しながら発見!Pさん、すごい!こんなに心開いて話せる人、なかなかいない!お喋りがおっかしくて、髪を整えてもらいながらいつも爆笑して泣いてる(笑)
そうそう、Pさんと出雲の「稲佐の浜」について話していて、新しい仮説もできた。稲佐山の「稲佐」も砂浜があったんじゃないか…って。出雲の稲佐の浜が「神性なモノ」の入り口の役割を果たしているように、稲佐山もそんな場所だった?!稲佐山の裏側、福田地区にそのヒントがありそう!!
今書きながら思い出して鳥肌…
福田にある海水浴場、弁天白浜だ!!!
淵神社は稲佐山の麓にあった弁天社を神道の神様に置き換えて建てられている。この、星信仰と水の女神の組み合わせも、北極星と北斗七星みたいにセットになってるんじゃないか。
昼と夜、光と陰、片方だけじゃ全体が成立しない、2つの世界観。
わー、福田のフィールドワークにも行かねばだ!