クリスチャン・ボルタンスキー展

ボルタンスキーの作品は、初期から最新作に至るまで、一貫して個人的・集団的な記憶や生、不在、死などを扱っています。

 

彼が用いる写真、電球、古着、心臓音、風鈴といった素材は、無数の人々の生きた痕跡であり、不在の隠喩であり、彼らにまつわる記憶を(時には忘却の事実を)召喚するためのささやかな仕掛けでもあるといえるでしょう。

 

芸術家の役割は「死者に捧げる儀式を行うこと」と語るボルタンスキーは、作品を通して、人は誰もがかけがえのない存在であること、同時にとても儚い存在であることを語り続けています。


f:id:kotokotoba:20191018130840j:image

長崎県美術館のクリスチャン・ボルタンスキー展に行ってきました。私個人が受け取ったイメージではあるんですが、会場の雰囲気についてPodcastで話してます!

 

 

この企画展、そしてアーティストの作品テーマは行って初めて知ったんですが、偶然先日投稿したブログ記事でも「記憶と忘却」について触れてました。

 

kotokotoba.hateblo.jp

 

生きていた。確かにそこにいた。でも誰からも思い出されない存在(不在)は…?Podcastで「苦手な雰囲気!」とは言ったのですが、こういうテーマは面白くて好きです。

 

メメント・モリ、こんなブログ記事を書いたことも思い出しました。

kotokotoba.hateblo.jp

ちょうどハロウィンシーズンですからね!