「くらべてみれば、みえるもの」

 久しぶりに美術館でぶらぶらしました。 クリスチャン・ボルタンスキー展を見に行って以来かな?今回は特定のアーティストの作品展ではなく、美術館コレクションをあるテーマに沿って展示してありました。

 

そのテーマが

くらべてみれば、みえるもの。

 

「ながれる/とどまる」「大きい/小さい」「織る/削る」「ことば/図像」「虚/実」そして「自然/ひと」という6つのセクションで構成された、静かな展覧会でした。

 

ものものの関係において、「くらべる」ことは単に違いを見出すだけでなく、それぞれの特質を浮き彫りにすることでもあります。

 

こういう、能動的に「くらべる」ことで「なにものか」を見出そうとするスタンスは占星術的に言えばとっても天秤座的。

 

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さらに、「くらべる」ことについて、こう考えることもできます。例えば、今此処にあるものを「みること」、個々の脳裏にイメージや記憶として残るものを「みること」、それら数多の経験を通じて知り得た事柄を様々にくらべながら、わたしたちは自らの「世界」ないし「宇宙」と呼べるものをかたちづくってきたのではないでしょうか。

 

それは、各人にとって私的でかけがえのないものでありながら、時にそびえたつ理のように普遍的なものでもあります。

個別であり普遍である、無常であり普遍である「世界」は、それぞれの精神の深淵から浮かび上がるのか。それとも視覚の光の中に消えゆくのか。

 

対比の先にあるのは個別。個別の向こうに見出そうとするのは普遍。

7ハウスの天秤座(対比)⇒8ハウスの蠍座(個別)⇒9ハウスの射手座(普遍)という流れ。

 

その先にある10ハウスは山羊座

「現実化」の段階。芸術作品として実際にアルもので表現するのもまた、現実化。

 

くらべてみて、なにをみる?

みえたもの(経験、価値観)の集合体が「かけがえのない私らしさ」をつくる。特別でかけがえのないものでありながら、引きで見ると(視点のズームアウト=次元上昇)そこにニンゲンに普遍的に備わっている共通項がある。

 

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展覧会の案内文にはこう書かれている。

いずれにせよ芸術作品はこれら「世界」の結晶であり、また発露ともいえるでしょう

 

 

占星術の視点を勝手にぶっこむと、芸術作品に限らず社会全体が個々の世界観と普遍的な世界観の結晶であり、発露である・・・ってのが10ハウス山羊座が示している。(と私は解釈している)

 

社会全体を眺めるのはタイヘンだから、こうして芸術という舞台上に再構築した全体像を眺めるのかも。

 

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小説や虚構世界ってのも、そうなのかもしれない。

 

ファンタジーの世界ってのは、目の前のリアルな現実(A)をとことん見つめた目を、ずんずんずんずんズームアウトして、めちゃくちゃ大きな枠で捉えたあとで、そこからまたピントをずらしてかなり至近距離までズームインした現実(A’)なんだと思う。

 

だから目の前の現実とかけ離れている世界を空想世界に描いているようで、実はそうじゃない。全く同じ世界を、ほんの少しずらしただけのリアルな現実なのかもしれない。

 

別の層の現実というか、パラレルワールドというか。

 

天秤座(7ハウス)から射手座(9ハウス)までの、ホロスコープ右上ゾーン、共通するのは「他者との協調的な関係性」。10ハウス起点のMCを通過して、「自己との主体的な関係性」に戻ってくる。

 

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占星術ネタは純粋に楽しい。

「お仕事」じゃないから、なんだろうな。。。

 

 

「お仕事」になると、私は「うまく立ち回ること」に意識が向いてしまう。(で、疲れる・・・)

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カタチにしようと目指すところのMCが天秤座、「くらべてみると、みえるもの」の世界観なんだもの。

 

かつアイデンティティを示す1ハウスは山羊座インターセプトで、天体が密に集合している。

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おまけに月は6ハウスに程近く、「誰かの役に立つ」ことを無意識に求めてしまう。木星とひっついてるからその勢いは強い。

そのくせ双子座なもんで、じっとしていられない。

 

 

ちょっとエネルギーがカスカスしてきたら、金星を意識するといい。私の金星は隠し部屋の12ハウス。あ、これは別記事にまとめようかな?!

 

癒しと言えば、安心感の月なんだけど

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そういえば金星に注目した記事はまだ書いてなかったかな。満足感、幸福感を刺激するのは金星なんだぜい。