大きなエネルギーの流れを「運」と言う。自分個人の力でコントロールできないやつ。生まれ持った素質、本質的な意図(タマシイと表現するのかもしれない)を「命」という。
だから「運命」はある意味で定まっている。
運命が固定的なものだとするなら、決まった現実が起こるのか?というとそういうわけじゃない。目の前に現れる具体的な現実は、「運」や「命」の持つエネルギーに左右されるけど、それは未来が決まっているという意味じゃない。
占いは「運」のエネルギーに「命」を乗せるための方法論でもある。
チャンスをものにする、というかそのタイミングを自分で見極める力を「時」というらしい。「運」流れの隙に「命」を投げ込む力。「時」は「運」の流れる向きを変える。
個人が生まれ持ったエネルギー(磁場)の偏りと、全体のエネルギー「運」とのノリと反りを見極めて、「時」を自分の物にしようとしているんじゃないか、と思うわけです。
未来は、「時」の力で変わる。
「時」は選択するチカラ。
選択の軸は、ホロスコープの太陽に映し出される。
目的地は、MCに。
進む自分を支えてくれる基盤は、ICに。
ホロスコープ(horoscope)という言葉はギリシャ語の「hora:時間」と「scope:観察者」が語源だそうで。
私たちはホロスコープを見ているんじゃなくて、私たちがホロスコープに見られているのかもしれない。