自己表現、オリジナリティ、愛の世界観を持つ5ハウス。キーワードは趣味、個人的楽しみ、創作活動、子ども、エトセトラ。
5ハウスは獅子座(太陽)の世界観
ホロスコープでは太陽が主役。主役が1番目のハウスじゃないってのが面白いところ。5番目になってやっと登場、しかも地表(外の世界)にデビューするのは7ハウスから。まだまだ地下の世界なのです。
太陽は「目的意識」や「社会的(公的)な顔」を表す天体。外に見せていく自分の表情、スタンス。自分らしさを表現するのが太陽。
5ハウスのひとつ前、4ハウスは共同体やファミリー、安心できる場所。みんな一緒に、One for All, All for Oneの蟹座の世界観を飛び出して、「個性」を主張するのが5ハウス獅子座の世界観。
太陽の持つ「主体的に(自分が自分の人生の主人公と言う意識を強く持って)生きていこう」という意志を強くしていくのが25~35才。
「自分らしさ」ってなに?
獅子座の自分らしさ、5ハウスの自己表現というのは、牡羊座や1ハウスが示す「アイデンティティ」とは別の物。
5ハウスの「自分らしさ」や「個性」は1ハウスの持って生まれたものと違って後天的なものなんだと思う。だからホロスコープの太陽はわざわざ「輝かせる」とか「発揮する」という表現で表されるように、「自力」が必要になる。
なんてったって「主体的に生きる」というテーマが太陽なんだから、そりゃオートマティックに発動される天賦の才、というわけにはいかない。
おもしろいのは、「自分らしさって何?」と探している間は、5ハウスの自分らしさは発揮できない、ということ。
「私はこれが好き」と言えること
私はこれが好き。これが楽しい。こういうことに心躍る。その心にともる火を、よりいっそう燃え上がらせるのが獅子座(火×固定宮)であり太陽(主体性)であり5ハウスの根本の性質なんじゃないか、と思う。
自分自身の好きなこと、好きなものに熱中するってのは、自分の意思なわけで。何かに熱中してるときってのは、自分が自分らしく輝いている瞬間でもある。
そんでもって、「好き」に注ぐエネルギーをなんというか。そう、「愛」。だから5ハウスは「愛」の部屋。
趣味、嗜好って、ひとつひとつは「同じ~!」って人がいても、トータルで見たらどう?Aに関してはコレがイイ。Bはやっぱりアレじゃないと。Cはコレコレが最高!!ってのをトータルで眺めたときに、その人らしさ=オリジナリティが出てくるんじゃないかな。
「遊び」は楽しむこと。その行為自体が目的。
個人的な趣味や楽しみってのは、純粋なあそびなのだ。遊びってのは、想像力(創造力)の源泉なのだ。
5ハウスはあなたのあそび。
「あそび」は英語でPlay。Playには「演じる」という意味もあるのがオモシロイ。獅子座は演じるサイン。なりたい役を決めて、それを全身全霊で演じるのだ。
太陽が「社会的な顔」で後天的に身につけていく能力なのは、演じるものだから。演じる役を決めるのが、太陽を育てる年齢域(25~35才)ってこと。
役が決まれば、あとは突き進む火星の年齢域へ。
もうひとつ、「あそび」は「余裕」とか「ゆるみ」って意味もある。ブレーキのあそび、とか言うよね。きちきちに決まり切ってない「余白」がある。
だから新しい何かが生まれる可能性、「クリエイティビティ」がある。太陽は未来。未来が決まり切ってちゃおもしろくない。あそびがあるから、オモシロい。あそびがあるから新しいものが生まれる。
それにしても、人生の中心軸(太陽)が「あそび」って、おもしろくない??
自分にぴったりの役はなんなのか知りたいって?
それはね・・・自分で決めてとりあえずやってみよ!!いっぱつで「正解」の役に行きつけなくてもいいんだよ。だってゴールは10ハウス、道のりは長い。5ハウスの次のハウスで早速「調整」「見直し」させられるんだから(笑)
↓6ハウスは乙女座の世界観
獅子座を表すタロットカード
「力」のカード。パワーでもフォースでもなくて、ストレングスのほうの「力」。私のイメージだと「おそれを乗り越える勇気」とか「自分を信じる力」って意味が強いカード。
安心安全な居場所(=4ハウス)を飛び出すんだから、勇気がいるでしょ。自分はこれが好き、をはっきりと表現していくには、自分を信じる力が必要・・・ってことかな。
愛は力。愛は強い意志。
自分の中の5ハウスをチェック!
ハウスは人生を通したその分野の雰囲気だから、あんまり具体的ではないんだけども。読んでみるとおもしろいよ。
5ハウスカスプは「愛を注ぐ分野」の代表イメージ
上のホロスコープはカスプ牡牛座でシンボル「ウィンドウショッピングをする若いカップル」。憧れを自分のものにしたい、という欲求。大好きなものって、眺めてるだけでも楽しいんだよね~♡
カスプのルーラーは「愛を注ぐ分野」を盛り上げる
牡牛座のルーラーは金星。いかにヨロコビを味わうか。金星は射手座で、12ハウスにいる。12ハウスに関連する分野で、射手座風にヨロコビを味わうことが、5ハウスを盛り上げるテーマになるってこと。
12ハウスは実体の無い世界。無意識の領域、目に見えない世界、あの世・・・。ご覧の通り、めっちゃ好き(笑)簡単には答えが見つからない問いを追求する、ってのが射手座心を非常にくすぐるのです。そういうわけで「占星術」を個人の楽しみのネタとしてエンジョイしてます。
5ハウスに在室する天体
5ハウスの中に天体が入ってるなら、趣味や楽しみ、愛についてもうちょっと突っ込んだ設定を準備しているってこと。
私は月と木星がいるから、結構思い入れは強くなるよ。月があるハウスは純粋でピュアな欲求が向かう矛先。木星は容量アップの天体だから、月の「満たしたい」器はデフォルトでデカイ。
私の月×双子座×5ハウスは、たぶん「愛の言語化」に関すること。これ、月の性格図を見て発見!
自分のホロスコープ獅子座は何ハウス?
獅子座風に取り組む分野。カスプが獅子座の分野は、太陽が輝くことで結果的に成熟する分野。
私は8ハウス。8ハウスは「表層的ではないもの」「変容」に関すること。
性や生死にも関わる、結構ディープなジャンルなんだけど、獅子座的に向き合うってことは、あんまり「秘めて」ない。(笑)私は8ハウスに天体が無いから、あんまりスポットライトがあたらない分野なんだけど、太陽をしっかり輝かせることで、私の中の8ハウスが成熟することになります。
以上!
5ハウス、オリジナリティ、自己表現、愛、創造性、個人的な楽しみや趣味。
獅子座、個性の肯定、自我の表現、主役は自分。
太陽、主体性、意図的な生き方、目的意識。
総論。
なりたい役を決めて、それを全身全霊で演じるのだ。
↓太陽のリーディングについて
↓太陽の在室ハウスについて
最近ハマっているケシーさんの動画。
この記事を書きながらバックグラウンドのYoutubeで再生されていたこの動画から聞こえてきた声・・・
「愛は自由意志。愛と言う選択をするときは強い意志が必要」
獅子座、5ハウス、太陽をひとことでまとめてくれた・・・