エネルギー循環装置を携えて【公開リーディング☆彡】

なっちさんへ。プレゼント交換企画のリーディングです☆彡

今回はカイト(水のグランドトライン+金星の小三角)にさらにもひとつ小三角という、またまた美しいホロスコープを読ませていただきました!

 

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タマシイの旅程

なっちさんのタマシイの出発点、Ascは蠍座28度。

Ascは「今世の玄関口」なんですが、なっちさんの玄関はかなり重い・・・真剣な重みのある扉を選んで生まれてきたイメージがあります。

Door

そのイメージを表すシンボルが「インディアンの女が酋長に自分の子どもの命乞いをしている」です。蠍座は、もはや切り離すことのできないほどの深い結びつき(融合)を求めるサインですが、なっちさんのタマシイはそこから離れるべきタイミングに気付いてしまったのでしょうか。

気付きながらも、留まっていたい、なんとか繋がりを維持できないかとかなり追いつめられた深刻さを感じるタマシイです。

 

タマシイの本質はかなり「重い」ですが、出生図自体はそんなに「圧」のかかる配置ではなく、むしろ「宇宙からの肯定的な応援」を強く受けている印象です。

 

なっちさんのタマシイがなっちさんの人生(今世)で何を得ようとしているのか、その目標地点を表すポイントが出生図の天頂であるMCというポイントです。ここが乙女座の9度、シンボルは「影の向こう側をのぞき込む2つの頭」です。

Shadows

乙女座は目の前の現実、実生活、環境を把握しようとする性質を表します。なっちさんのタマシイは「影(光の当たらない世界)」に縁が深い蠍座なのですが、その「影の向こう側」に視野を広げることを目的に生を受けた、そんなイメージです。蠍座のタマシイを持つなっちさんにとって「影」は切っても切れないものであり、自分自身でもあります。


Ascが「インディアンの女が酋長に自分の子どもの命乞いをしている」であるように、そこから外に目を向けようというのは、軽い気持ちでは成し遂げられないとても思い切った決断なのかもしれません。

シンボルの中で影をのぞき込んでいるのは「2つの頭」ですね。頭というのは、「思考」を表しています。二方向からの思考、つまり客観的な判断、という解釈もありますが、もしかすると自分以外の視点を持つ「他者」の存在を求めているのかな、とも思いました。

自分の内部にせよ、他人の視点を借りるにせよ、影の外を見るためにはひとつの頭(考え方、モノの見方)ではなくふたつの頭が必要になってくるようです。

 

タマシイの旅路、舵取は太陽

インディアンの女が酋長に自分の子どもの命乞いをしている」なっちさんのタマシイが、今世「影の向こう側をのぞき込む2つの頭」という世界観にたどり着くために、重要な学びのテーマとして掲げているのが太陽星座です。12星座占いではなっちさんは蟹座生まれだと思いますが、これは太陽星座のことを指しています。


太陽星座は自分の意志でゴール(MCの表す世界観)に向かうための「人生のテーマ」であり、「方向性」「意志」です。太陽星座の持つ「意志」が成熟するのは25~35才、ちょうど社会に出て自分らしい生き方を意識する頃でしょうか。この「意志」のチカラが、自分の人生を主体的に切り開くチカラになり、自分らしさを輝かせるチカラになります。

 

Sun


なっちさんの出生図では、蟹座の1度に「人生のテーマ」が描かれています。蟹座1度の持つシンボルは「魔法の絨毯に乗った男が大地の広大な区域を飛び回る」そして「広く平らな場所の上に吊るされた男」です。このふたつは同じ世界観を別の視点から表現したイメージだと思っていただければいいかな。

 

蟹座は「全体」が生み出す力を大切にする性質があります。家族であったり、所属する共同体、ルーツなど、バラバラの「個人」ではなく「全体の中の一員・一部」であることを意識します。One for All, All for One(ひとりはみんなのために、みんなはひとつの目的のために)というコトバは蟹座の世界観をよくあらわしています。

 

特になっちさんの太陽は「切っても切れない結びつき」「生や性」に関する場に位置しているので、血縁的なルーツ、もしくは単なる共同体以上のトクベツな結びつきがある人間関係に向き合う、というテーマも考えられます。

魔法の絨毯」に乗ったり「吊るされ」ているのは、自分個人を超える大きなものに自分を委ねているイメージです。共同体の一員でいること、仲間との結束を固めることは、ある意味吊るされているように不自由なものかもしれません。でも、地上にひとり立っているだけでは見ることのできない「広大な区域」や「広く平らな場所」を眼下におさめることができます。

吊るされているととるか、魔法の絨毯に乗っているととるかは、なっちさん次第です。

 

土星の重み

なっちさんの太陽には、土星という「縛り」の星が絡んでいます。その「縛り」の出所がどこかと言うと、まさに「共同体」「居場所」を表す分野。土星のシンボルを見ると「人面に似ている巨岩の塁層が、少年にとっての偉大な理想像となり、彼は成長するにしたがい、その像に似はじめる」とあります。家族やチームなど共同体の持つ理想的な人物像が、なっちさんの人生の方向性に影響を与えている、と読めます。ただ、直接的にこうあれどうあれという指示があるわけでなく、無意識下に受ける影響でしょう。

Chained

「縛り」というとネガティブなイメージがありますが、「責任感」という言い方もできます。土星は「制限」や「困難」の星とも言われますが、なっちさんのホロスコープの場合はこの土星の「縛り」がイイ働きをしているようなので、ネガティブな捉え方をするともったいないかな、と思います。船が変な方向に流されないためにおろすイカリのイメージでしょうか。

 

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ホロスコープの月は幼少期からの影響を表すのですが、月視点で見ると土星は「話がかみ合わない」位置にあります。月は乙女座で「現実的に有用かどうか」「役に立つかどうか」が気になるのに対して、土星魚座なので「共感、共鳴できるかどうか」を基準に縛ろうとしてきます。幼少期からの影響は、大人になった今も「無意識の心の動き」として残っているので、そういった「縛り」のようなものに「ハァ?」と感じることもあるかもしれません。

 

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エネルギー循環装置グランドトライン

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先に申し上げた「縛りがイイ働きをしている」というのは、上の図のように大きな三角形を作っているからです。なっちさんの土星海王星、水星と正三角形を作り、さらに金星が加わってカイト(凧)という図形の一角にになっています。

 

正三角形は占星術ではグランドトラインと呼び、バランスよく循環するエネルギーを表しています。

①居場所やルーツを基点とする縛りが

②特別な関係性や深い絆を生み、そこからもたらされる情報、コミュニケーションによって

③秘密の扉が開かれ、自分とルーツを結びつける特別なカギを手に入れる

・・・という感じに。

 

このグランドトラインの一連の流れは循環しているので、自己完結してしまいがちなのですが、そこに金星が「刺激」となって新しい視点をもたらしてくれるのがカイトの特徴です。

Kite

金星は他者を表すポイントにあるので、秘密の扉に好奇の目を向ける誰かさんでしょうか。自分でも意識していなかった「見えない世界(秘密の扉)」に気付かせてくれるのが、他者の存在です。

 

直接的に向き合う他者でなくても、仕事上でやりとりする人間関係かもしれません。金星は仕事や役割を表す分野にあり、シンボルは「年老いたインディアン女性が、通行人に彼女の部族の工芸品を売っている」です。金星はヨロコビの在処でもあるので、仕事を楽しんでいるイメージもあります。そしてまた「インディアン」「部族の工芸品」とあるように、なっちさん自身のルーツや共同体を強く意識したシンボルでもあります。

 

なっちさんのグランドクロス、自動でバランスを取ろうとする循環装置は土星海王星、水星のエネルギーが構成要素になっているわけですが、この中で自分が主導権を持って参画できるのが水星の1点のみです。

 

土星は社会との関係性からもたらされる「縛り」、海王星はもっと大きな磁場から受ける霊的な影響(インスピレーションなど)なので、なっちさんの意思に関わらず発動してしまいます。
一方で水星は「情報のやり取り(コミュニケーションや勉強、言葉の出し入れ)」や「移動・交通(行き来する動き)」)を意味しますので、なっちさん個人の動きがスイッチになっています。

 

Switch

自分の中にあるエネルギー循環装置をぐるぐるまわしたいと思ったら、水星を活性化させましょう。つまり、「情報のやり取り(コミュニケーションや勉強、言葉の出し入れ)」や「移動・交通(行き来する動き)」を意識するのです。

なっちさんの水星のシンボルは「贅をつくした家の書斎で本を読む来客たち」ですので、リラックスできる居心地のいい場所や雰囲気、井戸端会議ではなくちょっと知的な会話がミソです。

水星の位置が「特別な関係性」を表す場にあるので、誰でも自由に出入りできるオープンスペース・オープンソースの情報よりも、メンバーシップ制の閉じたグループであったり、深入りしたネタ、信頼できる人との会話などがいいでしょう。


なっちさんの場合、タマシイの目指すゴール「影の向こう側をのぞき込む2つの頭」に近づくきっかけを水星が握っているので、上に挙げたキーワードは使命、ライフワークのカギでもあります。

 

お仕事に関してホロスコープから読めること

なっちさんのホロスコープは「共同体」や「ルーツ」といったキーワードが繰り返し出てきます。金星が役割や労働を表す場にあること、そのシンボルも商売をイメージさせるものだったことから、このキーワード(家族、血筋、伝統、居場所)はなっちさんのお仕事にも強く影響を与えるものだと思います。
驚いたのは労働を表す場を表すシンボルが「先祖の井戸にいるサマリアの女」で、またまたルーツや伝統に関するものでした。


お金や収入について表している場に天体が入っていないのと、シンボルが「太った少年が、優雅な郊外の通りに面した自分の家の芝生を刈っている」なのを見ると、富を手にするためにあくせく働く印象はありません。労働を表す場にヨロコビの金星があるので、お仕事に楽しみを見出すのは上手なんじゃないかなぁと思います。

 

ただ、富を手にすることに関して隠れた(自覚しにくい)野心は、ありそうです(笑)
なっちさんのホロスコープで唯一「隠されている星座サイン(インターセプト)」があるのですが、それが山羊座です。山羊座はステータス(確実な成果)や積み上げるチカラを表します。つまり野心。その野心が隠れているのが、収入や所有物、手に入れる富を表す分野です。

 

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継承したり譲られたり、もらい運が強そうなので、この自力で稼ごうという野心はあまり意識の上にのぼってこないかもしれませんね。

 

もひとつ小さな三角形

社会的地位や結果を表す場に、天王星冥王星、ふたつの天体が入っています。天王星は「革新」「独立」「自由」を表します。近いものと離れ、遠いものと繋がるエネルギーなので、ITやテクノロジーにも縁があります。

 

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もうひとつの冥王星は根本をひっくり返すような徹底的なチカラを表します。破壊と蘇生、0か100かのインパクトがあるロシアンルーレット的なインパクトのある星です。

 

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どちらも個人の力の及ばない大きなチカラですが、なっちさんはそれを味方につける「運」があります。

 

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というのも、冥王星天王星を頂点に小さな三角形がつくられているからです。

 

この三角形を構成する4つの星が個人のチカラが及ばない大きな影響力を表す星だということ、支えているのが「見えない世界」と「表立って見えない深い結びつき」の2つの分野だということなので、ご先祖様や霊的な存在からのサポートが強いのかもしれませんね。

 


この「見えない世界」からのサポートを受けているのが、宇宙からなっちさんに贈られたギフト、エネルギー循環装置でもあります。そしてこれをぐるぐる回すポイントが、水星でした。


水星は知性、情報、コミュニケーションなど、「行き来する動き」や「言葉(思考)」の働きのことです。シンボルは「贅をつくした家の書斎で本を読む来客たち」でしたね。そして水星の働きが活かされる分野が「深い結びつき」「特別な関係」「上辺ではない本質的な部分」です。

この分野をより具体的にイメージするなら、結婚相手や会員制の閉じた空間、性や生死に関すること、タブー視されるテーマなどです。信仰や宗教も当てはまります。血縁や先祖から継承されてきたものもそうです。人の「影」とされる部分、目をそらされる部分でもあります。

 

そういった「影」を受け入れ、自分一人では見えなかった世界に触れ、そして新しい可能性に目を向ける。なっちさんのタマシイがこの一生を通して叶えたいと切望していることを、宇宙は全力で応援しています。そんなメッセージを感じるホロスコープでした。

 

 

Star

 

以上、プレゼント交換企画にご応募ありがとうございました☆彡リーディング結果、楽しんでいただけたら嬉しいです(^ω^)♪