【公開(一部)リーディング☆彡】空と海の王者アルバトロス

ワークショップの資料作りに苦戦してます。一部分だけをピックアップってのが、やっぱりムツカシイ。

 

個人の出生図リーディングが楽しくて(笑)一枚の円盤から、こんなにも色鮮やかな物語が流れ出てくるのか・・・!!と感動しきりで。

 

今回、掲載OKいただいたみなみさんの出生図リーディング。(今ははてブロからnoteに移行されてます!)

 

 

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今回は特に「教科書通りの解釈だと全体像が見えてこない」いいケースだと思ったので、星読み好きのみなさまとリーディングプロセスを共有できたら!ということで掲載許可いただきました~!(ありがとうございます☆)

 

アセンダント×太陽合は目立つのか?

 

 

アセンダントは闇夜(12ハウス)とお日様が照らす朝(1ハウス)の境目、日の出の瞬間です。

Sunrise

 

⻄洋のことわざに「The darkest hour is always just before the dawn(夜明け前がいちばん暗い)」というものがあります。物理的には、夜明け前はすでに日光がにじみ出てきて明るいのですが。


12ハウスはまだ暗闇、羊水の中だとするなら、1ハウスは光に全てをさらけ出す誕生。そしてアセンダントは産声をあげる瞬間

 

みなみさんの太陽は、アセンダントと誤差1度と言うほんの一瞬手前の12ハウスにあります。産声が響き渡る直線、その瞬間に吸いこむひと息分の沈黙、「なによりも静かな沈黙(暗闇)」の中に太陽を持っています


太陽が示すものはなにか、といいますと、目(芽)を向ける方向です。単純に「性格」や「キャラクター」で表せるものではない、と私は思っています。

アセンダントは姿が明らかになるポイントなので、太陽とアセンダントが重なる人はその人の方向性や生き方がまぁ目立つ、という解釈になるのですが・・・みなみさんの場合はちょっと違うかもな、と。


いや、目立つは目立つのかもしれない。でも「丸見え∼」「いやん、あからさま∼」で目立つのとは違って、表面的には何か分からない秘めた雰囲気を見出されてしまう、って感じでしょうか。

 

 

ちなみに私もアセンダント×太陽合ですが、太陽は1ハウス。おそらく教科書通り「目立つ」「目につく」方なんだと思います。1ハウスに天体集中した色物キャラだし。。。(笑)

 

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でも、アセンダント近辺、1ハウス近辺の「自分像」ってのは自覚しづらい。自分の目が自分じゃ見えないように、Ascは鏡(Dsc)を通して自分を見ないといけない。

太陽がここにあるワレワレ(勝手に一緒のガワにいる・笑)は、自分らしさがイマイチ自覚しにくいのかもしれないなぁ、と。特にみなみさんの場合は太陽12ハウスで隠れちゃってるもんだから。

 

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そしてみなみさんの太陽の鏡の位置にあるのが、木星

木星の「もっと!もっと!もっと!」と拡大膨張していくエネルギーが、6ハウスにある。6ハウスはお仕事や誰かの役に立つこと蟹座だから一体化を求める、どこかに所属することで自分の居場所を確保する性質があります。

 

自分じゃ見えない「自分の魅力」を、仕事を通して居場所を確保することで得ようとする、なんてこともありそうです。あ、乙女座に月と土星があるから、結構仕事がこなせる人なんでしょう!

 

教科書通りの解釈が上手くいかない例

お渡ししているリーディングはこんなかんじの・・・

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PDFでまとめてます。毎度毎度、ボリュームがスゴイ(笑)


リーディングしてていつも「依頼人をこんなにイジッて失礼じゃないだろうか・・」という気がせんでもないんですが、そこはもう、仕方ないです。好き勝手書いてます(笑)

 

過去の公開リーディングも、結構イジッテマスが。

ふざけてるんじゃなく、真剣に、楽しんでます。キリッ

 

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そしていつも、ひとりで読みながら感動・・・!!

 

『物語は、鎮魂』なんだな、と肌で心でタマシイで感じる今日この頃です。占星術は私にとって、今を生きている自分に向けた鎮魂の儀式なんだな、と。

 

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さてご覧のとおり、みなみさんのホロスコープは上半分に天体集中型。

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上半分(地表)は社会的なフィールド、下半分(地下)はプライベートな空間、というのがセオリー。なのでそこだけ「意味」を引っ張ってくるとですね、「ガンガン外の社会に活躍の場がある」というリーディングになるわけです。

 

んがッ!しかし!

地表のハウス7~12ハウスのうち、8ハウスと12ハウスは人目に付かない領域なんです。そこに個人天体が結構集まってる。だから人前に出てバンバン活動するのが向いてますよ、とは言えない。(むしろ逆)

 

あと、アスペクトとかサインの度数とかで、やっぱり変わってしまう。ホロスコープは情報量が多い分、全体像からストーリーを繋げるってのがやっぱりダイジなんだと思う。

 

みなみさんの物語の骨格

私はAsc(タマシイのスタート地点)からMC(今世目指している世界観)までの道のりを最初に読んでます。

 

みなみさんは山羊座Asc「私有地を彩る鮮やかな羽の色をしたキジの群れ」から始まり、蠍座MC「街の通りを走る、混雑した観光バス」に至るプランをお持ちでした。

 

MCは蠍座、シンボルは「街の通りを走る、混雑した観光バス」です。私有地から一転、外に出ましたね。

しかもぎゅうぎゅうずめのバスに乗って、ヒトの暮らしを眺めているときたもんだ!

 

観光バスなので、見て回ることが目的です。それも世界遺産の絶景や秘境といった類ではなく、日々の暮らしが営まれる街の様子。

 

バスから見える景色だけでなく、バスの中に押し込められた観光客同士のごった煮状態もまた味わいたいポイントなんでしょうね。

 

MCのルーラー冥王星から、MCに働きかけるキーワードを読みます。観光バスのイメージが面白かったので、ツアーガイドとして読んでみました。

 

冥王星のツアーガイドって、キョーレツ(笑) 

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冥王星は9ハウスにいます。9ハウスのキーワードは「探求」。冥王星はエグいくらいに深い層に食い込むエネルギーです。


日常生活を深い感動を持って再発見(探求)する観光ルート。そんなイメージでしょうか。


みなみさんの9ハウスは乙女座風を装った天秤座スタイル(※)ですので、日常の細々としたルーチン、仕事を通して、私は誰かのために働いている・・・と見せかけて、本当は自分がいちばん良いポジションを取れるように上手く頭を使うことになるでしょう。そうは見えない、ってところがミソです。


人に合わせて動いているようで、その実冷静に状況を判断する。華麗なる、策士!この技を磨くことが、今世の目指すポイントMCに至る道のりです。


「ハイクラスで保護された豊かさ」を持つみなみさんのタマシイは「日常生活や日々の暮らしを、一歩さがった視点で見つめることで得られる深い洞察や感動」を求めています。


そのために向ける目(芽)の方向性、今世学ぶべきテーマが太陽の表すキーワードです。

 

(※)9ハウスがインターセプトでした。

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で、ようやっと太陽のリーディングに入る・・・かと思いきや、冥王星アスペクトも面白かったのでそれを先に読みました。

ツアーガイドさんイチオシのオプショナルツアー(アスペクト)です。

 

ブログなので各項目の説明は省いてざっくりどんなものがあったかというと・・・

太陽とのアスペクト以外は、アスペクトの強さ的に「オプション」程度ではあれど、物語を面白くするためには結構ダイジな要素なんじゃないかな、という内容でした。

 

太陽もまたイレギュラー(読み手にとって)

はいさい、太陽出ました。これまた「自分を輝かせるアピールポイント!!キラキラ!!」といった太陽のイメージとちょっと違ってて。

 

もっと穏やかそうかな。穏やか、じゃなくて穏やか「そう」。

 

太陽は山羊座でシンボルは「船員の手から餌をもらうアホウドリ」。どうも、したたかなんです。(笑)12ハウスに隠れてますからね、ギリギリ隠れてます。んで、おいしいところはちゃんともらっていく。このスキル(生き方)を磨くのが、誰が何と言おうと、みなみさんが一番美しく人生を切り開く方向性です。


もし、頼ったりもらったり依存したり、がお嫌いなら、もったいない。8ハウスに月と土星があるので、もしかしたら甘えベタかな?もらい運は充分にあるので、その時に「弱みを握られる」と思わずに主導権を握ったまま自分の欲しいものを手に入れられるようになりましょう。


アホウドリは日本語だとこんな名前ですが、優雅なる海原の王者Albatross(アルバトロス)す。

みなみさんは、船乗りのペットには、決してならない。絶対に。それなのにゆったりとおおらかで(世界最大級の鳥ですから!)とっても平和的(その穏やかな性質ゆえに絶滅危惧種になったわけですが・・・)。

 


私、albatross大好きなんですよ。絵にもよく描いてた。

 

優雅なる、空と海の王者。

 


Owl City- Hello Seattle.

この歌にも出てくるよ。

 

強調されているポイントを読む

で、今回は細々とした各天体の項目を読むのではなく、強調されているポイントから芋づるリレーのように順繰りリーディングしていきました。

 

するとあら不思議、共通するキーワード、物語が立ち上がってくる。

12ハウスはカスプのキーワード、そして6ハウスとの繋がりが出てました。

 

あと、キロン。 ちょうど気になっていた天体。

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キロンは「傷・癒し」というキーワードを持つ惑星。

 

タマシイレベルでの傷、トラウマと読んだり、ヒーラー(癒し手)の能力を発揮できる分野として読んだりするらしい。

 

ここから私の自説なんだけども。

キロンは「魂の傷」というより、「魂の裂け目」なんじゃないかと。肉体とか物理的なもんじゃないよってことであえて魂とつけてるけど。

 

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地下の根本、ICの真上にキロンがコンジャンクション(合)。地下にぽつねんと残っているだけでも目立つのに、もうココヤデ!!!と言わんばかりの位置取り。

 

甘えよ、さらば与えられん。

 

なににウルッときたかって、他の天体たちとの結びつきが優しいのよ。きっと、癒し癒される人なんだわ、みなみさんは。(私も癒された)

 

たより上手に、甘え上手に、それでも自分の主導権は自分から手放さない。海と空の王者、アルバトロス。

 

こんな感じで、ホロスコープに描きこまれた宇宙からのギフト、読んでます☆

 

 人生って、なんてユカイでウツクシイ物語なんだ!!

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さて、今からうっかり食い逃げしてしまったお店に代金を返しに行ってきます。(店長さんに連絡済み)

 

ほんま、せっかちな月ふたご座!!