こないだワークショップで紹介してもらったフラワーエッセンスについて、調べてみたことをメモメモ!
フラワーエッセンスって、「お花の波動を転写した水」とかキューキョクにアヤシイ説明がされるブツなんだけど、私が自分の捉えたイメージを言い換えるなら、それぞれの植物が持っている「テーマ」を、言語を介さない「情報」として自分に向けるひとつの方法論。
え?余計ややこしい?
一見関係のないふたつの「特徴」から、大きな「特徴の共通点」を見つけ出すこと。ビジネスの成功も、お悩みや問題解決も、こういう小さな「共通点の発見」からビッグバンしてるでしょ。ニュートンのリンゴとか。
その発見の積み重ねが科学の進歩で、文明の発展でもある。
フラワーエッセンスは植物の持つ「特徴」から、それぞれに人間のお悩みに対する「テーマ」を見出したもの。
問題ってのは、何が問題なのか分かった時点でほぼ解決してる。っていうじゃない。言わないっけ??
困りごとやお悩み、解決したい問題ってのは、渦中にいる間は同じところをグルグル回っちゃうもんなんだけど、ちょっと一歩下がって全体像を把握してみると(客観的に見る、次元を上げる、視点を切り替える、とかいうアレ)「なんだそういうことか」って出口が見えたりする。
迷路って、迷路の中を歩いてるとおそろしく混乱するけど、上から見たら出口見えるじゃん。そういう視点の切り替え。
自分と同じサイズだから先が見えないんであって、自分と問題とのサイズ比を変えて見ればイイんです!ってことで、目に見えている外の「相似形」としてお花や植物から問題の全体像を教えてもらおうっての。
自然から学ぶ。ともいう。
我々の直面する重要な問題は、その問題をつくったときと同じ考えのレベル(視点・次元)で解決することはできない。
次元を変えようぜ、ってハナシ。
ここまではコッチ側の視点(ニンゲン的活用方法)なんだけどね。
アッチ(自然)側の視点でいうと、これまた面白くって。やっぱり「波動」とか「リズム」って言葉がいちばんフィットしちゃうんだよね。アヤシイんだけど。
スクレランサス(Scleranthus)
シバツメクサ(芝爪草)
エッセンスで示されるテーマは〈決断力〉。
花びらなのかガクなのかわからんちっちゃな緑の見てくれと、枝分かれして地面を這う性質から「揺れ動く優柔不断さ」がピックアップされたそうです。
で、優柔不断に悩む人がこのエッセンスをつかって〈決断力〉を呼び覚まそう(取り戻そう)ってのがこの世界で言う「ヒーリング」とか「期待する効果」ってやつ。
え?優柔不断な人が優柔不断なテーマを持つ草のエネルギーを取るの??ってのがフラワーエッセンスに対する私の最初の疑問。
で、この疑問に対する自分なりの仮説がふたつ。
ひとつは、さっきの迷路の例え。ミクロの相似形を見る(情報として仕入れる)ことで、問題の全体像を掴むことができるから。
迷路の外から、迷路の全体像と、その中でウロウロしてる自分の位置がわかる。頭で(意識的に)わからなくても、無意識の領域でその情報をインストールしてるのかも。
エッセンスはインフォメーションセンター。
ほしいものがあって、インフォメーションに行ってそこで情報がもらえても、そこから先ほしいもののところへ向かうのは自分。
もうひとつは、対になる特徴ってのは同じベクトル(線)上にあるから。
さとうみつろうさんのSF小説でも「ニンゲンの法則」みたいな感じでカテゴライズされてたけど、真逆の性質って表裏一体なの。
例えば、人の上に立ちたがるコントロール欲求が強いヤツって、裏の顔は依存心が強い面倒くさがりだったり・・・
正義感の強いおりこうさんは、悪いことわざとやっちゃうヤンキー気質も併せ持ってて・・・
えええ、反対じゃん!って思うかもしれないけど、いやいや確かに同時にあるんだよ。
モロに自己啓発系だと、こういう本で言ってる「人間関係のバランス」もそういうハナシだった気がする。
有名な本だから要約動画もたくさんあるよ。
私はこれ読んで「占星術のエレメントやん!!!」って思ったんだけどそれまだブログでまとめてなかったっけ???めちゃくちゃ占星術ネタで書けそうな内容やったよ。
あ、そうそう、それで優柔不断さと決断力は同じ線上にあるってハナシ。
線上のどのあたりに自分を位置づけるか、で出方(見え方、行動の選択、現実)が変わるだけ。
バランスの取れた意思決定、決断力
☆判断や意見が振り子のように変わりやすい人に
☆また気分にムラが多かったり、人付き合いがうまくいっているかと思うとすぐ仲たがいしたりする傾向がある人に
☆バランスの取れた最終的な意思決定を素早く行うことができる為に
-エッセンスのカタログに記載されているスクレランサスの説明より
ちなみに私は「引っ越しのお片付けに、断捨離に、スパスパ判断して掃除がはかどるからイイよー!」とオススメしてもらいました〜
物理的な片付けもそうやけど、情報の断捨離やな!!!YouTube中毒どーにかせにゃならん…(笑)
草の辞典にはシバツメクサは無かったけど…シロツメクサ、アカツメクサ、コメツブツメクサ、ノハラツメクサが載ってたよ!
アカツメクサとコメツブツメクサ(シャムロック)は北欧のあの国々の国花なんだって!(さあ、どこでしょう?)
ウォールナット(Walnut)
しがらみからの脱却
☆決断が必要な時期がきていることを感じるが、過去のしがらみ等にひっかかったり、他人の影響を受けたりしてなかなか最終的な決断を下せないときに
☆自分自身に素直に、迷わず人生・キャリアにとって真に必要な目標を追求していくために
クルミ!大好き!昔、頭が良くなると聞いて一生懸命ボリボリ食べてたよ。台湾のナッツ屋さんで袋いっぱいに買ってさ。
フラワーエッセンス的視点の説明だと、環境の変化に「自分を馴染ませていく」感じだった。スクレランサスみたいにスパスパ切るイメージとちょっと違ってて。
固い殻のイメージがあるからかな。守りの強さを感じるぜ!その固さが「固定観念」「しがらみに囚われる」って状態にもなりうる。
同じような決断というテーマでも、スクレランサスはタロットで言うならソード、占星術なら風エレメントの印象で、クルミはやっぱり地エレメントでペンタクルかな?!
スクレランサスなんてまさにソードの2。思考(風)で切り分ける、二者択一。決断、そしてジレンマ。
クルミは外の変化にどう対応するか、自分の固さにどう向き合うか、ってのがテーマの中心だろうか。頑固さや固執と言えばペンタクルの4かなぁ。
りすさん。めちゃくちゃかわいい。
ウォールナットはこの本にも出てるのだ。
クルミにまつわる植物的な特徴、歴史、人との関わり、文化的な側面や神話、薬草学とか漢方、アーユルヴェーダ、もちろんエッセンス的なハナシも盛りだくさん!!!
面白かったのが、古代ギリシャ人と、彼らよりもっと古いルーツを持つ古代ペラスギ(ペラスゴイ)人のハナシ!
古代ギリシャ人はクルミをCaryonカリオンって読んでたんだけど、その元となったのが古代ペラスギ人の女神Carカール。女神の名前はcara(頭とか木のてっぺんって意味の言葉)が語源なんだって。
ギリシャの伝説にディオン王と3人の娘の物語があって、娘の一人の名前がCaryaカリヤ(クルミの木、クルミの精霊)だったそうな。王は予言の力が欲しくて、神に頼んだ。アポロ神はそれを叶えてくれたんだけど、色々あって(!)カリヤは死んじゃった。そりゃあんまりだ、とディオニュソス神はカリヤをくるみの木に変えてあげました。…ってハナシ。
ディオニュソス神って、豊穣と酒の神様だって。アポロといえば太陽神だね。どういう意味が込められてる配役なのかな〜
で、カリヤの訃報を伝えたのがカリヤの友達、女神アルテミス。月とか夜の女神だっけか?彼女の神殿に捧げられたのが、クルミの木で掘られた女性像(カリヤティッド)。ギリシャ建築の女性柱がカリヤティッドっていうのはそのため。
豊穣の女神アルテミスと関連付けて、クルミは愛や多産のシンボルになったんじゃないかなって説も。
ちなみに古代ペラスギ人の女神カールは、古代ローマ人からはカルメンタって呼ばれてたそうで。ラテン語で神聖な歌、神のお告げを意味するカルメンと、明らかにするものという意味のマンテ、でカルメンタ。
そのうち社会的な変化でもって、女<男 の価値観が神話にも反映されたわけで、女神カールの木の実と言われて大切にされていたクルミは、ローマの主神ユピテルの木の実ってことになる。
ユピテル!!
Jupiter(木星)の語源ユピテル!明日は木星ワークショップだから「おおー!!!」ってなった(☆▽☆)そんなわけでクルミの占星術に対応する天体は、木星!
明日は木星ネタでわいわいお喋りできるといいな〜〜
資料も完成!クリスマスぱーちぃ風に(笑)