成虫カイコ(蚕)が天使すぎて身もだえする。
絹糸のまゆも神秘的だし、純白ふわふわのボディにぷりんとしたお尻、櫛のような触覚にモモンガのような真っ黒いおめめ・・・まさに天に遣わされた虫だわ。
博識のせんせが、「妖精や天使は蟲」って言ってたの思い出した。擬人化された蟲。
それにしても蚕蛾は美しいけど、かなしい。
絹糸のために幼虫は茹でられてしまうし、成虫になっても飲まず食わずで10日ほどの寿命。かといってもう野生では生きられない、ニンゲンと共依存の種族だそうな。
愛(かな)しい。。。
そういえば以前、占いのお礼にとインドの野生蚕のシルクショールをいただいたことを思い出した。オーナー、お元気かしら。
石の買い付け、旅のハナシ、また聞きたいなぁ。
石と言えばこないだの【星の読書会】で隕石のハナシを聞いて、むくむくと「鉱物ほすぃい!!!」と気持ちが高ぶっておりました。
ひきこもりにも飽きてきたもんで、一か月ぶり?MRTに乗ってお出かけ。シンガポールで有名らしい、ミネラルショップストリート。ずぅら~~って石が。。。選択肢が3つ以上だと選べなくなる意志薄弱のワタシは、めまいがして店の前をちょろっと歩いただけで帰ってきました(笑)
あんだけ大量にプラスチックケースに入れて並べてあると、ただの石(!)にしか見えない。やっぱり、希少感がニンゲンの物欲を刺激するんだな~。ちょっとおしゃれなお店でダイジそうに飾ってあると「ほすぃい!」ってなるもん(笑)
ほいで、鉱物のことはけろっと忘れて本三昧。
実用書をゴリゴリよんで、疲れ果てて、英気を養おうとダウンロードした小説がこちら。読んでみたら短編エッセイ集?だった。
『高丘親王航海記 (文春文庫)』 の作者さま!!
親王はなにかを求めて、ひたすら足をうごかしていた。
なにを求めているのか、なにをさがしているのか、自分でもよく分らないようなところがあった。そしてつらつら考えてみると、自分の一生はどうやら、このなにかを求めて足をうごかしていることの連続のような気がしないでもなかった。
どこまで行ったら終るのか。なにを見つけたら最後の満足をうるのか。しかしそう思いながらも、その一方では、自分の求めているもの、さがしているものはすべて、あらかじめ分っているような気がするのも事実であった。
なにが見つかっても、少しもおどろきはしなかろうという気持ちが自分にあり、やっぱりそうだったのか。すべてはこの一言の中に吸収されてしまいそうな予感がした。
ときどき無性に読みたくなる、紙でほしい本。
(日本に帰ったら即買いたい)
高丘親王航海記は漫画も出てるんだよねー!
不気味で静けさと美しさというか、幻想的でリアルなおもしろさとか、すごくシンプルな描写で表現している漫画。原作のある漫画って、たいていガッカリしちゃうんだけど、これは原作も漫画もどっちも好き。
そいで澁澤龍彦せんせのエッセイ集『胡桃の中の世界 澁澤龍彦コレクション (河出文庫)』まだ最初の章しか読んでないんだけど・・・
それが、なんと、鉱物(石)のハナシ。
思うに、石のもつそれ自身の美しさ、それ自身で完結し、もうこれ以上手を加える必要の全くない美しさには、芸術作品のあたえる感動などよりもはるかに以前の、人間の心に直接に触れる、原初の喜びに近いものがあるにちがいない。
当り前といえば当り前の話であるが、石は作品ではないのである。石は芸術の対象ではなくて、おそらく魔術の対象なのである。
蚕のハナシから、石シンクロへ。石シンクロまだあるぞ。
今朝、息子が取り出してきたのがこれ。
昨日ダッディに買ってもらったらしい。
くりすたるぅぅぅーーー
部屋にゴロッと設置できる石がほすぃい。
ひんやりゴツゴツした触り心地を愛でたい。(笑)
ゴツッとした「大地感」あふるるやつが好みなんですが、どんなものがあるでしょか。あんまり磨きこまれたり加工されてるヤツって好きじゃないのよね。おもちゃみたいで。
ブレスレットとかペンダントになってない、鉱物!って感じのんあるかなぁ。でもあんまりにも掘り出した鉱物的なのんは息子の拾ってくる石ころと見分けがつかなくなるし、それなりに存在感のある形状がえぇなぁ。
頭の中で理想の石化ブツを夢想・・・
してたら、クリスタル栽培キットと一緒に買ったらしい箱から「恐竜のうんこの化石」が出てきた。うんこ・・・・いや、化石ロマン大好きだけどさ。うんこて。
うんこて。