映画を占星術で見てみる!!!

いつのまにかNETFLIXが解約されてDisney+に乗り換えられていた。そうかそうか、ということで早速何作品か楽しませてもらったぞ!!

 

Raya and the last Dragon(ラーヤと龍の王国)

テーマがびゅーちふるで期待したんだけど、、、ううむ、物足りん!!!!東南アジアんな舞台と、各キャラクターの衣装はかなりステキ。

主人公のライバルの国(アフリカ系がモデルかな?)の髪型とファッションがかっちょよかった。アフリカンもいいねぇ。

 

世界観の割にストーリーがすごく「簡単」だったのがガッカリポイント。敵として出会って簡単に仲間になっちゃう、簡単に信頼し合えちゃう(命を懸けられるくらい)、簡単に解決しちゃう。え、え、いいの・・・??もう解決なの?このキャラ設定ずるすぎじゃない?(バブバブの赤ちゃんが最強の身体能力)って思っちゃったよ。

 

あと、「信じあうことがダイジなの」「絆が奇跡を生むの」って説教臭いアニメだった。

 

Mulan(ムーラン)

ムーラン実写版は、アレンジがイカシてたぜ!!!クリスティーナ・アギレラの歌がかっちょいいから、見たいなぁって思ってたの。 

 


www.youtube.com

 

ディズニーのもともとのムーランは男尊女卑すさまじいチャイナって感じでディズニーの東洋観が表現されてましたが(笑)その辺うまく、現代でも残ってる「女に生まれたこと、社会での役割に対するワダカマリ」に重ねてストーリーが展開してると思うの。

 

ツッコミどころはエンペラー(皇帝)に対する扱いの酷さ(笑)

えええ、天子がそんな少人数の兵を連れて、しかも先陣切って戦に出ます?!!!ってところと、ロープで縛られてブラーんって闘いを見てるところ。いや、強いんだけどね。。

 

王の中の王、天の子たるポジションなのに。。。

ムーランが刀身抜いたまま玉座の間に走りこんでくるのもありえない。サムライは刀に手を添えることとか、刃先の向きとかで「敵意がないことを示すふるまい」があるんだけど、中国はないのか?ないこたぁないだろう。

 

細かいけど、絶対的立場(権力の象徴)をあえてそういうふうに描いてるのかな、と思うとオモシロイ。ただの強くてエライオッサンやん、みたいな演出。

オリジナルのアニメは父親もどっぷり男尊女卑で、ラストも結局「実家に戻って、家庭を持つ」みたいなハッピーエンドだった気がするんだけど、映画版は違ったね。これまた、社会の価値観を写し出す映画ならではのオモシロサ。

 

お父さんはムーランの強さを認めてるし、誇りに思ってるけど、「社会的にやむなし」って感じで「収まるべきところに収まれ」と言ってる。この俳優さん、なんかすごい見たことある(どこかの社長?政治家?)顔なんだけど、とっても愛情深いお父さんを演じててステキだった。

 

悪役のドンは迫力ある笑い飯だった。


www.youtube.com

ごつい西田さんにしか見えなかった。

 

オリジナルのアニメムーランは、少数民族に対する描き方もんまーーー差別的な演出で賛否両論だったみたいだけど、悪役は悪役でかっちょよかったよ!

あの、馬に後ろ向きに騎乗するシーンは合成なのかな・・・

 

ディズニー映画だから、戦がメインの舞台でも血ぶっしゃー!みたいなのはなく、バッタバッタと敵が倒れていきます。グロいの苦手な人でも安心して見れる戦映画です。

私はかっちょいいアクション大好きだけど、人殺しはやっぱり気分悪くなることを再確認したから、こういうテーマの映画は今後あんまり見ないかも。簡単に人が人の命を奪うハナシ。

 

ムーラン、戦を知らない女の子で戦の直前は恐怖で震えていたのに、実際戦いの場で相手をブスッとやっちまってもひとつも顔色変えないのがオソロシイ(笑)実際戦の現場って、人を人として見ていないからあんなことできるんだろうけど。

 

ほんまに、ちょっと手ごわい虫を殺すのと同じ感覚でバッタバッタと。

なんなら、血ぶっしゃー!のほうが「痛み」を感じれていいのかもしれない。。。

 

そうそう、今回オリジナルと大きく違ったのは、敵の魔女!!

もうひとりの主役だな。主人公の影(シャドウ)、社会の影でもあるのかな。今回キーワードのひとつになってるフェニックス(不死鳥)との対比として見てもオモシロイ。モンゴルだから鷹なんだろうけど、他の鳥が良かったな(笑)

 

占星術ファンのみなさまは、

★火星(自分の力を現すチカラ)×土星(社会的な制限)の葛藤に向き合う

★バーテックス(社会の中で求められるふるまい、立場)が8ハウス(変容する)

★11ハウス(仲間の存在)に太陽(本当の自分らしさを表現する)

として鑑賞してみてくださいまし☆彡

 

Brave(メリダとおそろしの森

明らかに邦題間違えてるだろ、な作品。主人公がそんなに「かわいくない」(バえない)ところも、食わず嫌いされそうな映画。でも見たらすごくよかった♡♡

 


www.youtube.com

 

これ、小説書くためにケルト文化のイメージをふくらませたくて見たの。スコットランドの舞台とか、陽気でおおらかな雰囲気だとかが、すごく気持ちいい!ケルトチックな音楽、BGMがイイよ!!

 

ストーリーは、Mulanとちょっと被るのが「自分のポジション(女)」ってテーマかな。それを母と娘の関係で描いているから、そのテーマがより立体的に感じられる。

 

原題はBrave(勇気)。何の勇気かって、敵と戦うことでもないし、強い立場に歯向かうことでもないし、ひとりで何かを成し遂げようってことでもない。

 

運命は、

自分の意志では変えられないと言う人もいる。 
「運命は自分のものではない」と。 

でも、私は知っている。  


運命は、私たちの中にある。 


それを見つめる勇気を持てばいいだけだ。

 

ムーランの「Brave(勇気)」とまた違う。

レビューを見ると「自分の失敗を受け入れる勇気」とか「自分の置かれた状況や生まれ持ったものをそのままに見つめる勇気」とか色んな勇気として受け止めてる人がいて、とってもオモシロイ。

 

この作品を通してどんな「勇気」を見出したか、あなたに見えたものも教えてほしい!!(映画見た人、LINEして!!笑)

友だち追加

 

私は、全く違う意見(価値観)を「ひとまず受け止める(聴く)」勇気かな、って思ったよ。母娘の対立シーンで、どっちもが相手に対して「私の話を聴いてくれたら」って言ってるのが印象的だった。

 

それから、「自分の物語を自分で語る」勇気

部族が対立したときに、メリダがみんなに語り掛けたこと。これがきっかけで母と和解できたシーン。ここ、お母さん早く逃げろよ、ってツッコミたくなったけど(笑)

 

starship.hateblo.jp

 

心理学的に言えば、グレートマザーの元型を親と子がそれぞれ乗り越えるストーリーをファンタジー要素織り込んで描いた映画でした!!

starship.hateblo.jp

 

他者に、社会に、時代に、環境に、自分以外の誰かや何かが手渡してくる「私らしさ」。時に押しつけと感じたり、ありがた迷惑な親切だったりするソレ。

バーテックスとかね。

starship.hateblo.jp

 

そこにどう向き合うか?

どんなギャップを感じて、何を選択して、その先に何を求めるのか?

 

改めてそんなこと考えろって言われてももんやりとしかイメージできないけどさ、ムーランとかメリダを通して、「私ならどうする?」を感じる(答えは出なくてもイイ)ことが、そのヒントになると思うんだ!

 

starship.hateblo.jp

 

そうだな、Braveは・・・

★MC(10ハウス)×月(子どもっぽさ、素直な振る舞い)の折り合いのつけ方

★月(母)×太陽(自分らしさ)の葛藤

★乙女座(完ぺき主義な母)×牡羊座(ワイルドな娘)の衝突

って視点で見てみたらオモシロイかな☆彡

 

今回占星術レビューしたのは、RayaとMulan、それからBraveでした☆彡あ、Rayaは占星術コメントしてなかった。まあいいや。

ひとつわかったのは「これがイイ」って道徳の教科書みたいにストレートにメッセージをにおわせたり、それを肯定するために何もかもが上手くいっちゃうと、お話はつまんなくなるってこと。

 

占星術コメントしてほしい映画あったら、教えてね☆彡

starship.hateblo.jp

 

公式LINE

友だち追加