ずずーーーぅん
ホルストの火星がカッコヨイ。昨夜は火星を聴きながら、来週の火星WSの資料をせっせとまとめておりました。いつも直前ギリギリまで悩むんだよね。。。
そうそう!ブログのレイアウトを少し変えたんだ。PC表示しか変わらないんだけどね、ブログの看板がカッコヨク作れたと私はご満悦なのです。
『熱帯』に出会ったと書いたのはもう12日前になるのか!
そこからごりごりとオモシロイことが多々。
もちろん「ポジティブ」な出来事だなんて口が裂けても言えない辛いことも含めて。この世界のすべてが伏線なんです、ってこのことか、と圧倒されておりました。
本に呼び止められ・・・
大学の寮仲間4人のニックネームを繋げて、【松尾芭蕉子+梅】というユニット名を名乗ったこともあったな(笑)あの頃からふざけたブログを書いてきて、今に至る。
女武者、巴御前と、その生涯を自分に重ねわせる尼の智月、松尾芭蕉の物語。
(ん、月・・・?!)
松尾芭蕉の歌といえば蛙飛び込む水の音。
昨日のブログの一番最後の一行が
星の読書会は「水鏡」。蛙飛び込む水の音。。。
だったな!
そうそう、ブログで紹介しようしようと思っていたのにどうしてもできなかったSFの短編集、ケン・リュウの『紙の動物園』の中でも芭蕉の歌が出てきた・・・!!
やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声
『もののあはれ』ってタイトルの短編小説。
これは・・・宇宙のハナシ。
しかもこのストーリー、私英語で読んだことある!!と思い出した。英会話サークルで課題として取り上げられてたの。10年くらい前?
本のタイトルになってる『紙の動物園』は、短編集の中のひとつ。折り紙のトラさんが出てくるよ。
トラね、トラ!2022年だね!
近藤ようこせんせの漫画『五色の舟』だと、人面牛だった妖怪の「くだん」。タイムラインを乗り換える装置として登場する。私は人面虎のくだんに乗ったのかな(笑)
『紙の動物園』はどれも短いのに世界観の奥行きが・・・もう宇宙レベルにすごいスケールで広がっていく。宇宙系SFばっかりじゃないんだけども、どれもこれも、衝撃なの。
「宇宙に出た地球人類」だったり「異国に移民した親のルーツを持つ子ども」だったり「転校生」だったり「地下のトンネルで働く作業員」だったり、いろんな視点・立場・背景で描かれているそれぞれの独立した物語。
そういう世界Bから世界Cに、それから世界Pに潜って(物語を読んでいる状態)今いる世界A(現実)に戻ってくるその往復運動が、ものすごい有酸素運動になった気がする。
いや、全然息苦しさとか疲れは感じないんだけど。
血の巡りが活性化されるような。
「ここには本当に私の居場所はあるんだろうか」っていうぼやっとした不安とか、「あの人と私は見ている世界が違う」一抹の寂しさとか、そういう誰もがふと感じる「異文化に触れた瞬間」を言語化してくれるのかも。
それで、自分の中の「異文化との折り合いのつけ方」を再構築していく。無意識に。
お!外部の異質なものと自分の内部が触れるポイント・・・これ、火星案件だな!!!
斎藤孝せんせがこう言ってたのを思い出す。
精神の強さは、自分の内側に蓄積されている言葉の量と質に深くかかわっている
思考の糧にできる言葉をたくさん蓄えてあれば、自分の心の支柱をたくさん擁していることになる。
そういう「質感のある言葉」ってやつが、心の繊維になるんでないかな、と思う。この表現は臨床哲学者の鷲田清一せんせが使ってたの。すてきだなぁ。
しなやかで美しい心の繊維を、生きているあいだにたっぷり集めたいな!!
いまは大量情報化の時代です。クラウド技術が発達し、情報は外に置いておいて、必要なときに引き出せばいいという考え方が浸透してきています。確かに情報整理にはそのほうが便利です。
けれども、言葉を自分のものにしようと思うならば、情報扱いして外に置いていてはダメです。やはり自分の“裡(うち)”に入れること。自分の中にあるからこそ、自分とその言葉が一体化して、自分が豊かになる。自分の中にあるからこそ、遊び道具になり、心の支えにもなるのです。
―「自分の中に『日本語のプール』をつくる」斉藤崇
『紙の動物園』のもうひとつのキーワードが、時間(有限の命)。時間と命は切っても切れない関係なんだけど、時間の中で生きてる3次元生物の私たちには時間を丸っと把握することは不可能。
3次元生物的解釈に落とし込むことまでは出来るけど。
それをこうも鮮やかに、時間を超える(次元を跨ぐ)疑似体験ができるってのは、物語ってすげぇなぁと思う。次元を超えてみたい人はぜひ読んでみてね。
読んで「意味がわからなく」てもイイと思う。
意味(言語)で分解・分析できなくていい。
コトバに精製される前のナニかはちゃんと身体(心?)に沈殿していくだろうって思ってるから。
知識や情報は言葉そのもの、入れ物を指す。残念なことにこの入れ物、頭の中に入るとそのうち溶けてなくなってしまう。つまり、忘れちゃう。
でもその入れ物の中身はなくならない。箱がないから自在に引っ張り出せなくなっただけで、ちゃんと残っている。入れ物という制限がなくなる(=忘れる)ことで、中身が意識の及ばない深いところで混ざりあって新しいものが生まれたりする。これはだいたい眠っている時や、リラックスしているときに起こるようだ。
そしてその錬金術のたまものが「私らしさ」でもある。
だから、「忘れる」ことを恐れる必要はない。忘れた後に残るものが、いちばん大切なことだから。
先日【ZOOM英会話タロット】のフィードバックノートに「どうやったら単語を覚えられるか」ってコツを書いててね・・・テクニカルなアドバイスの後に、書き加えたこと。
▷「覚える」んじゃなくて何回も「思い出す」事の方がダイジ
ニンゲン、忘れるようにできてます!笑ただ、思い出す回数が多ければ多いほど、思い出しやすくなるってだけです。たくさん忘れて、たくさん思い出す機会を作りましょう。
思い出す頻度が多ければ多いほど、重要案件として身と心に沁みつくってのはニンゲンの仕組み。「反芻」ってやつですな。
何を反芻しているのかがわかれば、何が今の自分を形作っているのかが分かる。結果的に、未来の自分がわかる。一種の自分らしさ、占星術語で言えばそれは「月」。
ZOOM英会話タロット、この時はお互いに話したいことが盛り上がりまくっちゃって、ハッとする「伏線回収」も多かったなぁ。タロットさんの「それ全部ここに出てます」って表現もスゴイ。
何度も思い出すことで泥団子みたいに固めて活用できる「情報」も、思い出せないけども心の奥底で化学変化のきっかけになるような「情熱」も、【星に学ぶワークショップ】火星編ではお届けしたいッ!!
・・・いつも開催直前まで「自信喪失モード」で悩みまくるんだけど(笑)
それも含めて楽しいし、嬉しい。
楽しい嬉しい愛おしいを詰め込んだ企画
*参加費は各回600円
【ミヒャエル・エンデの『モモ』を読む】
*課題図書『モモ』は各自事前に読んでおいてね
*ふわっとした印象しか言葉に出来なくでも、関係ないと思えることでも、その場で浮かび上がった言葉ウェルカムです
【トキ読み×聴きあう会】
*画面共有で資料お見せしたいので大きいスクリーンの端末推奨
*トキ読みってのは「大喜利」的なものです
*未来や社会の動向予測とか個々人の占いタイムはごじゃいません
*「聴きあう会ってなに?」⇒こちらをご覧くださいまし
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