若き宇宙工学研究者による、エッセイ。
プロローグがステキだった。
地球はそのまま宇宙
宇宙は「別世界」のように語られるけど、実際地球とは地続きの同じ空間。地球の「外側」に宇宙があるというよりは、地球もそのまま宇宙と連続したひとつの空間。
宇宙の中心
このワンルームが、彼にとっての宇宙の中心。
奈良に王朝があった頃、日が沈む西の果ては暗闇、死の世界。言われてみれば、だから出雲が死の世界なのか!!っと、合点した。
太陽光圧
光にも圧力があるのか。知らなかった。
おひさまの中に出れば、「物理的にも」光に全身ふわっと抱きしめられてるってことか!
なんてロマンチック。
三体問題
2点で与え合う影響は規則的だけど、3点になると予測不能なカオスになっちゃう不思議。
昔見た「3重振り子」の実験がそれなのかな?
あの動画がどれだったか見つけられないけど、代わりに、二重振り子の説明をしてくれてる動画を発見。
ふたつの質点が互いにニュートン重力を及ぼし合って運動するとき、その軌道は楕円、放物線、双曲線のいずれかになることが知られている(ケプラーの法則)。
三体問題はこの系にさらにひとつの質点が加わった場合の進化を求めるもので、太陽-地球-月系や、太陽-木星-土星系など、天体力学の様々な局面で必要となるため古くから調べられてきた。
三人寄れば文殊の知恵ってやつも、この現象なのかもしれない!!2人では抜け出せないパターンを、3人なら思いもがけない視点で破れちゃう。予測不能なアイディア、解決策。
そして第三者の存在が、人間関係の複雑さも生む・・・
3という数字
私はなぜか小さいときから「3」って数字が大好きだった。色は、黄色。黄色い3がお気に入りのカズ(映像イメージってわけじゃないし、音ってわけでもないけど、数として好きなイメージ)。
考えてみれば、「3」ってのは「あらゆるものを産み出す」数なんだな。
文殊の知恵。そこからいろんな考えが生まれる。
色の三原色。そこからいろんな色が生まれる。
カオスの出現場所。
それでいて、最初の安定ポイント、調和の数でもある。2点でぐらつく直線のシーソーは、三点でつながれば三角形で落ち着く。
1次元から2次元が生まれる、最初の図形。
幼子は「3」のリズムが好き。
絵本の基本は3のリズム。
3のパランスは人にとって本能的に心地良いようだ。和音の3音構成、ド・ミ・ソ。
そうか、1次元にとってみれば2次元はパターンから逸脱した予想外な世界、カオス。
2次元世界を把握するワレワレの3次元感覚からすれば、三角形は基本的な調和。最初のバランス。
「3」のバランスってのは、固定された安定感というよりは、あえて一点に集中しないこと、分散することで得るバランス。
三つ巴、じゃんけん、三拍子。。。
一番シンプルなサイクル。
3番目のサインは、双子座♊!
分散するリズムで「新奇」を発見するまなざし。
知性☿は「3」のカオスとバランスのそのポイントに生まれる。
ワン、ツー、スリー
ワン、ツー、スリー