口で高尚なこと言って何もしないんじゃオンナが廃る!!
この「つながり」は心を開くことを求められる。
オープン・マインドってやつ。相手に伝えるべきことを伝えるためには、まず自分が素直に聴く耳(心)を持ってないと。
それってとっても・・・勇気がいるよね!
家族とか、上司とか、ママ友と、「生命力を高めあうつながり」を心がけるよ!って、それぞれに勇気あるコメントをいただいて、私も勇気をもらってます。その勇気を試されるかのように(笑)私の心をひじょーに波立たせる出来事があったので、ケース・スタディとして恥を忍んでシェアします。
ちょっとしたきっかけだったんだけどね、モヤモヤイライラふがふがして、それがじわじわと浸食してくる感じ。その感情が「過去の似たようなパターン」を検索しだしたり(あの時もこうだった、あれもそうだ)、今回の出来事とはイライラポイントをわざわざピックアップし始めた(そもそもあの人は…!)ことに気付いたの。
これは、自分と世界との「つながり」がかみあってない状態。
頭の中に思い浮かぶほとんどの主語が「あの人」になってる。「私」は出来事や他者の行為の受動者としてしか出てきてない!
世界とのつながりを絶って、世界から疎外されてる状態ですな。
これを↓のNVCの公式に当てはめて、世界を描写し直そう。
(出来事)のとき、私は(感情)と感じた。
それは自分が(ニーズ)を必要としているからだ。
これで私は世界との繋がりを取り戻して、私から離れてあっちこっちにさ迷っていた私を自分の中心に取り戻せる。世界とつながりなおすってのは「私」とつながりなおすってこと。
ちなみに「邪」ってのは「噛み合わない状態」を表した漢字。邪気ってのは、気がかみ合っていない状態。おそらくあの時、私は「邪気」を帯びていた(笑)
邪気をお祓いするために、NVCの公式を思い出す。
NVCの4つの手法
(1)観察
(2)感情
(3)ニーズ
(4)リクエスト
それぞれの項目の注意点とか意味は生命力を高めあう「つながり」を自分の手で創る方法|珠楽(tamarack)とと子|noteを読んで復習してね☆
(1)観察:なにが起こったのか
外食先、テーブルを囲む3人。私の隣に夫が座っている。
夫は私の手元にあるジュースを無言で指さした。
私は「これ?」と言って手元のジュースに触れた。
夫は何も言わずに3,4回うなずいた。
私はジュースを手渡した。
ここで私モヤッと(笑)
レストランからの帰り道、夫は息子を肩車していた。
夫は黙ってリュックを持った手を私に伸ばした。
私は「なに?」と言った。夫は何も言わずにリュックを上下させた。
私は「持って、って言ったら?」と言うと夫は「持って」と言った。
私はリュックを受け取った。
いやーーーー、個の時私ビジョンでは彼の「めんどくさそうな」顔とか「見下したような表情」とか付け加えたいの!!!いかにヤツがむかつく態度だったかってのを描写して自分(の感情)を正当化したい!!!!笑
でも、それはノンノンNGですよ。主観的な情報は抜きで、出来事だけを抜き出す。
その瞬間は小さな「モヤッ」「イラッ」だったのが、どうも鎮まらないのは先に述べた通り。邪気に侵されておりました。
(2)感情
そいで私はノートに出来事だけを書き出してみた。でも気が収まらんわけで、感情じゃなくて「思考」も書いてやろうと思ったの。
時々「ノートワーク」で嫌な気持ちとか黒い自分も全部書き出してみようって提案あるよね?私、これはあまりオススメできない(笑)不毛だった(笑)やってみてスッキリ
できるんなら、いいのかもしれないけど、私は全然スッキリできなかった。
んで、NVCに戻って素直に「感情」だけに的を絞って感じてみた。
思考と感情を切り分けるのは難しいけど、やっぱり分けたほうがいいよ。頭はいらん情報集めてくるから、自分からどんどん遠くなっちゃう。
この感情とニーズのリストがとっても役に立つよ!!
感情の表現って、どうしても個人のボキャブラリーに限定されてしまう。このリストを見ながら、自分の感覚を感じ直しながら、どれが近いかなってテイスティングしていく。
ロバート・プルチックの感情の環を使ってもいいかもしれない!
パッとチェックできてわかりやすい。
で、私はリストを見ながらピックアップしたのが
「怒り」「悲しみ」「不愉快」「疎外感」「屈辱的」
なんだけど・・・このうち、根底にありそうだなってやつが「不愉快」と「屈辱的」だった。自分でも意外なんだけど。
だいぶ自分に近づいてきたよ。
(3)ニーズ
んで、またリストを見ながら自分のニーズを探ってみる。「不愉快」で「屈辱的」だと感じたのは、私のなんらかのニーズが満たされなかったから・・・そこには私が満たしたいと願うニーズがあったから。
リストを眺めながら、ハッとした。私のニーズは、
配慮・気遣い(が欲しかった)
敬意(を大切にしていた)
これを書き出してみて、「対等で尊敬しあえるパートナーシップ」を夫に求めていたんだな!と気付く。親しい仲でも(だからこそ)敬意を持った態度で接してほしい、と。
「無言じゃなくて、一言でいいからコトバで伝えてくれよ!!!」って思うのは、私が「言葉でコミュニケーションをとることが敬意を表す手段」だと信じていたからだった。これは衝撃的な発見だよ!自分の中で当たり前だったから、考えたこともなかった。そんなふうに考えてただなんて(笑)
「コトバで伝える」のはニーズを満たすためのひとつの手段。
「無言で何かを指し示す」とか「アゴで指示する」ってもひとつの手段。
対立は全て手段のレベルで起こる
いやはや、その通り。手段とニーズは別物なのです。これ切り離すのも、簡単そうに見えてムズカシイよね。
私にとって、「無言のコミュニケーション」は、「命令」とか「コントロール」の手段、相手を軽蔑しているときにとる手段だって「前提(無自覚の思いこみ)」があった。だから夫がその手段をとったときに、私の「敬意」ってニーズが満たされていないって思って、「不愉快」で「屈辱的」って感情が立ち上がった。
もしかしたら、夫にとって「無言で意思疎通できること」が「気の置けなさ」「リラックス」「親密さ」のニーズを満たす手段だったのかもしれない。そういう視点が持てたことで、自分をあんなに苦しめていた邪気が、鎮まってきた。
(4)リクエスト
さて、ここでNVCの最大のエネルギー転換ポイント。つながりなおす勇気を求められるところ。夫にとって無言のコミュニケーションは、私の思うように「軽蔑」や「嫌悪」の表現手段じゃないかもしれない。
ここで、うん、きっとそうだ。私の勘違いだ。よし、今回のことは水に流そう!とベッドに入って1日を終えても良かったんだけど、それって「相手を勝手に分かったような気になって自己完結」してるわけよね?
でもね、内なる私はウジウジ言うの。
「もう終わったこと蒸し返さなくていいじゃない。。。もし言葉でやりとりすることが本人のニーズに反するもんなら、敢えて確認することが相手の気を害するんでないの?」って。
気まずい雰囲気になったり、めんどくさいなぁって嫌がられるのは、イヤだ。一方で陽気な私は「そんな深刻にとらえなくても、単純に独り相撲かもよ?」って言う。
それで迷った末に、メールという現代人らしい手段で気まずさを極力感じない方法を選択!!実はワレワレ、結婚して10年ほどたつけどケンカっぽいケンカしたことがない。お互い急所をのらりくらりとかわして、衝突しそうな雰囲気は避けてきた。
何度か「言いたいことを言い合える関係がいいよ!!」とか「ケンカしたほうがいいよ!!」っていらんお世話アドバイスされて、そうだよなぁ。。と思って悩むこともあったけど、私は今のところ、こういうのらりくらりの優しい関係が好きかもしれない、と思ってる。
そいでメールしたの。あ~~~、でもこのへん、ほんと私まだまだ修行不足!!!もっとうまい伝え方とか言葉選びあったよなぁ、とガックリしてもいる。以下、全文。
「わたしはさっき腹を立てていた💩でも勘違い(思い込み)が原因かもしれない、と思った💩疑いを晴らしたいんだが、思い込みで激おこぷんぷん丸だったとしたら恥ずかしいから、現代人風にメールで質問してもいいか💩」
「何??」
「わたし的には、無言のコミュニケーションって嫌いな人にとる態度とか、軽蔑してる人にとる態度なの。
だからさっき2回無言で指示されたとき、ムッとした。
だけどよくよく考えたら、〇〇的には(というかわたし以外の人的には)そうじゃないのかもしれない!!」
「2回もあったかな。気を付けるよ。受け取る方の気持ち次第だろうし。」
夫は基本、わたしを責めない。うーーーん、でもこれだと自分の感情(嫌な気分)の責任を相手に押し付けたみたいじゃない?
自分の感情は自分の責任
相手の感情は相手の責任
NVCをイチから説明したい!!(笑)と思い悶えながら、優しさに感謝、一方でつながりを遮断されたような虚しさ※も感じつつ・・・
※この感情にも私の別のニーズがあったんだろうね!
「いや、もし〇〇が『無言=敬意を払っていない、大切に思っていない』つもりじゃないって分かったら、これからは別になんとも思わなくなるよ◎
起こる気持ちにも悲しくもならん。単純に表現手段が違うってだけやから!」
「自分の感情は自分の責任。人のせいにしない!
感情は全て自分のニーズが原因である。by.マーシャル・ローゼンバーグ
ちなみに今回の「わたしの気持ち」の原因、ニーズは『敬意あるパートナーシップ』でした🙌これが満たせるなら別に無言でも騒音でも何でも◎なのです♡」
ここでメールのやりとりは終了。
いやぁ、まだまだですな(笑)おいおい、キミタチ大丈夫か?って思われるかもしれない。未熟な夫婦やな~って。
でも『善き未来をつくる』ために、身近な人間関係は(自尊心がイタタタってなったとしても)向き合うに値する!!というか、今のうちに乗り越えておかんとね。コロナで対人関係の「価値観のギャップ」あぶりだされた人も多いと思うけど、まだまだこれから・・・。
私もNVC修行中の身だけど、勇気出してオープンハート!
勇気をくれたたくさんの人と、こんなふうに向き合える機会をくれた縁に感謝せにゃな。今までとガラッと違う景色が見れるわけだし。
読書とかセミナーとか、そういう「出会い」も世界観を変えてくれるけど、自分の体験と肉体と勇気!を通して触れた世界は、ほんまに違う。
とと子も勇気出して頑張って、そんで失敗してんねんなぁ、とふっと笑ってくれたら嬉しい。
そんなスムーズにコミュニケーション上手くばっかりじゃないわよ。野球選手だって打率は平均2割。からぶったってファール連発だって、なんにも恥ずかしがるこたぁないわ!
新月がすこーしずつ満ちていくように、すこーしずつ挑戦してみよう!
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