何を喜ぶかは本人の魂の反映

すごくスパイシーな本を読んでます。

ピリピリに刺激的で、キレッキレな鋭い批判が気持ちイイ(笑)

 

 

アメリカで、聖書の次に売れている本!として有名な小説『肩をすくめるアトラス 』の著者が展開する倫理学

 

右翼よりの熱烈なファンが多いアイン・ランド哲学…

 

いやぁ、オモシロイ。

経済活動の在り方、理想論として受け取られている(アイン・ランドもそのつもりで語ってるんだと思うけど)思想だけど、

彼女がボコボコに批判する「神秘主義」的な人間成長論を語るジョゼフ・キャンベルの思想とリミックスして語れば、うんと面白いんじゃなかろうか……!!!

 

 

何を喜ぶかは本人の魂の反映

 

ある人がどんなことを基本的な価値にしているかは、自分と世界を意識的に、あるいは無意識のうちにどう見ているかの反映です。

 

人が基本的な価値にしていることには、第一に、その人にどれくらい自尊心があるか、どんな自尊心があるか、あるいは欠如しているかが映し出されます。

第二に、その人がこの世界をどれくらい善いもの、あるいは悪いものと見なしているかが映し出されます。言い換えると、自分の理解と行動に対して、この世界がどの程度開かれている、あるいは閉じられていると見なしているかが映し出されます。

 

ですから、人が喜びや楽しみとして追求している物事は、その人の心理の奥底を白日のもとにさらします。こうした物事は、本人の人格と魂の鏡なのです(「魂」という言葉を、私は「人の意識」と「人を動機づける基本的な価値」という意味で使います)。

 

Selfishnessってタイトルからし牡羊座的生き方(牡羊座の人がSELFISHって意味じゃないよ)について書いてあるのかなって思ったんだけど、これまたこれから始まる牡牛座テーマにピッタリの内容だった!!

 

牡羊座✕天秤座の両輪が大きな土台となってて。

彼女の問いかけを通して、牡羊座の「自分という存在の尊さ」と、天秤座の「対価(交換に値する価値)で認め合う関係性」の見直しを迫られる。

 

そのうえで、倫理、道徳が示す「価値」について。

「価値」とはそもそもなんなのか?

どうして「価値」を問わねばならんのか?

それはどういう基準で?何を目的とする「価値」なのか?

 

ごりっごりの、牡牛座✕蠍座軸の問いが突きつけられる。

 

人間として生きたいのなら人間らしさを発揮せよ、というアイン・ランド

いつまでも月のステージに甘んじていないで、太陽的な生き方を選択しなさい、ってハナシでもある。

 

まだ半分も読んでないけど、次のBOOKCAFEそらふねで紹介できるのが楽しみだ!!