【航海日誌】巨大な亀から諏訪神社まで【フィールドワークレポその1】

梅雨入りしたって話だったけど、雨に降られることなく星ミステリーツアーのフィールドワークを無事終えることができました!書きたいこともりだくさん!最後の場所で思わぬご縁があり、「生きる力」っちゅうおっきいお土産までゲットしてしまいました・・・!

 

今日まわったのはこのコース。

(1)福済寺→(2)聖福寺→(3)諏訪神社→(4)西山神社→(5)松森天満宮

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今回のミステリーツアー最大の見せ場は最後に向かう西山神社

きっかけはたまたまテレビをつけたときにやっていたお祭りの紹介。老神温泉(群馬県らしい)ってところで、白い大蛇を練りまわす長崎の龍踊みたいな出し物が映ってたんだけど、そこに三つ巴の神紋が一瞬映って「おや!!」って思ったんだよね。

 

三つ巴は八幡さんの神紋で、秦氏(=星信仰ミステリーツアーの重要氏族)のシンボルでもあるから、「」も星信仰のシンボルとして何か使われてるのかな?玄武神もしっぽは蛇だったような気がするし。

 

で、白蛇に関する長崎の神社・・・で見つけたのが西山神社

ここ、なんと

北辰妙見尊星を祀り「西山の妙見さま」と呼ばれ親しまれています

って!!!!ドストライクのビンゴじゃん!!!!妙見信仰(=星信仰)をルーツに持つ神社がある!行くっきゃない!ってことで現地取材に出発。

 

(1)福済寺の長崎観音

まずは長崎駅から見える謎の巨大観音像。

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に乗ってる。亀ってことは玄武神(=北極星に結びつけられる神獣)に関係あるのかなって思って。でもワカランかった。お墓感(?)が強くて、肝試し系雰囲気がめっぽう苦手な私は早々に退散。

 

 昔より亀は佛さまのお使いとして霊亀と呼ばれ縁起の良いものと云われています。

霊亀に立っておられるお姿は、私たちの諸々のお願い事を亀万年に至ってもかならずやかなえて下さるという慈悲と施しの心を表現しておられます。

説明書きの看板より。

亀万年たったら、願い事をした本人はもう生きていないと思うんだけどな~。亀万年レベルのスケールのでかいお願いじゃないといかんね。 

 

(2)禅宗のお寺さん、聖福寺

そこから諏訪神社を目指してテクテク歩いてると、立派なお寺さんを発見。

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聖福寺だって。

ふら~っと入ってみると…ここに長崎の星信仰のカギを握る神宮寺の文字が!

神宮寺…大昔長崎一帯を広く寺領としていたお寺さん。同じ名前で二ヶ所拠点があったけどどちらも今は残っていない。【航海日誌】風まかせ潮まかせ - STAR SHIP☆星読み航海図の後半部分で書いてる。

 

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案内板によると

  聖福寺の背後に位置する金比羅にあった祟岳神宮寺は、盛衰を重ねた後、福済寺の住持であった唐僧木庵ショウトウが無凡山神宮寺と命名した。この門は、神宮寺にあったもので、明治新政府より出された神仏分離令によって金比羅神社となり、仏寺関係の一切が除去破却されら中で、境内に残された。

あ、福済寺でてきた。関係あったのか。福済寺の住持さんが命名したってことは、神宮寺の寺領を引き継いだのかな??福済寺は別にあったってことは、もともと神宮寺領じゃないお寺なのかな。

 

星信仰があった神宮寺の名残が金比羅神社なら、ここもぜひ行きたいところ!!!なんだけど、なかなかの山頂にあるので別の機会に改めてチョーサしに行く。

 

クロアゲハがめっちゃ飛んでた。

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お寺の境内の落ち着いた雰囲気、好き〜

ちょっと異国チックなのが長崎ならでは?奥に泉が湧いてる祠があるってんで覗いてみたけど…妖怪がいそうな茂みだった(笑)

 

(3)お諏訪さんは大渋滞

そこからもちっと歩いてやっと諏訪神社。白蛇を調べていたら、「お諏訪さんのお使いが白蛇」って一文をどこかで見つけたようなそんなような記憶から、ついでに寄ってみるかってくらいの気持ちでルートに入れた。

 

参道からずーっと大陸からのお客様がいーっぱいで賑やかだった。

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心臓破りの階段をひたすら登って、ようやっと本殿の前へ。入口の門は天狗の団扇みたいな紋で、本殿は菊だったよ。菊紋は国家(天皇)のシンボルで、日本のパスポートにも金の菊紋がある。

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諏訪神社の公式HPを見てみたら、菊紋は出てなかった。

天狗の団扇みたいなやつは、「梶の葉」なんだって。

 

梶の葉と神功皇后と星信仰

 梶の葉紋について調べてみると、神功皇后の名前が出てきた。

諏訪大明神絵詞』によれば、神功皇后新羅征伐のとき、諏訪・住吉の二神が、梶葉松枝の旗を掲げて先陣に進んだとあり

 星信仰ミステリーツアーの重要人物が出てきたよー!し・か・も・・・

平安時代七夕の際には、現代のような竹や笹に飾りを付けるのではなく、梶の葉や枝が用いられた。

七夕…まさに星まつり。諏訪氏がどういうルーツを持つ氏族かはワカランけど、なんやら「星」に繋がってるニオイぷんぷん!!

 

三つ巴は八幡系=秦氏のシンボル

そしてふたつめの神紋が、三つ巴!!おぉーー!ここにもあったぞ、三つ巴!ご祭神がイザナギイザナミになってる?

秦氏と関係あるのかどうかはまだ謎。しかも森崎大神って誰ぞ!諏訪神社のご祭神でわかるのがイザナギイザナミ(神話の最初に出てくる日本創世記の夫婦よね?)しかいない。これは後で調べてみねば。

 

裏に回ればあちこちに祠が

大きい神社だから、境内にはたっくさんの神様、元々あった信仰の名残が抱え込まれている。

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バラエティ豊かな狛犬さんたちがいて、楽しい神社。こんな風に紐をくるくるに巻きつけてあったり、棘?をくわえてたり、いろんなご利益(=信仰のカタチ)があって面白いよ。

 

はい、こちら注目!

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銭洗いの狛犬。ここでお金を洗ったら倍に増えるんだって…万札は流石に洗えない(というか財布に入ってない)から、50円玉をせっせと洗わせていただきました。

 

お金を洗う水場ってのは結構いろんな神社仏閣にあるんだけど、どうやら弁財天を祀るところにあるようなんだよね。

 

大陸由来の神様、弁天様も星信仰ミステリーツアーでちょくちょく出てくるキーワード。

 

もしやここにも…と先を進むと

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わ!!!あった!弁天様の祠だ!!!!

 

やっぱり星信仰と弁天様を繋ぐのは、航海安全・海の民の信仰のようだ。

長崎は海に開かれた街だから、水の神様である弁財天はどこの神社にもあるのかもしれないけど…

さて諏訪神社と星信仰との関係はいかに。

 

裏が妙見信仰の修行場だったっちゅう金比羅だから、元神宮寺の寺領であれば妙見信仰の流れも組んでるんだろうか。

 

長崎の寺社のほとんどは、キリシタン達による焼き討ちで歴史に空白がある。長崎といえばキリシタン弾圧や殉教で有名だから被害者側で語られるクリスチャンだけど、それ以前はいじめっ子側の立場でもあったんだよ。

 


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巨樹ラブ。かっこいいなぁぁ!

諏訪神社の奥にもお稲荷さんが祀られてたよ。ここもフォトジェニック(ばえる)なスポットだから、写真を撮る人でごった返して…(⌒-⌒; )

 

お稲荷さんはどこの神社でもあるから、とくに珍しい発見はないかな…と思ったら、なんだこれ?

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お稲荷さんの隣で見つけたカエル岩

カエル岩…そういえば神の島にあるマリア像の足元にもこんな形の岩があった。「ドンク岩」って呼ばれてるんだけど、「ドンク」ってカエルって意味らしい。うーむ。

 

どっちもカエルには見えん!

 

カエルが縁起物なのはわかるけど、なんでこんなサイズの塊を、それも似てないのに、カエル岩と呼んで特別視するんだろう。

 

と、ブログに書きながら金比羅の地図を見ると、そこにもカエル岩!!!もしや、何かのシンボル?カエルは星に繋がらないけどな〜。お稲荷さんのキツネとも関係なさそう。蛇は……餌のカエル??それって生贄とか捧げもの的な?

 

意外なところから新しいキーワードの登場。

 

西山神社に向かう

そして諏訪神社から住宅街を通って、西山地区に残る妙見信仰の神社へ。

 

つづく