汝、何者であるか

正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じていくことである

宮沢賢治

 

私のタマシイの目的(使命)はなんでしょうか。

今世、成すべきことはなんでしょうか。

なんのために、この地球に生まれてきたのでしょうか。

これまで経験してきた人生に、意味はあるのでしょうか。

 

 

たくさんのたくさんの人が、「存在」に関する問いの答えを、占星術に求めるのはなぜか。

星に尋ねるのはなぜか。

 

そこに答えがあると思っているから。

存在のルーツが星に辿れると無意識に感じているから。

 

科学が生物の起源を生物の情報コード(DNA)に求めるように、

星の情報コードに存在の起源が記されているんじゃないかと期待するから。

 

 

占いやオカルトが、ニンゲンのそういった「問わずにはいられない問い」を利用してシェアを拡大していったからその影響だ、と言う人もいる。

 

宗教になりそこねた思想の絞りカスを娯楽に仕立て上げた、なんて口の悪い評判もある。

 

それもまた然り。

 

事実かどうか、正確で再現性があるかどうか、は求められていない問いもあるということ。

人生で重要なタイミングで向き合わないといけなくなる問いってのは、ほぼそういう問いで占められているってこと。

 

たくさんの人が自分の存在意義を肯定してくれる「答え」を渇望しているってこと。

 

 

占星術はその切実な問いに答えることができるか?

そもそも、その問いに答えはあるのか?

 

 

獅子宮に入った者は問われる。

『汝、何者であるか』

それはこの小説のはなし。

問はそのまま答えであって、答えはそのまま問いでもある。

 

ドラゴンヘッドとドラゴンテイル、業と縁のハナシ。

いや、この小説は全く占星術カンケーないんだけど(笑)

 

これは、進化についての物語である。

同時に、宇宙についての物語である。

さらに、物語自体が、遺伝子の二重螺旋の構造を持った物語である。

 

いただいた依頼を開いて、同じタイミングで読み始めたこの小説があまりにシンクロしていた。

 

 

最近気になってたいくつかのキーワードも、ランダムに読み進める本の中に、モロ回答するかのように出てきた。

 

ラジオの音声を継ぎ接ぎで合成して会話するロボット型宇宙人、トランスフォーマーバンブルビーのごとく。

 

それでも私は「脳の機能」「心理学」でその理屈を納得しようとする。

みんなみたいに、「宇宙からのメッセージ☆」「シンクロだ☆」ってはしゃぐ素直さが欲しい。

 

いや、やっぱりいらんか。

 

飽きてきちゃったのかなぁ〜