オカンのお守り

西洋占星術には”As above so below”(上の如く下も然り)っていう考え方が
根幹にあって、マクロなコスモス(外の宇宙)とミクロなコスモス(内なる宇宙)は
関連性を持っているって考えてるんよね。
 
で、生まれたその瞬間の宇宙地図が、人生におけるミクロとマクロの宇宙の接点やろ。
だからチョーダイジ!私はこれを「宇宙からのスペシャルなギフト」やと
思って翻訳するのが好き。一旦受け取ったら(生まれたら)死ぬまで変わらんからね、
このホロスコープは。
 
ホロスコープに何が書かれてるかっていうと、10の天体の配置とその角度。
基本的にはそれだけ。あなたの性格はこうです、とかあなたが生まれ持った使命は、とか
そういったこと、実は・・・・なんにも書いてない。(笑)
 
でも、不思議とホロスコープを眺めてたらそれがわかっちゃったりする。
 
解釈の世界やからな、読まれるホロスコープと読む人間と、それを受け止める本人と、で
ぶっちゃけ無限にリーディングできてしまう。象徴と記号の世界やからなんとでも言える。
 
やから、当たるか当たらんか、で見てもあんま面白くないと思ってるんやわ、個人的に。
例えるなら、オカンのお守りかな・・・。
 
どんな自分もまるっと愛の目で見つめててくれるオカン。
愛おしくて愛おしくてしょうがない我が子のために、
一生懸命一生懸命祈りを込めて作ったお守り。
我が子ののこれまでのこと、これからのことを思い浮かべながら
一針一針丁寧に縫い付けてくれた刺繍。それがホロスコープのイメージ。
 
宇宙はめーーーーっちゃ大きい視野で見たら、オカンやろ。
 
だからホロスコープには過去(もし生まれる前の過去もあるんなら、
たぶんその過去も含め)も、これから先に出会うであろう未来も、
嬉しい気持ちも苦しい困難(もちろん乗り越えて成長する前提で)も、
天体の位置や配置として、縫い付けてある。
 
縫い目を手でなぞってオカンの愛にほろっとするように、ホロスコープの「ギフト」に
気付いて、自分の軸を確認して、過去を振り返ったり未来を創造したりできたら最高よね!
それが「自分らしさ」の気付きだったり、「使命」の発見なんだって、思ってる。
 

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今思うと、オカン宇宙って、すごいな。口を出さず見守ってくれる懐のでかさ!!!
そんなオカンに、おれはなる!・・・って海賊王風?に言ってみる。