夏休みシーズン、到来。「しょーにゅーどうに行きたい」という息子のリクエストで、七ツ釜鍾乳洞に行ってきました。冒険気分を盛り上げるため、懐中電灯、持参。
真夏でもひや~~っと涼しい避暑スポット。
帰りに寄ったつがね落しの滝は雨の後ですごい水量。
つがね落としの滝|観光スポット|【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット
駐車場からダムの上の橋を渡って、暗くて狭いトンネルを抜けないといけないんだけど、超ホラーだった。息子は水の轟音が凄まじくて、怖かったみたい。帰り道もしばらくしがみついてしくしく泣いてた。
翌日も「しょーにゅーどうに行きたい」と言うから、今度は佐賀にあるミステリースポット永野の風穴へ向かうことにした。佐賀に遊びに行くたびに看板が目に入って、すごく気になってたんだよね。
目的地付近でナビが混乱し始めて、たどり着いたのが川古の大楠。
巨樹LOVEなので、嬉しい寄り道。水車で精米するカラクリ小屋を見学したり、鯉に餌をやったり、くみ上げ式のポンプでトトロごっこをしたり。売店でおまんじゅうを買って、サービスのお茶やお漬物もいただいて小腹を満たす。
楠は、ほんと立派よ。3000年以上も生きている楠。
そこから永野の風穴まで、車で10分ほど。
ほんと、山奥に突然現れる謎の洞窟!!!!!ムシムシする昼間なのに、衝撃的な冷気。年間平均6~8度だってんだから、七ツ釜の鍾乳洞よりさらに冷える。巨大な岩がゴロゴロある山道も気になるところ・・・
洞窟は巨大な岩を石垣で支えたような入口で、ぽかっと丸い空洞になってた。キュキュキュッと絶え間ない音と、白くぼやける視界、階段を数段下りれば真っ暗すぎて何も見えやしない。
入口に懐中電灯があったから照らしてみると、音の正体はコウモリの大群( ゚Д゚)天上にうごめく黒い影・・・息子がジーッと電気で照らしたせいで起きちゃったのか、洞窟内をビュワンビュワン飛び回る。ヒエー!!!
石垣の作りから、江戸時代の高度な技術を持った石工集団が建てたと推測されるこの風穴。佐賀の領主が作らせ、大山祓(オオヤマヅミ)神社の境内から山道を通ってここに通い、氷室として使っていたんじゃないか、と。
でもね・・・その大山祓神社、唐津にあるんよ。Googleマップ計算では徒歩7時間・・・しかも山越えって。謎すぎる。どうして見つけた。そしてわざわざ領主が通うか?神社の境内から???アヤシイ。アヤシイにおいがぷんぷんする。
大山祓神社を調べると、今度は「対馬」との濃ゆい関係があるとのこと。壱岐と対馬は、神話のルーツがあるところだよね・・・気になるな~~~
そしてこの冷気、ほんとうにこの洞窟だけが冷たい。「地下に天然の氷がある」って説明しかないんだけど、信じられない。永久凍土、ってことになる。日本では富士山とか高い山の頂上付近にしかないんじゃないのかな?火山の国・九州の、佐賀に、永久凍土?
さて風穴からの帰り道、素敵なお豆腐屋さんでお土産を買って(オレンジ果肉入り牛乳府、クセになりそうなおいしさだった!!)轟の滝公園へ。
なぜか、我が家は洞窟と滝はセットで行く。
息子は謎のスーパー不機嫌モードこの上なく、鬼の形相で暴れてたけど、公園のブランコで振り回したら回復。遊具の周りはカエルが大行進していた。すごい大量のアマガエルでびっくり。
轟の滝を上から眺めて、下の公園で遊んで、蚊に食われまくって、午後3時頃。なんだか湧き水を汲みたい気分(?)になって、地図を検索してみると、出てきたのが縫ノ池。
あ、これさっき入口で見た看板の・・・
旅先で見つけた看板はじっくり読む派なんだけど、去年来た時全然気づかなかったやつ。この轟の滝と地下水で繋がっているんだって。弁天様!
15キロ、結構遠いし家に帰るの遅くなっちゃうなー・・・って思ったけど、主人が「せっかくだから行こう」と言ってくれたから車を走らせ田んぼの真ん中にぽつとある縫ノ池へ。ここから先、息子は超ご機嫌でずっと歌ってた。
ちょっと意外だったのが、主人が湧き水を率先して汲んだり、頭にかけたり、ベンチでぼーっとリラックスしていたこと。もし、「土地に呼ばれる」みたいなことがあるんだとしたら、ここに呼ばれたのは彼だったんだな!そんな感じだった。
この手水場から流れてるのが「金妙水」と呼ばれる湧き水。
一度枯渇し、池も枯れた状態だったのが40年ぶりに復活したってストーリーがある。
ここに弁財天が祀られていたところを時代の影響で神社に変わり、今は厳島神社として市杵島姫命が祀られている。
この経緯が淵神社と同じだな〜と思ってたら、となりにあった立派な神社の名前が、なんと稲佐神社。
稲佐山の淵神社、弁天様そして宗像三女神のひとり、市杵島姫命。
残念だけど時間がなくて稲佐神社には寄れなかったけど、また行けるかな。
それにしても、地下水で繋がる龍神さまと弁天さまのラブストーリーとは!
面白いねぇ。