【インターセプト】閉じ込められたサイン

 

ホロスコープのハウスは「人生における12の分野・場面」を表している。

 

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それぞれのハウスの起点はその場面を象徴的に表す重要なポイント。玄関とか本の表紙みたいなイメージかな。印象を左右するでしょ。

特にアイデンティティを表す1ハウスの入口はAsc(アセンダントと呼ばれるし、自分の存在感をたった一言でまとめる要素として扱われている。

 

このハウスの区切り方、360度をきれいに30度ずつ12等分しているわけじゃなく、広さにばらつきがある。そのせいで、12サイン全部がハウスの「玄関」や「表紙」を飾れていないホロスコープを持っている人もいる。

 

玄関を持てなかったサイン

 

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私のホロスコープにも、12ハウスの玄関を飾れなかったサインがある。

山羊座と、蟹座。

 

山羊座は1ハウスの大部分を占めているけど、玄関は射手座。2ハウスはお次のサイン、水瓶座が玄関を飾っている。1ハウスの中にすっぽりと閉じ込められている。

 

山羊座の対局にある蟹座は、7ハウスの中にすっぽり。手前の双子座は逆に6ハウスと7ハウス両方の玄関を手にしている。

 

包み込まれた山羊座スタイル

1ハウス、特に1ハウスの玄関であるAscは「他人から見た自分の印象」として読まれるのがセオリーなんだけど、私はなかなかコレが納得できなかった。

1ハウスは「在り方」だ、ってのが私の解釈だったから。

 

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今日インターセプト(閉じ込められたサイン)について考えてて、やっと「そういうことか!」と思った。やっぱり、「他人に与える印象」ってのはAscにはあると思う。

ただ、私の場合それ(Asc)と1ハウスの内部のギャップがあるのと、その抱えている内面部分に土星(コンプレックス・否定的な意識)が働いているから「そうかな~???」と首をひねってたんでないだろーか。

 

Asc射手座はロマン追いかける楽観主義者。

そして射手座の次に進む山羊座が見ているのはあくまでも「達成できる世界」。現実なのだ。分かりやすく達成された世界ってことで、社会的権威やステータス、権威の裏付けに信頼感を持つし、そこをゴールに設定して突き進んでいくのが山羊座

 

そういう組織の力、社会で積み上げられた常識や伝統といったものに「抵抗」や強い「圧力」を感じるのは土星がそこにあるからかな。風穴を開ける天王星、ウヤムヤに靄に包み込む海王星まで一緒にいるんだから、ややこしい。情報の出入りを表す水星もルームメイト。

 

とにかく天体がここに集まっているんだから、強調されているサイン。なのに、「表紙」や「玄関」からは一切伺えないその中身。人から気付かれること無く、ひたすらに、猛烈に葛藤しているワタシ(笑)

 

インターセプト(閉じ込められた)サインは「前のサインの性質を引きずってそのサインらしさを発揮できない」と説明されていたのを見つけた。楽観的なロマン主義者という射手座的アイデンティティが、土星を取り込んだスーパー現実主義な山羊座スタイルをとることへのハードルを上げてしまう。

それだけならスルーしてもよさそうもんだけど、4つも天体が集まってるもんだから気になっちゃって仕方がないテーマでもある。

 

隠された蟹座風味

さて山羊座に向かい合う蟹座インターセプト。7ハウスの中に隠れています。こっちはゴチャゴチャ賑やかな山羊座に対してすごくひっそりしているというか、なんだか触れがたい雰囲気を醸し出してます。

 

7ハウスは自己に対して他者、「相手という存在」を表してる。対人関係。基本的には、というか表面的には双子座が示すような軽いやりとりをベースに展開する傾向なんですよね。玄関が双子座なので。

 

結構誰とでも仲良くなれるし、声かけるのもかけられるのも抵抗がない。表面的には。(笑)でも実際は信頼関係、「おれたち仲間だよな」みたいな意識の共有を相手に求めている。ナワバリ意識の高さを隠してますよってことかね。

 

ただし!蟹座にはキロン(=心の傷)があるから、実は踏み込みたくない分野でもある。ますます表には出てきにくい性質ってことになるのね。

 

蟹座は信頼関係を築くこと、心の結びつきを強めていくことに重きを置くサインだから、「母」の要素でもある。本当は向き合う相手に対して、お世話焼きな母性があるのに、深入りしたくない双子座の性質を引きずってそれが発揮できない。

 

まぁ、一言でいうなら、人付き合いが下手!!!(なのに他人からはそう見えない)

 

 

ちょっと出しゃばりな射手座&双子座気質

表に出れない山羊座と蟹座を尻目に、射手座と双子座は2か所も玄関を飾ってるんだけど、これはどういうことか。

 

6~7ハウス双子座

双子座は、軽い。6ハウスは仕事。7ハウスは対人関係。

7ハウスに閉じ込められた蟹座がいるから、この軽さはいざ人と関わらねばならぬ時になるとスルりとかわす逃げ足の速さになるのかな。言葉でごまかす、みたいな。

それからふたつのハウスが同じ双子座の玄関で始まるから、仕事と人間関係が直結する。付き合っていく人間関係が仕事関係の人、ってことになるのかな。双子座だから、浅く広く。

 

12~1ハウス射手座

射手座は、追いかけるのが好き。12ハウスは神秘(ワカラナイ世界)、1ハウスは自己(ワケラレタ世界)。

答えなき問いをひたすら追いかける12ハウスの射手座玄関。12ハウスと1ハウスの境目がない私にとって、生きているこの世の自分は、あの世の自分と別れちゃいない存在。どっちも謎解きの対象なのかも。

 

 

そんなわけで、インターセプト、閉じ込められたサインのおはなしでした。