ああ、風邪ぴきローテーション(´;ω;`)
夫から、ベビへ。そして私に。
治ったと思ったら誰かがダウンして、回覧板状態やで。
土曜日、ゲホゲホ唾飛ばす夫にベビ預けて映画見に行ったんがいかんかったか。
『君たちはどう生きるか』見てきたよ!!!
日本で「よくわからない」と話題になってたから『海獣の子供』みたいにぶっ飛んでるのかと思ったけど、ちゃんと物語だったじゃん!!(笑)
私は大好き。
そして一緒に見に行った7歳のイチくんも喜んでたよ。
神話とかファンタジー(精神世界の象徴)寓話とか美術のモチーフが散りばめられてて、とってもとっても楽しかった♡
もともとジブリは民俗学好きな人がヨロコブ舞台のアニメが多いんだから、意外じゃなかったぞ。
わかりやすいヴィランとか、悪Vs 正義の戦い、心情を全部セリフで言わせちゃってるアニメを期待してたんなら、そりゃ「わけわからん」わな。
文学作品みたいに楽しめる映画でござった✪
英語版だと主人公の名前の発音が「もひーと!」に聞こえる(笑)
物語の読み方には何種類かあって。
✦文字通りに読む
セリフをセリフのまま、描かれているままに読む。物語を物語として楽しむ。
『君たちは』は、男の子が失踪した継母を探しにいくハナシ、ってこと。
✦教訓やメッセージとして読む
登場人物とか舞台背景の描かれ方から、現実の我々に向けての「タメになるハナシ」として読む。子どもの教育アニメとか社会に問題提起する啓蒙的な映画とか、ストレートにこれが描かれているのもあれば、メタファーを通して伝えているものもある。作者はそう意図していなかったとしても、読者側がそのメッセージ(教訓)を学ぶのもこの読み方。
✦誰かの個人的創作物として読む
ユーチューブで散々「考察」されてるのはこの読み方だね。
宮崎駿監督にとってのこの作品は、どういう位置づけなのか。どんな想いを込めて、どんなメタファーを描き込んでるのか。
ジブリファンにとっては、この考察が楽しいパロディもりもりな映画だったね!!(笑)
こういうのとかね↓(ネタバレ注意!!)
✦自分の世界にどう映ったのかを読む
メッセージ、教訓として読むってのと似てるけど、ちょっと違う。「私はそれをどう見たか、感じたのか」ってのが中心にあって、それを味わう読み方。
当たり前だけどここに「正解」はないし、誰かと一緒だとか違うとかってのは全く重要じゃない。でも共有しておもしろいのもこの読み方。
人によって違うだけじゃなくて、同じ人が見ても人生のタイミング、それに触れた環境、いろいろな要素が絡み合って変化するのもオモシロイ。
たとえば彼女は「『悪意に満ちた世界で、純粋なままいられるのか「真実の人(真人)」のように』って視点で、「私の世界をうつしだした」って言ってて。おもしろいなぁ!と。
この3つの読み方も、どれがイイ読み方ってことはなくて。
それぞれに楽しい読み方だし。
タイトルになったこの小説も、読まねばだなぁ!
あっちゃんの劇場(笑)は見たことあるから、あらすじは知ってるんだけど。
これ、Kindleサンプルで冒頭だけ読んでたんだけど・・・
映画と絡めて読んでもおもしろそうよねぇ。
ひとつめの読み方、物語を物語として読む、でさ
心理セラピストのおじさんたちが映画を見ながら主人公とか登場人物についておしゃべりしてるあのチャンネルで取り上げられるのが楽しみだ♡