トビウオが飛ぶとき(水の中から覚書)

お届け完了!!

2024年のプロジェクト事始め、今回は先着順で受付させていただき、即レスポンスいただけたSさんにパートナーお願いすることに。

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お誕生日にあわせてプロジェクト参加となった奇跡✨

の、裏話・・・

 

今回先着順で1名と発信しておきながら、Sさんと同時に連絡いただいたEさんと、2名の方にパートナーになっていただいておりました。レスポンスがほぼ同時だったからというのと、何か新しいことを思いついた(ような気がした)から、お待たせしてしまう前提で🤝お願いすることに。

 

あとになって気付いたんだけど・・・

メッセージの受信時刻を見ると、実際はEさんが先に連絡をくれていたようで(゜o゜;) いや、でも確かにSさんとやりとりが決まった直後にEさんからメッセージ通知が来たんだけどなぁ。

通信のズレはままあることだから、さほど訝しむことなく「これもなにかのタイミング」と思っていたらば・・・

 

 

Sさんのお誕生日お届け、からの、Eさんのお誕生日お届けって流れ!!!

魚(うお)ぉぉ!!そういうことか!!と。

この順番で、プロジェクトは流れねばならんかったってわけね。

 

なんて粋な宇宙のお計らい。

 

今回は、SさんとEさんひとつらなりのプロジェクトであったようで、やっぱりこの絵も(お届けする物語の内容のではなく、書いている私側の世界の)キーワードになっていて。

 

プロジェクトを始めるタイミングで出会った『眩 (くらら) (新潮文庫)』。お届け完了後にさてさてと読みすすめたところで出会ったこの絵。

 

 

この絵の構想を練り、アイディアが形になっていくシーンがあってね。

身分も立場も異なる3人が、それぞれ胡弓、琴、三味線とで合奏する。現実世界ではありえないこと。

でも、絵ならそれが描ける。

 

3人それぞれの背景、物語、音を、主人公が心の内で思い描きながら、線や色が変化しつつ生まれていく過程が、読みながら一緒に「ゾーン」に入っちゃうようなお気に入りのシーン。

 

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Sさんの物語を書き始めてすぐに、プロジェクトのタイトルがコレジャナイ!と思い立ったことも、つながっている。

【星詠う物語】から【星詠う物語】に。

 

大した違いは無いじゃないの、と思われるかもしれないけど。

星主体で語るメッセージを受け取るんじゃなく、「読み解く」でもなく。

 

トキを解釈し、トキから意味を見出す占星術とは逆方向の…

 

「俺たちは本というものを解釈するだろ? それは本に対して俺たちが意味を与える、ということだ。それはそれでいいよ。本というものが俺たちの人生に従属していて、それを実生活に役立てるのが『読書』だと考えるなら、そういう読み方は何も間違っていない。

 

でも逆のパターンも考えられるでしょう。本というものが俺たちの人生の外側、一段高いところにあって、本が俺たちに意味を与えてくれるというパターンだよ。

でもその場合、俺たちにはその本が謎に見えるはずだ。だってもしその謎が解釈できると思ったなら、その時点で俺たちの方がその本に対して意味を与えていることになってしまう。

 

それで俺が考えたのはね、もしいろいろな本が含んでいる謎を解釈せず、謎のままに集めていけばどうなるだろうかということなのよ。

 

謎を謎のままに語らしめる。そうすると、世界の中心にある謎のカタマリ、真っ黒な月みたいなものが浮かんでくる気がしない?」

 

 

そのカタマリを、謎を謎のままに集めた物語を、一緒に「詠い」たい。

 

 

「詠う」といえば今回のプロジェクト、Sさんお届け時に手元にやってきたこの一冊が、Eさんの物語の牽引役になってくれたの。

 

飛行機が 星に導かれるように

君の声する 海面に出る

 

トビウオが飛ぶとき 「舞いあがれ!」アンソロジー

 

Eさんのホロスコープを見て最初に思い浮かんだイメージがトビウオで、それはSさんの物語を通して出会った『海うそ (岩波現代文庫)』にも繋がってたんだけど…

 

オラオラオラァと最初に書いた原稿は別のキャラクターで物語を展開してた。

あれはあれで面白かったんだけど、やっぱアカンかったみたいで「強制終了」( ;∀;)

 

白紙から書き直して、還ってきたトビウオ。

 

『トビウオが飛ぶとき』は朝ドラのスピンオフ?作品らしい!

長崎の五島が舞台ってのも驚き!我々のホームタウンではないか。

面白かったのかな?見てみたいな〜

 

ちなみにボツになったイメージのひとつ、「四次元ふんどし」。

下ネタじゃないんだけどね、流石にボケすぎだったのかもしれない。

結構気に入ってたんだけどな…

 

 

他にも参考図書

www.aozora.gr.jp

 

kotokotoba.hateblo.jp

 

映画『君たちはどう生きるか』の原作にあたる物語。

映画のタイトルになっているのは、吉野源三郎のこの本の書名なんだけど、劇中では小道具として出るけどストーリーとは直接の絡みはなかったような。

 

 

そして最近ごっそり借りていた梨木香歩さんの本の山の中にあった、これも…

 

同じく吉野源三郎氏の上の本を原作としているような、物語。いや、実はこれは最初のページしか読んでないから内容はあらすじ紹介の部分しか知らないんだけども…

 

本の山を順番に崩していって、最後の一冊になったけどなかなか読めなかったこの本。

 

Eさんの物語を締める段階で、あぁこのタイトルが伏線だったのね!と納得。

 

 

参考図書をリストアップしながら、そういえば短歌ってフォームについて書いてた過去記事があったなぁと弄ってたら…

 

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アクエリアス…♒

前回の『海うそ』もそうだったけど、お届け後に出会う「参考図書」(笑)

なんだ、こういうことだったか!とひとり納得。

 

六千年前ほだした糸を、アクエリアスが織りなおす…か。

 

今は出会えなくとも、会いたい人には必ず会えるものです。

その形はどのようなものかわかりません。

整体対話読本 ある

で書き始めたこの過去記事。

 

『ほとんど忘れかけていた約束。

それは、オマージュ(讃える言葉)こそが、もしかしたら、言葉がほんとうは夢見ている最良のよろこびなのではないか』

私の好きな孤独 (潮文庫)

 

依頼者さんのいのちの讃歌、【宇宙からのギフトを読み解くプロジェクト】もまた、オマージュなのか!!と思って。

 

それは消費のためにあふれかえる気の利いた言葉でもなく、美しい言葉をふるまう宣伝文句でもなく。沈黙をまさぐって、そっと触れたほんとうに必要な言葉。

 

『みずから、ゆたかに沈黙できるような言葉』

 

それを目指して(稚拙な部分は多々あれど)一生懸命に魂をかけて書いたオマージュ。

効率は悪いし、「サービス(商品)」にはなり得ないし、相手にも要求が多い、注文の多い料理店(笑)

 

ああ、でも楽しかったなぁ。

 

そして昨日読み終わったKindle本。

天才による凡人のための短歌教室


「短歌」ってやり口もあるなぁ!!!

 

始まりはいつも突然  運命を連れて行く

 

ひとつひとつ過去記事から引っ張り出してたらキリがないけど。何書いたか本人はほとんど覚えていないんだもの(笑)

 

こういうとき、過去記事に見つける「リンク」は、自分じゃない誰か別のナニかからのメッセージのように聞こえる。

まぁ、つまりはそうなんだろうけども。

 

 

ほんで、例の思いつきはどうなの?

って問われてるんだけど、まだなんのカタチも見えてないんだよなぁ。

 

これについてはまた改めて記事にまとめよう。

 

 

最後にもうひとつ、ステキだなぁと思った短歌。

君が行く 新たな道を照らすよう

千億の星に 頼んでおいた

 

トビウオが飛ぶとき 「舞いあがれ!」アンソロジー

 

 

あ!!今になって思い出した。

はるつげうお。ツルッパゲヘッドって意味じゃないよ。

トビウオのこと。

 

春告魚、春の到来を知らせる魚!

そしてさらに今更思い出した、今日って桃の節句だったのね。

 

春を告げるように飛んできた、ひとつぶての隕石よ。