「眼」を借りる

『ディザインズ』を読んで、環世界(ウムヴェルト)の元ネタも読んでみた。

 

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 これはこれで面白かったんだけど・・・ 

 やっぱり生物学者的視点と言うか、学者目線の「論」って感じで。

おもしろいんだけど、とっつきにくいかも?!

 

しかし!

小難しいこと抜きにして、動物たちそれぞれの「環世界」に触れられる本を、発見!!これがめちゃんこオモシロイーー(*´▽`*)動物うんちくエッセイ、みたいな気軽さで楽しめます。

 なんとこちらKindleアンリミテッドで読めちゃうのだ♡

 

最初の章でヘビが出てたから、こないだの姉姉の講座を思い出して、ヘビの「印象」が膨らんだ!

なんでそうなってんの??って面白可笑しい動物の「特徴」を、動物側の目線でこうこうこういうことなんじゃないかね?ってハナシをあれこれ集めてる。

あくまでも、著者はニンゲンである以上、この生物は世界をこう見ている、なんて断言できないわけで。学問であってもある意味ファンタジー

 

ただ科学的発見、情報をリストアップしてるわけじゃなくて・・・著者の出会いとか、思い出とか、「物語」がそこに見えるのがおもしろいの。

 

 

 「環世界」で思い出したのは、以前読んだSF小説

内容(「BOOK」データベースより)
人生のすべてを記録し再生できる生体受像の発明により、死後の世界という概念が否定された未来。ミクロネシア経済連合体を訪れた文化人類学イリアス・ノヴァクは、浜辺で死出の船を作る老人と出会う。この南洋に残る“世界最後の宗教”によれば、人は死ぬと“ニルヤの島”へ行くという―生と死の相克の果てにノヴァクが知る、人類の魂を導く実験とは?

 

 

「環世界」ってキーワードがどっかで出てきた気がするんだけど・・・ちがったかなぁ??民俗学とSFが融合した小説に激しく興奮♡♡

 

 

今見ている世界を、全く別の視点(次元)から眺めてみるのが、ほんと好き。たまらん。そのきっかけをくれるのが、本。

 

動物のハナシ、微生物のハナシ、心理学者が旅するアイルランドのハナシ、ケルト文化や日本神話、占星術や古代中国の思想家たちが見た宇宙のハナシ・・・

 

たくさんのたくさんの物語。 

 

 

さて、今の自分とはちがう「め」を借りることで、世界の枠組み(カテゴリー)をごっそり帰ることができちゃう。借りものだから、完全に変わるわけじゃないけど。

 

そういえばそれって『鎮魂』の技術じゃん、とふと思ったの。 

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今日はここまで!