真砂なす数なき星の其の中に

昨日書ききれなかったメモの残り。

裁量のタイムスパン

心地いいと感じる時間の幅。取り扱える(視野に収めて行動につなげられる)時間の大きさですな。

自分の裁量のタイムスパンと、働き方(その仕事で託される時間)がズレてると、ストレスになる。

大きければエラくて小さいのは未熟ってことじゃないけど、大きな立場になるほど裁量のタイムスパンは大きい人が求められる。

その場限りの判断しかできない人は、会社全体の成り行きを5年や10年単位で考えることはできないし、ひとつの地域や国という規模になれば20年、50年は見通したい。(見通せるかどうかというより、そこまで思考に組み込めるべき)

サービス業、肉体労働は裁量タイムスパンが短いけども、決してそれは劣ってるってことじゃなく、心地いい時間の幅が違うってだけ。

 

アインシュテルング効果

ヒトって過去の成功パターンに固執しがち。今向き合っている課題には、今必要な解決方法があるとしても。

 

アリストテレスの4原因説

万物は水であるとのタレスに始まり、それは火か水か、はたまた空気か…

アリストテレスは4つの「原因」の組み合わせが、物事の存在のもとになっていると考えた。

 

目的因(その存在の持つ目的や役割)

作用因(その存在を生み出す働き)

質料因(その存在の素材になるもの)

形相因(その存在の在り方を決めるもの)

 

質料因✕形相因は「存在」。存在のあり方。中身と外見、♈✕♎だな。

目的因✕作用因は「形成」。どんな意味を持つか。♑✕♋の、どこから来てどこに向かうのか。存在の方向性。

 

プロジェクトで私オリジナルなつもりで展開してた説が、まさかド古典のネタと丸かぶりだったことに衝撃。。。

 

いや、アリストテレスの流れを汲む西洋占星術を土台にしてるから当然っちゃ当然か。

4原因説はこの本で初めて知ったけど、用語(プロジェクト用にこしらえた造語)まで被ってて。

 

てことは、汎用性がある視点なんだよね。プロジェクトがおわったらホロスコープのひとつの楽しみ方としてまとめた本でもリリースしようかな。

 

メテオレロケース

星を見つめる人。役立たず、という意味で使われる語。プラトンは敢えてこの姿勢を哲学者かくあるべし、と挙げる。

 

テトラテュクス

世界の秩序を示す数の曼荼羅。確かにうっとりするほど洗練されたシンプルな美しさ。

 

ジョルダーノ・ブルーノ

「だまれブルーノ!」からの「触れちゃダメ、ブルーノンノンノン🎶」。もしかして元ネタは彼?

宇宙は自分を中心に拡がっている(全地点が中心といえる)、現代物理学で発見されたオドロキの発見を思想で練り上げていた人がいた。

宇宙の無限の広がり、そして汎神論的な世界観に大炎上を起こして処刑されたメテオレロケース。

 

ベーコンの4つのイドラ(偶像)

バイアス四大あるある、みたいな。

種族のイドラ(人間の生物的な思い込み、思考の偏り、バイアス)

洞窟のイドラ(生息する地域に限定される視野、井の中の蛙大海を知らず)

市場のイドラ(交わされるコトバや情報のミスコミュニケーション、齟齬ってやつ)

劇場のイドラ(学問や思想が誤った認識に沿って繰り広げる舞台)

 

パスカル

パンセ!読みたい。

 

フィヒテ

行為が主体(存在)に先立つ。何かがあって、それが何かの働きをなすんじゃなく…その働きが、その存在を生み出している。

好き。

 

ショーペンハウアー

世界は私の表象(意志)である。

フィヒテと併せて、脳神経学的なまなざしと重なる。

 

ベルクソン

生命とは物質の下り坂を上り返す努力。

まさに、火のエレメント!!

熱力学第二法則エントロピー増大…流されバラバラになってゆく地上の法則に対して、秩序を維持しようと抗う存在、それがいのち。

 

 

いったんここまで!