メモ📝の中から、ごそごそ。
✪自己奉仕バイアス
人ってやつは、成功は自分の成果、失敗は誰かや環境のせい、と考えがち。
だから成功秘話は多く語られど、失敗談は(それが最終的に成功を収めない限り)あまり語られないんだな。
✪名付けの誤謬
専門用語だったり、抽象語だったりを使うと、「わかった気」になっちゃう。科学のハナシもそうだけど、ほら、スピリチュアル界隈もこの傾向がとってもたくさん見られるよ。抽象語のオンパレードだからね。なんかすごいこと言ってるような、わたしわかってるんです、みたいな雰囲気を出したいときに乱発される。
リーディングするとき、ブログを書くとき、私は抽象語をできるだけ具体例に置き換えるように気をつけている。やたらめったら「統合」とか「目覚め」とか「エネルギー」とか使う人は、深い意味を圧縮した語として用いているんじゃなくて、深く見せようと浅い認識で使っている人が多い印象。
✪シフティングベースライン症候群
どんどん悪化していることでも、「これがふつー」の基準値も一緒に下降しながら更新されていくせいで、悪化していく自覚が持てない。
✪戦略的注意配分
意志力の強さは、ガマン強さというよりも「注意を向ける対象」をうまいことコントロールできるかどうかにかかっている。
✪フォーカシング・イリュージョン
人は注目している問題の重要度を、他の問題より高く見積もる。みんなそれぞれ重要視する問題が違うから、政治家とか、大きな集団の問題解決にあたるリーダーはタイヘンだなーって思う。
✪確率の思い込み
確率が低くても、感情を揺さぶるようなインパクトがある出来事であれば、その確率は過大に見積もられやすい。逆に、ありふれた行動が引き起こす問題だったり、知らない間に進行する類のものは、その確率は過小評価される。
✪科学はモデルの構築と検証
モデルはモデルであって、真実とは別物。
いろんなパターン、法則を見出して、それについて&そこから導き出せることについて検証する。でもそれは真実をもとに組み立てられたモデルなんであって、真実そのものではない。(でもそれが真実だと思いがち)
全体は部分の総和以上のもの。パーツに分解してそれぞれを詳しく調べたところで、その全体が生み出すものはつきとめられない。世界の全体像はボトムアップ式に構築されるわけじゃない。
個々のニューロン群の働きを調べれば、記憶や欲望がわかるわけじゃない。
各天体の性質であったり12サインの組み合わせ、アスペクトの「解説」をリストアップしたところで、ホロスコープの全体像は読めない。
小麦と塩と水、同じ材料から生まれる、パン、ナン、マフィン、ブリトー、うどん。小麦をひたすら詳しく、塩をひたすら詳しく、水あるいはその他材料をひたすら詳しく知ったところで、それはマフィンについて知ることにはならない。
足し算や組み合わせ以上のもの、ひとつひとつの特徴や出来事といったパーツをリストアップした以上のもの、そういった「ひととなり」であったり「人生」ってやつに触れたくて占星術を持ち出しているはずなのに、パーツの「読み方」に終始するのは本末転倒な気がするね。
カテゴライズできない「唯一無二」を見出そうとして、カテゴリーに当てはめてしか人を見ない、占い好きな人々の矛盾。
✪相関関係は根拠じゃない CINA
Correlation Is Not A Cause.
逸話をいくら集めてもデータにはならないし、意見をいくら集めても事実にはならない。
これ好き。
✪オモシロさ(難しさ)は情報の内容じゃなくて量次第
情報量が多すぎるとわけわからんし、少なすぎるとつまらない。カオスであればあるほど情報量は多くて、秩序あるものは情報量が少ない。わかりやすくきれいに整った結晶よりも、ぐしゃぐしゃなゴミ山のほうが圧倒的な情報量を抱いている。
多すぎず、少なすぎず…それがおもしろい情報として受け取られる。
講座とかしたときに、情報量が多くて…とか難しかった…って言われてた私は、参加者さんに嬉々としてゴミ山をぶちまけてたわけだ……
(参加してくれる人はほとんどゴミ山を楽しんでくれるヘンタイたちだったけど)
✪パーソナリティは性格✕気質
性格ってのは、経験とか文化とか環境、過去で培うもの。気質ってのは生物学的なバランスの偏り具合。
そのバランスを左右するのは
テストステロン
テストステロン✕オキシトシンは♑✕♋
だな!!
出生図の偏りがそのままホルモンバランスに反映されてるかどうかってハナシは別として…(個人的には生物学的な要素と星の要素は別物として見るよ、私は)
分類法としてやっぱり優れてるな、と思う。ホロスコープ、いろんな角度で物事を捉えるカバー力があるよね。
♈ドーパミン▷興奮♂
♎セロトニン▷社交♀
♑テストステロン▷集中、固める♄
♋オキシトシン▷愛着、安心🌙
この気質の分泌バランスを5つの指標でパーソナリティに分類するのがBIG5。
開放性、誠実性、社交性、協調性、感情の安定性。
よく診断系の心理学ネタで出てくるやつ。
おっと、ベビ👶が起きるぞ。今日はここまで!