木星が双子座を巡ることでもたらされる「影響」について

プロジェクトメンバーの一人から、ホロスコープに関する質問をもらったんだけど、ブログでお答えさせてもらうよ✨

 

あのプロジェクトはホロスコープの視点をネタにはしているけど、占星術はしてないのでね🤭

 

木星双子座期が一年続きますが、

出生図の双子座のハウスが木星入りで拡大される解釈と、

自分の太陽星座から1と数えて左回りに双子座が何番目か数えて、

その場所(ハウス)で木星の影響があるのか?

 

トト子船長はどういう読み方をされてますか?

両面の影響があるんでしょうか?

 

まず、私個人は「この配置(天体)が、個人に対してこの影響を与える」という見方をしていないってことを前置きで言わせておくれ…🙌

その時点でいわゆる占い的な「占星術」の読み方じゃないからね(笑)

 

天体の規則正しい運行はある種の目盛りのような機能を果たしていて、それぞれの周期に重なる地上のリズムを重ね合わせて読み取ることができる。

だから「影響」しているというより「呼応」しているものに注目する、ってイメージ。

原因(星の配置)→結果(星から受けた影響)じゃなくて…

同じリズムを持つ現象を見るときに今リズムのどのあたりなのか、Aメロかサビか、クライマックスなのか?をモノサシとして参考にすることができる。

 

そんなわけで木星という天体の示すもの、を先に共有しておくと…

教科書的なキーワードは「成長」「拡大」なわけだけど、それは個人的な成功体験だとか、懐具合の増幅ってのと違うんだよね。

それは多くの人々が関わり合う社会というスケールで共有する方向性のこと。

あちこちに向かうベクトル←↑→が、特定の方向に揃ったとき、共振してエネルギーが増幅するでしょ。その増幅するエネルギーが向く方向性の変動のリズム。

みんなのイイネの方向性、肯定的なエネルギーだから、追い風や成長に結びつく。それは社会的な「善」(ヨシとされる価値観)であって、モラル、哲学や思想に関係する。

 

木星が双子座エリアに…ってのは、その「社会的な善」の移り変わりが、第3目盛りにあたるタイミングってことですな。

今回の質問は「個人に及ぼす影響」についてなんだけど、出生図じゃなくてトランジットを読んでいるんだから、その人個人のハナシよりも「今というトキの流れ」がまず先にある。

だからまずトキの全体像の中で、この木星は何を象徴しているのか(社会のスケールで呼応しているものはナニか)が気になるな。

 

そのうえで、個人の出生図に重ね合わせて「自分から見た木星」を読む。この社会的なベクトルの共振はナニに呼応している?そんでもって、私はその共振に対してどんな響きを感じ取る?ってハナシですな。

 

この「自分から見た」って立ち位置をどこにとるか、がハウスシステムのハナシだね!やっと質問の本題に到着…?(笑)

 

①出生図の双子座ハウス

出生図を「物語」として読む私の場合、この立ち位置から見たトランジット木星は「盛り上げブラスバンド」が通過するロケ地ってイメージかな。

いろんな場所で撮影してるなかで、ブラスバンド隊のツアー巡行に重なる領域。それがどんな曲調で、どんなメンツなのかはトランジット図の示すところ。

 

②太陽サインから見て何番目

これは出生図をソーラーサインシステムで割り出した場合の木星の位置取りってことだね。

①はたぶんプラシーダスとかコッホとかだと思うんだけど。

やっぱりこれも「視点」の取り方だと思うんだ。打ち上げ花火、上からみるか下からみるか…みたいな。

 

太陽を1ハウスに据えるってことは、自分のまなざし(私の世界観)を中心に立てるってこと。①はひとつの物語の中にいる私、で②は私から見た(一人称で語る)物語にイメージが近いかな。

 

①はブラスバンド隊を物語の中でどのロケ地に登場するのか、を見る視点。②はそのブラスバンド隊を私というキャラがどんな存在として描写するのかって視点。

 

木星がどう影響するのか」じゃなくて、木星と呼応するなにかしらの出来事(波が重なり合って大きく増幅するエネルギーの矛先)の移り変わりを、どの視点から見ている構図なのか。

の違いかな〜。そもそもそれほ構図でしかなくて、影響力を示してるわけじゃない、って思うけどね!(影響がない、って意味じゃないよ)

 

どうしてなのか、LINEでもたまに「どう読みますか?」の質問いただきますが、私、占星術師じゃないですから、その点ご了承を!!!(笑)

 

でもググッたら出てくる「読み方」ってみんなどっかしらのコピペだよね。根拠づけをお互いし合っている、閉じた世界だなぁ…とたまに思うよ。。。