おひとりさまの歴史散策ミステリー、続いてます。
星信仰、そして秦氏と関係あるんじゃないか!とニラんでいた淵神社・・・
ご由緒(略記)をいただきまして面白い発見がありました。
当社地は、昔神宮寺の支院の遺跡で、当時は、裏山の宝珠山の山頂に虚空蔵菩薩と玄武神を祀り、現在の社地の辺りに弁財天を祀り、これを妙見社と云っていた。
もう~!ビンゴ!!!!やっぱり妙見信仰(=星信仰)がバックにあったんだ!!
玄武神はしっぽが蛇のカメの神獣ですね。中国由来の思想で、北の守護神。カミさまならぬカメさま。風水では四方位の守り神として縁起物にされているんだけど、もともとは天文学で宇宙と星の配置のシンボルとして使われていたみたい。玄武神は北、その中心にあるのが北極星。星信仰の対象として神格化されたスター。
虚空蔵菩薩については、仏様の知識がないもんで・・・教えてGoogle先生!
「明けの明星」は虚空蔵菩薩の化身・象徴とされ、知恵の菩薩とも評され、人々に知恵を授けてくれるともいわれる[1]。明星天子、大明星天王とも。
仏様それぞれに対応する星があるのか?それともやっぱり星信仰に関係あるのか?虚空蔵菩薩もシンボルとなる星があるようで。「明けの明星」は金星だね!
境内にあった幼稚園の名前、それから境内社の稲荷社のひとつにつけられた「宝珠」の名前の出所が気になっていたんだけど、この山が宝珠山だった。
宝珠と稲荷と妙見信仰の関係がすっごく気になる・・・何かあるはず。
「あれれ?」と思ったのが神宮寺のくだり。
前さるく(文化散策ツアー)で聞いた話だと、延命寺の末寺のひとつ「萬福寺」ってお寺が淵神社の元々の姿だってことだったけど…
で、萬福寺の由緒を調べてみると
http://hosyuzan-manpukuji.jp/enkaku-kona/man-rekisi.html
伝説によれば、ここは元神宮寺の支院であった所で
この「神宮寺」もまた、謎に包まれたお寺のようだ…!!
つまり、神宮寺の支院→跡地に延命寺の末寺・萬福寺(神仏習合スタイル)→神社をメインにして淵神社、って流れで今に至る。
そして神宮寺について調べながら気になることがゾロゾロと(o_o)
長崎は特殊な文化の土地やと思っていたけど、はるか古代にもそのヒミツが隠れていそう。
萬福寺の大元、親分(?)である延命寺について調べてたらここにもお寺の中に鳥居がある不思議スポットが!
それも…稲妻大明神。お稲荷さんだよ!!!由緒不明の謎のお稲荷さん。
萬福寺(淵神社)の中にある宝珠稲荷、そして延命寺の中にある稲妻大明神…
気になる…気になる…
淵神社の境内社にもうひとつ、建てられた経緯が書いてなかったのが十二支社。干支が祀られているところで、ちょっと上の方にある。
これってひょっとして天体信仰の名残か!!干支は方位や季節を表す円盤だったから、天体観測に関係あるかも。東洋占星術でも使うし。
とりあえず、今日はここまで!!