最近、古代史とか歴史ミステリーにハマって本を読み漁ってます。
今まで歴史はそんなに詳しくなかったもんで、予備知識が薄いから読むのに四苦八苦。
伝説のヒメさま
きっかけはふと、今住んでいる地域のあちこちに残る「皇后伝説」が気になったから。そこから卑弥呼だとか神話の世界にも繋がっていって、情報のキャパオーバーで頭痛がめっちゃする。こういうの詳しい人いたら紹介してください。興味津々。
そもそも「神功皇后」って存在もじぇんじぇん知らなかったんだけど、言い伝えではなかなかすごい男前なヒメサマのようで。
ジャンヌダルクとか卑弥呼とか、神託を受けて世界の価値観に立ち向かうのっていつも女の人なのが不思議。女のカン、って言うように直感力があるからかな。カンが鋭すぎたり見えない世界と繋がりが深すぎたりすると、「魔女狩り」にあったりするんだろうな〜
神功皇后の伝説をぼーっと考えながら運転してたら、助手席の主人が「あの字、後って読むのかー。ずっと気になってたんだよね」と指差したのが歯医者さんの看板。
午后 休診 (午後 休診)
皇后の后の字…!また心を読まれた疑惑。笑
こないだ実験にちょっと離れたトリッキーな場所から「こっちだよ!こっちだよ!おーい!」と念じてみたら、ほんとにこっち見てビビった。
今のところ百発百中。
おきつねさんの替え歌は伏線
こないだの祐徳稲荷神社からの帰り、息子がやったらハイテンションできつねの歌を家まで歌ってたハナシ、後日談。
YouTubeで佐賀の観光案内ビデオをなんとなーく流してたら、祐徳稲荷の紹介に出てきた「秦氏」の一文。その時はその名前だけ印象に残っててスルーしてたんだけど、後で調べてみると、なんと稲荷神社の創始者が秦(ハタ)一族だってことを知る。
「こっちから ハタが やってきて〜
大きく鳴きました コンコン!!!」
ゴロが悪いのに頑なに「ハタ」で歌ってた不思議ボーイ、まさかまさか……?!!!(笑)
私的な驚きモモノキはまだあって、「秦氏」に引っかかって引っ張り出したちょっと前の読書メモ。
昔学生の時、歴史の資料集か何かで見た「十牛図」をなぜか思い出して図書館から借りた本。
禅画の抽象的な世界観を人間の成長過程に照らし合わせて紹介している本なんだけど、なーぜーかメモしたのが、チロっと登場した「秦氏」のハナシ。本筋と全く関係ない雑学的にチロっと数行出てきた秦氏。秦氏と北極星の関係性が云々…って全く意味不明だった部分なのに、メモしてる。
秦氏が活躍した年代が、これまた今ハマってる古代史の時代にぴったりで。しかも重要キャラクターなんじゃないか!!ってドキドキしてる。
読んだ本の中には取り上げられてなかったけど、日本の古代史と神話にかなり関わってる気がする。
秦氏は「優秀な技術を持って日本に渡来した大陸出身の一族」として教科書に出てくる。聖徳太子のあたりで。今、関連文献探し中。面白いの知ってる人いたら教えてー!!
秦氏と星信仰
どう繋がってくるのかまだよくわかってないけど、秦氏とセットで目に入るのが妙見信仰と呼ばれる「星信仰」。
夜の海の道しるべ、北極星や北斗七星に対する信仰と深い関わりがあるらしく…
星、海、船…と、私の周りに常にまとわりつくキーワード。神功皇后も海(船)にゆかりの深い人だし。
さらにさらに、この星信仰を紐解いていくと、遡るはシルクロード。古代ペルシャ!!
何を隠そう、大学時代に専攻していたのが中東、ペルシャだった私。卒論のテーマに調べていたのが、信仰心と自然環境の結びつき。こんなところに繋がってくるなんて。
このヒントは他のところからもやってきてた。今書いている語学ブログの前身、今は更新していない旧ブログをふと開いたときに「5年前の記事を振り返りませんか?」と出てきたのが、これ。
「70ミリオンの星」というペルシャ語の歌を紹介した記事だったのだー
Sirvan Khosravi - 70 Million Stars Teaser - 90 Show - [Video] - w/ Eng Subtitles
それからイラン人のお姉さんに教えてもらった素敵な詩の日本語訳。
海の物語、いのち
時に それは太陽の光、潮のきらめきと香り、幸福の飛沫
時に 深く沈みゆく 両眼を閉じて
周囲が暗闇であったとしても だいじょうぶだよ
私の大切な人 あなたは大丈夫
もう一度水面から顔を出して 太陽の輝きを見よう
降り積もった雪の下から 今度こそ
あなたが望むちょうどその場所で 夜が明けるから
ちょっと手直ししたバージョン。
古代ペルシャの民間信仰
ペルシャ、中近東といえばイスラム教のイメージが強いけど、それも日本でいう仏教みたいに文化の融合やなんやらあって後からやってきた宗教なんです。土着の信仰が、あの辺にもあった。
そのうちのひとつに「ミトラ信仰」がある。キリスト教やユダヤ教の元になったと言われる宗教で、信仰対象は太陽神ミスラ(ミトラス)。古代ペルシャの神話も面白く、ミスラ神には冬至の夜に洞窟で生まれた英雄のストーリーがある。神話のハナシも面白いんだけど、ここは端折る。
太陽神ミスラの象徴として信仰されていたのが冬至の夜にいっちゃん明るく輝く夜の太陽、「シリウス」って星なのがまた面白い。エジプトの「イシス神」もこのシリウスって星を神格化した女神様らしい。こないだイベントでご一緒させてもらった方が「なんだかやたら気になる」と言っていた壁の絵、イシス神だった。
私、誕生日が太陽神ミスラと一緒。超親近感、ってなわけでとても印象に残っているのね。
この「ミトラ信仰」「シリウス信仰」は星に深くかかわる信仰なだけあって、占星術にもディープに繋がってるわけです。天文学が死活問題になる時代、環境、文化があったからこそ発展した星読み。シルクロードに乗って東に伝わり、日本にもやってきた密教や東洋占星術。そこに、秦氏が重要人物として絡んでくるんだよー!!!!!
日本のふる~い占星術師で有名なのが、陰陽師の安倍晴明。そのライバルとして暗躍(?)したのが秦道満。いったい何者なんだ。秦一族。
陰陽師と言えばこのマーク。
長崎市のマークも五芒星。
陰陽五行のマークで有名なのがこれ。
太極図。勾玉が二つ。
これに似た形の紋章、巴紋。三つ巴は八幡神社でよく見る紋章だとか。
神社と秦氏
八幡神社と言えば「令和」ゆかりの地として一躍有名となった坂本八幡宮。ヤハタ・・・ハタ・・・なんと、八幡さんも秦氏に縁の深い神社なんだって。八幡神社で祀っている神様が、神功皇后の皇子である応神天皇!!!!!一番最初に書いてた伝説のヒメさまね。
でね、こないだ突然息子が「淵神社に行きたい」と二日連続で言うもんだから、二日連続で行ってきたんです。淵神社の紋が、三つ巴。ただ、妙なのは巴紋なのに穴が開いている、勾玉の紋なんだよねー・・・。ちょっと変わってるなって思って、覚えてた。
もしかして秦氏関係、あるかも・・・?!
ちなみにここのご祭神は宗像三女呼ばれる三柱の女神様なんだとか。こないだ歴史ツアーに猛烈に行きたくなって(古代史にはまる前)地元のガイドさんが案内してくれるツアーに参加したのね。それがここ。
今は神社だけど、元はお寺さん(メインは弁財天だったかな?)だったんだって
日本に3つしかない、スーパー珍しいお社、「キリシタン神社」があるのもここ。
マリア像が鳥居の向こう、お賽銭箱の隣にいる・・・しかもここは元仏寺!宗教はただの「人間が決めたルール」で、信仰はボーダレス。長崎おもしろ珍スポット。
でね!でね!この神社の境内には幼稚園があって(今は休園してるらしい)それが宝珠幼稚園っていう。そして本殿奥にキリシタン神社と一緒に「宝珠稲荷社」がある。
「宝珠」ってなんだ?
宝珠って言葉が気になって調べてみたら、スライムみたいなカタチの神聖なアイテムのことを言うらしい。これ、お稲荷さんの紋につかわれてるやつ!
橋の柱のてっぺんによくあるこの形。
そういえば秦氏ゆかりの地で有名なのが、関西にある宝珠山妙見寺らしい。
稲荷と宝珠とキリスト
日本の国を守る神様が祀られてる伊勢神宮には、内宮と外宮がある。外宮に祀られているのが豊受大神(トヨウケノオオカミ)。豊受・・・ホウジュ・・・
日本の国家的神社に祀られているこの神様、日本書紀には登場しないミステリーな神様。歴史ミステリー好きには有名らしい、謎に包まれた神様「瀬織津姫」のことじゃないかって説もある。
もうひとつ、ホウジュ・・・宝珠を紋に持つ稲荷神がトヨウケノオオカミだという説。そしてお稲荷さんの英字表記INRIは「キリスト」を表すって説もあり、なんとも世界規模なミステリー!!!!!!(興奮)
そして今瀬織津姫の伝説を調べてみたら、関連付けられる「弁天様」。・・・淵神社がお寺さん時代の時、信仰していたのが弁天様。やっぱり関係あるんじゃなかろうか!!
そして瀬織津姫=卑弥呼説だとか、神功皇后=卑弥呼説だとか、時代も国境も超えて神功皇后=マリア説だとか、なんだかおもしろいストーリーがぞろぞろ出てきて、情報キャパオーバー。
ああ、そうだそうだ。淵神社の今の御祭神「宗像三女」、これも神功皇后にかなり関係があるぽい。福岡にある沖ノ島、ここに祀られてる神様だったっけ?
それからもうひとつ思い出した、美容師さんとお出かけスポットについて話してた時、ここ出てきた。糸島らへんのオススメスポット、いつか行かないと!!
最後まで読めた人いる?いたら拍手!!!(笑)