これまで散々「現実的な問題解決」に即した展開法やリーディングについて書いてきたけど、今日のは結構・・・つかみどころのない世界観を前提にした真剣なカード遊びです。
このスプレッドはインナートーテムポールといって、自分の中にある「聖なる柱」を自覚するための展開法です。インナートーテムポールは、よっぽどのことがない限り何度も引き直したりするもんじゃない、とそんな感じがします。だからゆったりと、落ち着いて、じっくり時間をかけてひけるといいかな。
インナートーテムポール展開法
使うのはメジャーアルカナ22枚だけ。シャッフルして、丁寧に、一枚ずつ引いて裏返したまま、下から順番に、8枚のカードで柱を立てていきます。
下から順番に私のトーテムは
1枚目『あなたを育む土壌』
根を張るべき場所、すべてを支え育む要素。最初の一歩を踏み出すためのガイドラインとなるメッセージを持っているカード。自分の基盤となる力ですね!
イケイケゴーゴーのチャリオット!突き進め戦車!オルカのパワーです。やっぱり海・・・ココともソコとも定めのつかない大海原が私の土壌、フィールドです。
2枚目『根』
柱全体を支えるのが、この部分。成長と発展のために欠かせないのは言うまでもなく、土壌(1枚目)と根(2枚目)がちゃんと繋がっていないと、自分の柱はまっすぐ強く立ち上がることもできません。
根のカードが表すシンボルは、深く突き進む派か?広がって伸びていく?どんなふうに土壌と結びついていけるのか?
海に太陽?!と、まぁ面白い組み合わせになりました。
土壌と根っちゅう「地中」のイメージからかけ離れたところに私の柱は建っとるようです。
3枚目『創造、再生、誕生』
根から吸い上げたエネルギーを、実際にカタチにつくりあげるのがこの部分。情緒に満ちた自分の中の瑞々しいエネルギー(=つまり、愛!)で、過去の想い出に関連が深いポイントです。
トライ&エラーのマジシャン!全てのエレメントの象徴が並ぶこのカード。まさに創造、生み出すチカラ。海に差し込む太陽の光から、新しい命(バクテリア?!笑)が生まれる、みたいなストーリー。
4枚目『行為、直感、反応』
水っぽい3枚目から一つ上にあがると、熱いエネルギーがそこにあります。インナーチャイルド(内なる子供)と呼ばれる部分です。ワクワクや直感に従う無邪気なエネルギーであり、気を引こうを地団太を踏むワガママな側面でもあります。
カードに詳しい人は何のエレメントかもチェックしてみるとおもしろいです。4枚目は内なる「火」にあたる部分ですが、そのエネルギーとどう向き合うべきかというメッセージがこのカードにあります。風エレメントのカードであれば、吹き消してしまうことなく、煽りすぎることなく、自分の中の火に向き合いましょう。
これもマジシャン同様、4つのエレメント勢ぞろいのシンボルでもある。運命的な大きな力、という意味のあるカードだけど、最大級の他力本願カードでもある。逆らえない大きな流れがあって、バクテリアは「存在」から「生物」に進化する。
5枚目『仲介・調停する心』
高次のエネルギーを現実レベルまで落とし込み、情動や行動を意識や思考レベルに持ち上げる、心臓のような枠割を果たすエネルギーの中継地点です。
ここに出るカードがあなたに教えてくれるのは、過去に即した「情動」ではなくバイブレーション(波動)に即した「感情」で愛を感じる方法です。
ここでもエレメントが参考になります。風なら愛と言うのは知的産物、水なら繰り返し経験した過去の印象から愛が生まれてくるし、地のエレメントは愛に関してかなり実質的な感覚を掴もうとして、火だったのなら、気を付けて、火花が飛ぶよ!(笑)てな具合に。
カードの伝えるあなたの「心」の強さと、弱みは?
人生が立ち行かなくなったと感じるときは、柱の心に戻ってくることを忘れないでください。わだかまりと、そのほどき方、両方がここに見つけられるはずです。
生命の神秘シリーズ、夜になりました~(笑)タロットの月は幻想や不安。まんま、心のネガティブな側面。ホロスコープでも月は心。
無自覚を自覚する「私には○○が無い」 - STAR SHIP☆星読み航海図
心を自分のものにするために、不安や恐れ、快と不快に感情が分化するのは人間の成長も一緒。生物になったバクテリアは危険な目にあったり生き延びたりしながら「生きる喜び=愛」を知るわけです。
6枚目『連携・コミュニケーション』
あなたの内なるメッセンジャーがこのカードです。
コミュニケーションと言うと、伝える側面ばかり目が生きがちですが、聴くチカラにも注目してください。誰もが自分のハナシを聞いてほしい、と思います。だから、私たちは耳を澄ますのです。外の世界に敬意を持って耳を澄ませるからこそ、あなたの願いも聞き入れられるということを忘れないでください。このカードは、あなたのコミュニケーションの在り方についてメッセージを伝えてくれています。
また太陽が昇って、微生物から、虫になりました。うまいことストーリーになってておもしろいなぁ(笑)アニマルトーテムタロットの隠者はちょっと特殊で、日の当たる場所にいる。私がコミュニケーションに用いる力はカマキリの触覚。コミュニケーションが隠者って・・・そのまんま、私じゃないか。(笑)
7枚目『目』
言わずもがな、目の前にあるものを捉えるだけではなく、目の前にないものも見通すチカラ、ヴィジョンの描き方がこの部分です。
虫から動物までやってきました。トナカイさんです。プレゼントがたくさん入ったソリ。このカードのメッセージは、「ギフトはここにある」ってこと。サンタクロースの世界を見るか見ないか、は自分の目が決める。
トナカイと目の関係でビックリしたのは、彼らは季節によって目の色が変わる。冬以外の季節は金色の目で、冬になると濃い青になる。これって、すごくメッセージ性があるなぁ。私の目は、トナカイの目。
8枚目『トーテムポールの頂点・気付き』
最後、トーテムポールのてっぺんにあたるこのカードは、すべてを見渡す位置にあります。ここまで登りきったエネルギーは、また外の世界へと放出されます。あなたが何を創造しているのか、なんのために創造しているのか、気付くことが、そうなのです。
創造するってのは占星術で言うと太陽の役割ですね。太陽は自分らしく生きるという意味です。まさに、自分が自分を自覚して生きることが、生まれもったエネルギーを世界に還元するってことになるんですね。
自覚する意識=マインドをコントロールして、気付きに転換すること。それを教えてくれるのがここに出てくるカードです。
スターのカードについては星と連係プレー - STAR SHIP☆星読み航海図でも書いたけど・・・海に始まって、海に還る。何の因果か、やっぱり海。。。私は、星を通して、気付く。
柱を立てる土壌+柱の7要素
7つの並びを見て、ヨガとか精神修行系に詳しい人はピンときたかもしれないけど、実際に人体にもこういう象徴ポイントが配置されているんですよね。第1~第7チャクラと呼ばれているものなんですが、私はまだこの辺不勉強なので詳しく書けないですが。
そういう身体×精神トレーニングされてる方は、トーテムポールで出てきたカードをイメージしながらやってみるとイイかもしれませんね☆