「文字」は言葉を書き表すための記号。
「言葉」も意味を音に乗せるための記号。
意味を音を介して記号化して(言葉)
さらにそれをブツに刻み込んだ。(文字)
エレメントで言えば、
水(意味・感覚)⇒風(言語・記号)⇒地(知覚・実感)
かな。
「ワタシはワタシというひとつの存在」っていう感覚、「個の意識」(火)は言葉の進化に強く強く関わっている。分けて考える、理性とか論理(=言葉を取り扱う能力)が発達してきたってことだから。
ってことは
水(意味・感覚)⇒風(言語・記号)⇒地(知覚・実感)⇒火(意識)
そうそう!言語能力(左脳)が発達して「個の意識」が主流になってきたあたりから、ニンゲンは神の声が聞こえなくなった、って説があったね。
神の声ってのは、「個の意識」で捉えきれない感覚とか知性のこと。左脳で切り分ける前の、右脳でキャッチした全体情報ね。「個」じゃない意識ってことで、「集合」意識。
「集合」の大きさを拡大すればするほど、昔にたどればたどるほど、個人の持つ「オレ情報」から周囲の人間を含む「ワレワレ情報」、時間の幅も拡大した「過去未来含むワレワレ情報」、さらに拡大した「生命レベル情報」「地球(星)情報」になるってわけ!
また草木ことごとくに よく 言語あり
なんて書き表してるように、まだ右脳的に情報をキャッチしていた(動植物と会話ができた)ぽい。
伝統的占星術(私は”古典”ってコトバが好きだから古典占星術と言いたい)ではね、なんとコミュニケーションを月と水星で分けて考えてるんだよ。
これがめちゃくちゃおもしろい。現代占星術でコミュニケーション=水星(理性)しか取り上げないってのが象徴的。右脳コミュニケーションは、なくなってきてるんだな。。。
んで、古典では3ハウスは月のハウス。コミュニケーションってのは右脳的コミュニケーションが主流だったようだ。占星術はヘレニズムからローマ時代くらいに体系立てられたってことだから、神話が物語としてまとめられていく時期かな。
いろんな民俗が衝突したり融合したこの時代は、政治的な理由が背景にあって、前後関係とか強弱とかを整理したわけね。ここからさらに左脳が発達していく。
右脳コミュニケーション(非言語)が左脳コミュニケーション(言語)によって弱まったか・・・と思ったら古代中国は逆だった。ここがもう、ぞくぞくするくらいおもしろい。
象形文字。
ほたるびのごとく、ふわふわ漂う理性でキャッチできない情報(神の声)を、今ココ目の前にありありとらえる術が、文字表現だった。ケルトのルーンとかヘブライ文字もそうなのかな。
書き言葉がドラスティックにニンゲンの世界観を変えた、ってハナシはこの本をきっかけに知った。「人間はすでに一度、シンギュラリティ(技術的特異点)を経験している」!
ちょっと年表調べてみたんだけど、殷~周の時代に占星術が体系立てられたってことで合ってるかな??まさにこの頃が、安田登氏によると「心」の大きな変化があった境目の時代。
言葉の発達を
水(意味・感覚)⇒風(言語・記号)⇒地(知覚・実感)⇒火(意識)
と当てはめてみたけども、4元素の循環は、逆なのだよ。
水(死)⇒火(意識)⇒地(存在)⇒風(解散!)⇒水(集合)
逆のベクトルが重なり合う、といえば生命の樹。
宇宙の理を書き表した、カバラ思想の図。
降りてくる神秘の光線と、上昇する創造の力・・・って表現だったっけ?
何にもない(無)の宇宙から、今ここで肉体をもって空間と時間の1点として生きている世界に至るまでの道筋。あと、インスピレーションとか、より大きな次元からもたらされる影響。これが下降するライン。
それから逆向きの視点が、ニンゲンが成長していくプロセス、進化の方向性。上昇するライン。
今朝ね、松村潔先生の電子書籍を読んでて
これは生命の樹をもうちょっと学んだらさらにオモシロイな・・・と思って、kindleにおすすめされたこの本を続けて読んでます。
んで、この本が、すごい。ものすごい。びっくらこいた。
タロットする人も、占星術する人も、世界観がひろがる生命の樹・・・なんだけど、こんだけまとまってデータベースになっているというか、すごくかわいくておしゃれな図で整理されてる資料、初めて出会った。
kindleアンリミテッドで読めるから、おすすめ!!!!!!!
(30日間以内に解除すれば、無料で読み放題!!)
今、読みこんでるところだけど、これは資料を別途プリントアウトして手元で見比べながら読みたい。セミナーというか講座でじっくり学ぶような内容だと思う。
生命の樹の用語とか意味の説明だけじゃないんです。
聖書の解読、東洋の陰陽五行との組み合わせ、色(光の波長)で見た見える世界から見えない世界までの重なり方(構造)まで・・・・濃ゆすぎる。
そういえば、この本の「甲骨文字」の章まで読んで、こないだの星の読書会を思い出して、古典占星術の4元素を思い出して、そいでこれ書いておこう!って思ってメモがてらブログ書くつもりだったんだった。最後にここに戻ってこれた(笑)
よーし、続き読もう。
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