今回のプレゼント交換企画でホロスコープを集中して読んでみて、「おおお…!!」と思ったことがいくつかありました。
やっぱり出生図には、ひとつらなりの「ストーリー」が埋め込まれているということ。
たいてい、出生ホロスコープにはしつこいくらいに強調されるキーワードがあって、例えば同じ双子座でもAさんはその「身軽な動き」にスポットライトが当たっていて、Bさんは双子座の「興味を持つ」という性質にスポットライトが当たっていたり。
そうなると、「目的意識は太陽で、行動力は火星で・・・」と各項目のパラメーターを並べてデータベースをつくるというよりは、ホロスコープに埋め込まれた「物語」をズルズル芋づる上に引っ張り上げていくような・・・ストーリーが勝手に立体化されていくような、そんな不思議な感覚に夢中になっちまいました。
まさにムスカな快感。円盤の向こうに、物語が見える…
とはいえ、私もまだまだホロスコープの不思議をケンキュー中の半熟星読み愛好家。毎日が発見です。
占星術の勉強法について
占星術は先人の組み立てた膨大な知識体系なので、それを習得する(読めるようになるために勉強する)と言うとこんなイメージじゃないでしょうか。
天体の意味、サインの性質、ハウスの表す分野、それからアスペクト・・・と、「知識」や「データ」を集めて自分の中に蓄積していく、積み上げていく。
このイメージだと、下に積んでいくブロックがいびつだとだんだんバランスが悪くなってしまうので、ひとつひとつ「確実に」覚えないといけない。暗記したものを繋げていって、点と点を結びつけて線に、線と線を繋げて絵に、というふうにリーディングの精度を上げていく。
これは、伝統的な学校教育的イメージの「勉強」ですね。
定まっている頂点(教科書、先生的な存在)から引っ張り出してきて、自分の中に取り入れる。
う~ん、山羊座的。
でも、私が視たのはこんなイメージ。
各項目の基本的な知識はもちろん必要ですが、最初は「ぼんやりした把握」でも全然OKだと思うのです。確実に積み上げていく知識のブロックを集めていくんじゃなくて、自分の中にネットワークを繋げていくイメージ。
一個一個のブロック(天体、アスペクトなどの項目)はもちろん必要ですが、最初から整っている必要はないのです。繋げて補い合いながら、レイヤーを重ねるように多面的になっていく。しかもこのネットワークは自分自身の体験や経験をベースに繋がっていくから、オリジナルなんです。まさに水瓶座モデル。
山羊座モデルは同じ頂点を目指すから「読める⇔読めない」「わかる⇔わからない」という格付けができるけど、水瓶座モデルは基本的な知識のブロックは同じでも完成形はオリジナルだからそれができない。
私には私にしか見えないホロスコープの世界観があるし、あなたにはあなただからこそ見えてくる世界観がある。
具体的な勉強ステップ
勉強方法って、人によってフィットしたりしなかったりします。ここから紹介するのは「私個人」のやり方、着眼点です。
ちなみに私、勉強方法オタクでもあります(笑)
1.全体像の把握
という全体像を把握する。最低限必要なブロックはどんなものがあるか(これから学ぶ項目)、ホロスコープが読めると何が分かるのか(完成イメージ)をぼんやりと持っておく。
ホロスコープも色んな種類があるけど、まずは出生図を読むことから。出生図を構成する要素がなんなのかザックリ把握する。
- 10天体
- 12サイン
- ハウス
- アスペクト
2.ブロックを並べてみる
山羊座モデルの「勉強」はここにかなり集中して取り組むけど、水瓶座モデルだと一個一個のブロックの完成度は気にしない。ブロックをどんどん繋げていくことに重点を置くから。
※ここでいう山羊座、水瓶座はイメージのハナシ。個人のホロスコープ関係ないです。
基本的なイメージが掴めたら、ドンドン読んでいく。読みながらイメージを繋げていく。自分の出生図や身近な人の出生図を比べてみる。
この辺、語学と一緒です。実践しながらフィードバックを得て、少しずつ成長していく。自転車も、乗ってみないと乗れるようにならない。
いまいちピンとこない・・・というアスペクトや天体の意味は、わからないままでいいと思います。そのうちわかるだろう、くらいの気持ちで曖昧さを受け入れる!
そのうちあちこちが繋がってくると、本当に「あ、あのときのアレはこういうことか」とわかるもんです。保留もダイジ。
3.実際にリーディングしている様子を見る
特定の誰かの出生図ではなく、トランジットといわれる「今日という一日のホロスコープ」を読んでいる星読みさんはたくさんいます。
満月や新月の日のホロスコープは解説している動画がYoutubeにいっぱいあります。同じ円盤を見てどう解釈しているのか・・・同じシンボルをどう捉えているか、シンボルの組み合わせで何を導き出しているのか、何人かフォローして聞いてみると面白いです。
4.源流を捉える
これは私が最近になって「ハッッ!!!」としたことなので、まだ上手く説明できないんですが・・・
ホロスコープは「源流」にアクセスして、必要な情報を引っ張り出す装置なんじゃないか、と。なんか言葉にしたら胡散臭いな・・・
占星術って、先人が言語化して整理した「叡智」が、知識や学問体系になって今に引き継がれているわけなんですよね。
伝言ゲームさながら、引っ張り出した情報を記号(教科書)にして、記号をまた記号(言葉による解釈)で捉えて、さらにそれを記号で・・・としているうちに源流から遠く離れていってるんじゃないかなぁ。(だから山羊座モデルの勉強方法はズレが生じやすい、と私は思ってる)
今回リーディングで「サビアンシンボル」の便利さと言うか、すごさを感じたんですよね!具体的なキーワードそのものに注目するというよりは、その向こう側の「イメージの源流」を意識するための「旗印」のように使えました。
サインの基本的な特徴(2区分、3区分、4区分)を頭に置いておいたうえで、じゃないとわかりにくいんですが・・・。
「叡智」って、現実世界にあるような「答え」じゃないんですね。具体的な存在じゃない。すごく抽象的なエネルギーというか、磁場というか、性質があって、そこから感じ取った「イメージ」を「言葉で表現」したのがサビアンシンボル。
だから、サビアンシンボルを通して言葉の向こう側にある「イメージ」を思い描いて、その先にある「叡智」を読む。それを今度は依頼者さんの具体的現実に結び付けて言語化する。
んんんーーーー!
このイメージ、「これだ!!!パッカーーン!!!」と思ったんだけどやっぱり説明が難しい!!決して特殊能力とかそういうんじゃなくて、「感覚で、イメージで、想像力で・・・」というフワフワして個人に左右されるものでもなく・・・・
んんんーーーーー
一旦、これに関しての説明を諦めます。ごめんなさい(笑)
各ブロックの理解を深める方法
自分に結び付けるってのは、自分の体験や経験と照らし合わせることですが。たとえばこんなふうに
映画のこの部分、〇ハウスっぽいな!とか、この歌の世界観は〇〇座っぽいな、とか、そんな風にカジュアルに結び付けていくと・・・
ハウスのイメージが立体的になってきたり
天体やサインの特徴がだんだん濃くなってきたりします。
タロットの勉強もホロスコープをかなり立体的に捉えるヒントになったかな。
あと、アウトプット。アウトプットありきのインプット。これは何の勉強にも共通する超重要ポイント。
ホロスコープから見るおすすめ学習方法
ご参考までに☆彡