ホロスコープ上では、「試練」「忍耐」「苦手意識」「制限」となんだかネガティブなイメージで象徴される土星先生。
制限する、締め付ける、枠をはめこむ、そういう固めてくるエネルギー◇◆
自分の中の土星先生
コンプレックスを抱いてしまう分野だとか、「なんだかうまくいかない・・・」とジレンマを抱える分野を見るときに、出生ホロスコープの中で、土星がどのハウス(=ホロスコープの円を12分割したそれぞれのお部屋)に土星がいるか?を見ます。
私は、自分自身・アイデンティティを示す1ハウスに土星先生。肉体的にも精神的にも自分を追い込みやすい。修行とか、鍛錬とか、そういう響きに惹かれるのは土星先生のエネルギーが良い感じ(?)に出てるのかも(笑)
それから太陽・月・水星・金星・火星とのアスペクト(天体同士の角度)から、土星先生の「しめる」パワーがどう働いているのか、も。
私は太陽と土星が0度(=合、コンジャンクション)。太陽(ソトヅラ、社会的な目的意識)に無意識に流れる土星的な価値観。活かせれば「まじめな努力家」だし、悪く出れば自分にプレッシャーをかけすぎて(理想が高いいて座の太陽なだけに)そのギャップに打ちのめされて「私ってダメ人間・・・」になるのかな~。
試練も忍耐も、成長に欠かせない要素。そう思うと、土星先生は厳しいけど乗り越えれば何よりも頼もしい力、自信、才能を磨いてくれる存在。
土星先生が帰ってくる!
いわゆる「時の運」を読むとき、出生ホロスコープの円の外周にその日のホロスコープ(=トランシット)を重ね合わせて読みます。
自分の中にある、持って生まれた天体のエネルギーの流れ方と、外の世界のエネルギーの流れ方がどんなふうに混じったりはじいたりしてるのかで影響を考える、ってのが占星術の考え方。
土星は29年半かけてホロスコープを1周まわる。だから29~30歳ごろ、土星がひとまわりして出生ホロスコープの位置に帰ってくることになる。これはサターンリターン(=土星回帰)と呼ばれる節目の時でもあります。なんかかっこいいひびき!
自分の中にある重た~い部分と、外からの重た~い圧がかかって、いわゆるシンドイ時期。 土星先生の担当である「社会的な制限」「試練」「閉塞感」が前面に出てきてしまう時期。
確かに、30歳前後ってそういう葛藤を経験する頃。結婚したり、女の人だったら出産かキャリアか?!みたいな時期だったり、健康に関してもホルモンバランスが変わっていくころでもあるし、厄年だし。「大人になるための課題」満載のこの時期。
私も、2017年の終わりごろからサターンリターンを迎え、 今もその影響下にある時期。実感としては・・・どうかな~?たしかに、「結局、自分はどうしたいんだ?」「理想とか希望ばっかりじゃなくて現実見ようよ」って出来事は多いかも。
私は楽観的な理想主義のいて座の太陽と、キョロキョロ落ち着きのないふたご座の月を持ってるから、やもすれば地に足がつかない考えであれもこれも手を出して身につけられないタイプなんだけど。。。やぎ座の土星先生が「地」の要素で固めてくれるなら、こんなありがたいことはない。
土星先生!これからもビシバシ鍛えてください!
土星パワー本領発揮の年
2017年年末は、私個人のサターンリターンであって、土星先生が29年半ぶりに本拠地に凱旋するタイミングでもあります。2020年年末あたりまでホームグラウンドのやぎ座からギュギュッとパワー(圧)をかけてくる星の配置。
星読みファンの間では、やぎ座土星時代は社会の枠組みが変わるタイミング!と言われてます。前回のやぎ座土星は昭和から平成に、今回は平成から新しい元号に。
帰ってきたのは土星だけじゃない
ホームグラウンドに帰ってきたのは土星だけじゃなくて木星も。幸運の星、木星がつい最近いて座に12年ぶりに帰還。海王星もホームのうお座に入って、なんともパワフル!しかも海王星は165年かけて一周回る天体だから、なんともレアな時代に生き合わせた感じ。
このタイミングで私の太陽もぐるりと一周回って元の場所に帰ってきたので、なんだか感慨深い誕生日でした!!!ハッピーバースディ私!
ここから始める、2019年。やっと地に足がつく・・・・か?!