過去記事で何度か「コミュニケーションの取り方」という観点から「人間関係」について取り上げてきました。
自分の持つ天体のサインから読むコミュニケーションスタイルや
舞台設定(ハウス)から全体の雰囲気を読みました。
今度はまた違った切り口から「人間関係」を読んでみよう!と思います。
自分の中の天秤座的要素
12サインのうち、人間関係を見るということでまずチェックしたいのは天秤座。
天秤座は客観的に見た自分と相手、一対一の関係、自分と向き合う他人を強く意識するサインです。天秤が示すように、バランスを取ろうとはかる性質があります。4元素の風、ドライな視点。そして3区分(エネルギーの動き方)は活動宮。能動的に相手との距離感を見定めようと働きかけるんですね。
天秤座に太陽や月、Ascがある人は自分の中にある天秤座的要素が強いです。
Asc(1ハウスの起点)はタマシイの本質部分なので、意識するしないに関わらず自分らしさに関わってきます。Ascが乙女座の終わり頃で1ハウスがほとんど天秤座、って場合も天秤座カラー強めかな。
太陽は目的意識、主体的に生きようという意思です。
こんな自分であろう、という理想の抱き方が天秤座的ってことになります。バランスよく、そつなく、スマートにやっていきたい。
月が天秤座の場合、意識していないけどついとってしまう行動がそんな感じ。調和がとれた状況に安心感を感じます。
他にも水星が天秤座なら、冷静な伝え方だったり場や状況に合わせたコミュニケーションを取ろうとする。火星は行動スタイル。こんな風に天秤座に天体が入っていたら、その天体の役割を通して天秤座カラーを受け取ってることになります。
天秤座の天体を持っていなくても、MCやDscが天秤座の人はちょっと意識しやすいかな?MCは10ハウスの起点、Dscは7ハウスの起点です。
私はMCが天秤座なので、理想のオトナ像が天秤座的だと言えます。社会の中でタマシイが目指している姿ですね。私は空気を読んだ人間関係ってのがスゴク酷く下手(人付き合いそのものは嫌いではない)なんですが、やっぱり縁あってそういうことを学ぶ機会が多くあります。多くの人に出会ったり、人が集まる場に顔を出したり。まだまだ先は長いですが、天秤座要素を身につけるというミッションに突き動かされてるのかもですね~
DscはAscの対角線上、7ハウスの起点です。「自分にとっての他人像」であり鏡写しの自分でもあります。
Dscがどう自分の意識に作用しているのか…まだ勉強不足でよくわからんので、またわかってきたら記事にしたいです。
天秤座の天体がない!
ホロスコープは12のサインで360度の円盤を形成しています。天体の入っていないサインも当然あるとおもいますが、円盤そのものが欠けている人はいません。12のサイン全てそろって、ひとつのホロスコープです。
天体が入ってなければ自分ごととしてなかなか認識しにくいですが、天秤座から始まるハウスがあるか見てみましょう。
例えばこんな感じに。上のホロスコープだと、天秤座サインの上に天体は無ありませんが5ハウスの起点(赤線)が天秤座になります。
ハウスについての過去記事はこちら
例えば5ハウスは「創造・自己表現・生み出すこと」に関するシーンです。
その起点が天秤座なので、このシーンの全体的な雰囲気が天秤座風になります。
自己表現や個人的な趣味に関して、人から見て「すてき!」と評価されるものを求めるのかな。
上のホロスコープは以前コミュニケーションモンスターとして紹介したY氏。
11ハウスが天秤座、意外にも天秤座天体は無いんですよねー。
たしかに彼の場合は「空気を読んだ調整役」的なコミュニケーションスタイルではない。(笑)
11ハウスは「横のつながり」や「友人・仲間」を表します。仕事の利害関係を超えた人脈です。彼は水瓶座が強い人なので、このハウスのエネルギーである友愛・理想の精神が高いです。それを実際に行動に移した時の現場の雰囲気がこのハウスに表れてます。
論理的に理想を語り合う風通しのよい人間関係を構築できそうですし、理想とする未来像に自分なりの「正義感」を持ってるんじゃないでしょうか。
天秤座的な世界観を表す7ハウス
天秤座は7番目のサインです。
生まれてから死ぬまでの人の一生になぞらえられたり、人間の成長のステップを表します。
1番バッターの牡羊座から6番目の乙女座は円盤の下、地下部分。プライベートなこと、表には現れない基盤の部分でした。7番目の天秤座から地上部分が始まります。表舞台での成長の第一段階が、他者の存在」を強く意識することなんですね。
天秤座に天体が無くても、ここ7ハウスに天体が集まっていたり何か特徴があれば、天秤座的要素、「自分vs他人」の人間関係が意識されやすいといえます。
自分のホロスコープの7ハウス起点(Dsc)サインは何か、をチェックしてみると自分がどんな目で他者を捉えているのかがわかりそうです。
モニターリーディングMさんの天秤座
天秤座スキルの高い人、でぽんと思いついたのがMさん。ブログネタにしていいよ!と言ってもらってたのでホロスコープ拝借します(^^)
MさんはAsc天秤座、太陽獅子座の、まばゆい組み合わせ。しかも金星が太陽に重なってるので煌びやかさが隠せない。天秤座も獅子座も、「どう見られるか」を気にする共通点があるので、自信がくじけるとプライドを維持するためにシャットダウンしてしまうかも。逆に天秤座の正義感と獅子座の自己肯定感が暴走すると、「私が正義、ジャスティーーーース!!!」と燃え盛りそうで面白そうです。
Mさんの、さりげなく話題を振ったり、雰囲気を明るくしたり、シャイな人が心を開く絶妙な距離感の取り方の上手さはまさに天秤座スキルですね。
天秤座は全体を見渡せる風の性質です。視線の持ち方、で言うと
風:全体を見渡す
火:上を見上げる
地:足元を見つめる
水:目をつむって感じる
というイメージなんですが、Mさんの風要素はAscのみで、火が6天体、地が1天体、水が3天体です。全体的には火が強めでした。天秤座の支配星である金星も火の性質なので、美意識やバランス感覚を自分自身の理想や向上心に向けるホロスコープです。
7ハウスには幸運のシンボル、「成長・拡大エネルギー」の木星があります。人付き合いが運を呼び込みそうです。
その木星がコミュニケーションの3ハウスにある天王星、海王星とイイ関係。このエネルギーの組み合わせがどんなふうに現実化するか?もしくはしているか?キーワードを拾って思い返してみると面白いと思います。
3ハウス(舞台背景):身近な人間関係、情報収集
登場する天体(出来事や人物)
・天王星:新しい価値観、常識破り、理想や希望といった未来のビジョン
・海王星:スピリチュアル、非現実的な感覚、インスピレーション
↕ 影響を受ける
7ハウス(舞台背景):一対一の人間関係、交友関係
登場する天体(出来事や人物)
・木星:肯定、拡大、成長、膨張
なにか面白いストーリーが思い浮かんだら、ぜひ教えてください(^皿^)笑