「物語」は主人公や登場人物の”目”を通して、自分からは見えていなかった視点を体験できる魔法!時間、時代、空間、立場、現実を超えて、当たり前の世界への「疑問」とか 「違和感」を安全な場所で確認できる装置なんだわ。
大流行する映画や漫画がその時代の集合意識を表している。
抑圧された心が「夢」の中で解放される、ってのは夢を覚えているタイプの人はなんとなく心当たりがあるかもしれない。夢が「心」の働きだとみるなら、みんなの「心」の根底にある共通部分、集合意識が反応する「物語」には、抑圧されていた生の現実が描かれているからなのかもしれない。
だからフィクション、ファンタジーには心に迫るリアリティがある。
それから、「物語」を読むことで次元を
ファンタジーの世界ってのは、目の前のリアルな現実(A)をとことん見つめた目を、ずんずんずんずんズームアウトして、めちゃくちゃ大きな枠で捉えたあとで、そこからまたピントをずらしてかなり至近距離までズームインした現実(A’)なんだと思う。
だから目の前の現実とかけ離れている世界を空想世界に描いているようで、実はそうじゃない。全く同じ世界を、ほんの少しずらしただけのリアルな現実なのかもしれない。
別の層の現実というか、パラレルワールドというか。
水瓶座の世界観に心の準備をするためにモーレツにオススメしたい本。
いかなる不便もない。争いやもめごとは起こらない。飢餓も貧困もない―生活からすべての苦痛がとりのぞかれたコミュニティは、まさに理想郷に見えた。
コミュニティ、理想郷。まさに水瓶座(天王星)の世界!!!!最初は「??」だった変化が、お、お、お、そうなるのねーーー!!とハラハラする。映画化されてるけど、映画はロマンス前面に出してて私は△だった。。。音楽(ピアノ)はすてきだった!!!
小説は三部作。主人公が変わって背景となる世界も変わるから「あれ?違う物語?」ってなるけど、連結(!!!)の快感、唐突にくるぜ・・・!!!
二部、刺繡とか薬草とか色とか、細かいアイテムの描写が好き。
森!そして一部と二部がそう交わるか・・・とグッとくる。
主人公が変わる、主人公を取り巻く世界と時間が変わる。次元を超えて旅をさせてくれる「物語」のチカラを存分に感じてください。完結編が出たのが第一作から20年以上空いたんだって。ちょっと抽象度があがっちゃうけど、やっぱりここまで見届けてほしい。そしてここから先を自分の「物語」として読み手がそれぞれに引き継ぎたい。
そしてAIとニンゲンが共生する未来社会を描いた漫画『PLUTO』!!!
私これマンガ喫茶でボロボロ泣きながら読んでいた(笑)まだ最終巻だけ残してる・・・( ゚Д゚) ねえ、ニンゲンってなに?ロボットってなに?違いはなに?ワレワレはどういう未来に進むか?
その問いが投げかけられるのは、科学に携わる人だけじゃない。私たちの「世界との向き合い方=価値観」そして「視点」。もちろん漫画だから、そんな抽象的に考えなくてもただただ楽しめる。ドキドキできるし、じわーっとかんどうするし、いとおしい気持ちでいっぱいになる。絵がすげぇな。さわやかな細いシンプルな線なんだけど、表情のなかにびみょ~~な感情が書き込まれてるんだろうな・・・とか、ニンゲンのCRAZYな部分、すごく残酷で、コワイ表情。特に無表情のコワさと不気味さが、スゴイ。
あと、子どもを見つめた時ににじみ出る、あったかい気持ちの目。細める感じ。あの表情もスゴイ。
「風」のチカラの使い手になるためにモーレツにオススメしたい本。
ゲド戦記を書いたアーシュラ・K.ル=グウィンの物語には「コトバ」に対する強い信念というか、逆に無力感というか、とにかく「コトバ」に全身全霊、命がけで向き合っているオーラがある。だから、訴えかけるものがあるんだと思う。
タイトルになっている「ギフト(贈り物)」は、私がこのブログで取り上げる「ギフト」と同じ意味。宇宙から賜りし才能、みたいな。
これまた三部作。とにかく「コトバ」のチカラに向き合うニンゲン(著者)の魔法に、かかってほしい。その無力さと、偉大さに、打ちのめされてほしい。
ショック受けるから。そんでもってめちゃくちゃオモシロイ。言わずもがな、ワクワクが止まらない。(私がおすすめする本だもの!!)
それから魚座の海王星の世界観をまるっと感じるためにモーレツにオススメしたい漫画。水の感覚は、頭で理解できなくていい。向き合い方、なのだ。
めっちゃ魚ウオ~~~~(笑)
映画化もされてるけど、やっぱ深くまで潜れるのは、原作。米津玄師のテーマソングと映像美はすごいんだけど、白黒の漫画の「鮮やかさ」、無音の描写の「騒々しさ」を感じられるのが不思議だ。
文字だけの小説はそこにさらに、絵のない「リアルな映像」が頭に立ち上がるのがすげぇんだけど。制限があればあるほど、ニンゲンのイメージってのはタクマシク自分に刺さってくるんだろうか。
海王星と月の接点は「夢」なのかもしれない、と思った物語。
すごく優しい。物語に出てくる精霊も、ダークサイドにおちた”存在”も、どっちも海王星の一側面だな・・・と思ったり。
あ、サインとか天体つながりの物語と言えばアレだ。
え!何この表紙!!(笑)私のなかでこんなキリッとしたイケメンじゃないんだけど、親王は!!
親王はなにかを求めて、ひたすら足をうごかしていた。
なにを求めているのか、なにをさがしているのか、自分でもよく分らないようなところがあった。そしてつらつら考えてみると、自分の一生はどうやら、このなにかを求めて足をうごかしていることの連続のような気がしないでもなかった。
どこまで行ったら終るのか。なにを見つけたら最後の満足をうるのか。しかしそう思いながらも、その一方では、自分の求めているもの、さがしているものはすべて、あらかじめ分っているような気がするのも事実であった。
なにが見つかっても、少しもおどろきはしなかろうという気持ちが自分にあり、やっぱりそうだったのか。すべてはこの一言の中に吸収されてしまいそうな予感がした。
とにかく射手座。(笑)9ハウスをどこまでも駆けていく謎でつかみどころのない冒険記。射手座の世界を味わいたいならこの一冊!!!
公式LINE
「読んだ読んだ!!」って人の感想聴いてみたい。きっと全く違う視点で読んでるだろうから!「全然おもんなかった!!!」って感想も大いにウェルカム!!それも含めて、同じ目を通して違う世界を共有できる「物語」のチカラだから。
そして「とと子さんコレも読んでみて!!」ってのあったらぜひ♡♡