子育てとホロスコープ

子育て中のママの心がちょっぴり楽になるような「子育てに活かせる星読み」ができないか、と提案をいただきました。

なるほど!この「人の役立つことに能力を活かそう」という乙女座的発想は私には無かった!

 

ホロスコープのどの部分をどんなふうに読んでいけばいいのか、自分と息子のホロスコープを使ってアイディア練ってみようと思います。

 

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彼を知り己を知れば百戦あやうからず

とにもかくにも、まずは自分のホロスコープから自分のスペックをチェックしておかないと。それから子どものホロスコープを読みながら比べて見て、実感としてどうなのか、自分の生の感覚とすり合わせていけば良いんじゃないかな。

 

自分(母親)のホロスコープ

starship.hateblo.jp

 

細やかに見ていくときりがないから、とりあえずは太陽と月のサインに絞ってざっくりざくざく。「意識的に表に出す顔=太陽」と「無意識の習慣や欲求=月」のふたつをチェック!

 

私は月が双子座。双子座は好奇心旺盛な幼児さんのような性質。知りたい触りたい試してみたい、キョロキョロあちこちに関心が向く身軽さ。太陽は射手座だから、大きいスケールで理想を追いかけたい。

射手座や双子座の性質のどの部分がどう出るか、にもよりますが・・・私の場合、射手座のスケール感が「グローバル(国際)教育」「ダイバーシティ(多様性)教育」への関心として現れています。「子どもは子どもらしくのびのび遊べぃ!」ってのも射手座の楽観的気質にマッチしてます。

育児書やネットの情報をジャンル問わずかき集めて楽しむのは、双子座の情報収集欲ですかね。そこで不安になったりひとつの情報を掘り下げて読み込んだり誰かの主張する育児論にハマったり、ってのはないので双子座の軽さ射手座の楽観性が出てるのかもしれません。

太陽が火月が風の性質なのであんまりベタベタはしたくない方です。くっつかれるのが嫌いで、自由を奪われる気がしたらすぐ逃げたくなっちゃいます。水の性質が強い人からしたら、突き放されてるような、大切にされていないような印象を受けるようです。

 

息子のホロスコープ

生まれ持ったタマシイの性質

性格の核になる部分、環境や経験に左右されない個性ホロスコープ上のAscというポイントのサインで見ます。

 

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息子の場合、Ascの位置が双子座と蟹座のギリギリ境目だから、計算ソフトによっては双子座で出ちゃいます。サインが変わると性質がガラリと変わっちゃうからややこしいんだけど、今回は蟹座で見ます。1ハウス(※)がすっぽり蟹座なので、双子座よりも蟹座のほうが個性として強く出そうだからです。

 ハウスとはホロスコープを12の部屋に割り振ったもの。1ハウスはアイデンティティを表します

 

蟹座の性質はです。同じ感情を共有するグループの一員であること、情的な結びつきを重視するサインです。帰属意識、所属意識が強いので「個」を消して「集団」と同化しようとする、それを相手にも求めるところがあります。

 

息子の、人見知りというか、相手によって全く態度が違うところにこのAscの特徴が現れてるのかもしれません。慣れた人や場所には積極的に関わっていこうとするし、仲間外れにされるのが耐えられない。

・・・私のホロスコープは蟹座にほとんど縁がないから、この感覚は全く共感できない!(笑)

 

年齢によって違う、スポットライトを浴びる天体

人は生まれたその日から、物的環境、人的環境、色んな経験を通して「自分」という人間をつくっていくわけなので、タマシイの性質(=Asc)剥き出しのままって人はあんまりいないんじゃないかな、と思います。もちろん自分の中の変わらない部分、ということで重要な性質ではあるんですが。

 

0〜7歳は「月」を育む時期

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人間がどんな風に人間らしさを成長させていくか。

まずは母親(いちばん身近な養育者)との情的な繋がりです。目を合わせ、身体に触れ、心と心を通わせる心地いい経験が感情を育み人格の土台になります。この時期をホロスコープに照らし合わせると、感情や欲求を司る天体、「月」が発達していく時期になります。

三つ子の魂百まで。0〜7歳で育まれた「心=月」は大人になっても無意識の癖や習慣として残ります。なので、月はリラックスしたときに出てしまうような「素の自分」を表すといわれています。

 

人間が人間らしさを身につけるための最初の手段は「模倣すること」です。真似をすることによって学ぶ。そのために月の持つ、コピーする・同化する作用を最大限活用している時期です。

月が「母親」を象徴するのは、コピーの対象が母親だったからってのもあると思います。この時期の子どもはお母さんと一心同体ですね。2歳ぐらいから自我が強くなってはきますが、まだしばらく無意識に「自分=母親」の状態が続きます。

 

七歳までは夢の中―親だからできる幼児期のシュタイナー教育

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 月の時期はしっかり月を育みましょう。「知性」を司る水星は、月がしっかり育った後に動き出します。

 

息子の月を読んでみる

息子は牡牛座の月を持っています。母親である私の、牡牛座的要素をコピー・吸収して月を成長させていくようです。同じ母親を持つ兄弟姉妹でも月星座が違うのは、写し取る母親像が違うということです。

 

牡牛座は「自分の五感を満足させること」に重きを置くサインです。五感を通して安定感、安心感を得たい。新しい刺激は苦手です。自分のペースで動きたい(できれば動きたくない)人なので、母親である私は急かさないようにしてあげたい・・・!

 

Asc蟹座(内向き×活動宮×水)+月牡牛座(内向き×不動宮×地)

なので、家族思いの優しい子です。コダワリの強い頑固な内弁慶。「ほら、早くして!」とか「もっと社交的になりなさい!」と無理やり引き離すような行為はかなり傷つきます。(自分で書いておきながらドキッ。反省・・・)

 

月と他の天体とのアスペクト(関係性)も見ていくと、この時期に受けやすいダメージ(!)がわかっちゃったりします。ホロスコープは「将来こうなります」という類のもんじゃないので、もちろんどう動くかでどう現れるかは変わってきます。書き換えることはできなくても、影響を最小限に抑えたり、エネルギーを良い方向で発散させたりすればOKだと思ってます。

 

ちなみに息子の月は火星に睨まれる、なんとなく緊張感のある位置にあります。火星のエネルギーは「突き進む行動力」です。動け動け、と常に急かされているようで心が落ち着かない。ここでも出ました、「急かさないで」という母親である私へのメッセージ・・・(^^;)

 

月と火星の関係性を上手く生かせば、「情熱的な行動力」になります。息子の場合、牡牛座の月と蠍座の火星なので「やると決めたら徹底的にやり抜いてやる」という執念すさまじい頑固なパワー。

このエネルギーを上手い方向に流せるように、今私ができる最大限のサポートは「やりたいことはトコトン付き合って、じっくりやらせてあげる」ってことですかね。

 

7~15歳は水星を働かせる時期

息子は3歳なので、ホロスコープに表されるような各天体のエネルギーの受け取り方は決まっていても、まだ動かしていないものがほとんどです。

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7〜15歳にかけて、水星のエネルギーを活性化させて「知性」と「言語能力」を発達させます。

どんな風に思考し、他者とコミュニケーションをとるのか、は水星のサインに影響を受けます。

 

息子の水星は山羊座です。目に見える結果、成果を求めるサインですね。目標が決まればそれに向けて努力ができる。結果主義が強く出すぎると、結果が出せないことに対するコンプレックス(自己否定)を強く抱いてしまったり、失敗を恐れて難しい課題にチャレンジしなくなったりします。

この時期は、結果よりも過程を認めて励ますような関わりを意識したいですね。

 

息子の水星は冥王星天王星と結構きつーい位置関係なので、水星の年齢域は一筋縄ではいかなさそうです。「型にはまらない凄まじい知的体力」を秘めてるとも読めます。

 

学齢期にどんな少年になるのか、楽しみで恐ろしい(笑)

 

まとめ

息子のホロスコープをじっくり眺めてみて、自分を見直すきっかけにもなりました。子どもを、自分とは別の一人の個性的な人間だという視点でじっくり検討する時間ってのも有意義なのかもしれないですね。

 

「この子はこんな性格です」と決めつけてしまうことなく、ホロスコープを通して子どもを「見る」きっかけになればいいな、と思います。

 

ホロスコープは性格判断でもトリセツでもない、というスタンスは崩したくないので、どうしても前置きみたいな説明が長くなっちゃうんですが…。

子育てに活かせるワークショップ、うまくカタチになるといいなぁー!