余白(マージン)に書き込まれたもの、マルジナリア。
読書の痕跡、読み手による応答の軌跡。
なかなか抜けなかった微熱はこの週末で放熱完了!
土曜日に借りてきた澁澤龍彦本がえらく楽しかったもんだから(やっぱり射手座エッセンスが強烈な本だ)嬉しくなってKINDLEで昔読み終わったやつも再読しようとゴソゴソ。
↑この本はまた記事でまとめてとりあげる。
(年明けになるかなぁ)
↑天才鬼才が持つ射手座ヴァイヴスを痺れるくらいに感じられる物語(笑)
その魅力が全く薄めずに漫画化されている奇跡。
「要するに、内部の豊かさのすべてが、それが凝縮されている内部の空間を無限に大きくするのだ。夢はそこに身を屈めて入りこみ、この上もなく逆説的な快楽と、言いようもない幸福に包まれて、大きく拡がるのである。」
―ガストン・パシュラール『大地と休息の夢想』
こないだの記事ね、書き終えてしばらく「消しちまおうか」と悩んだのよね正直。占い好きの人、特に占いの「生産的な」活用法をプッシュしている人たちにとって「あなたは運命の舵を握っているんですよ」ってのは心強い合言葉じゃあないですか。
それを思いっきりぶった切ってるからね(笑)
それから、ゾートロープのくだりも、自分の「垣間見た」世界のハナシをしたかったのに、やっぱりコトバにしてしまうことで「収縮」してしまう残念さもあって。
まぁ、それでもいいかぁと思わせてくれたのは、あの記事へのコメントを送ってくださったヘンタイ読者の方からののメッセージで。大変うれしいクリスマスプレゼントでした(*^_^*)
私自身、「うるさい船客」の分際の『わたし』が宇宙の中心のようにふるまっているニンゲンであるわけで。
そんな『わたし』をおバカで可愛いやつだな、とふっと笑える隙間、余白ができるのは、他の人のまなざしがあるからなんだな、と。
その余白、マルジナリアにまたいろいろと注釈やメモや落書きを加えながら、遊んでやろうじゃないか。なんて、思った次第。
「快楽」の源泉はなにか、知ってるかい?
それはね、ユーモアだよ!