こう…高い生け垣で囲われた道があってさ。
右を向けば右の道が「前」になる。
左を向けば左の道が「前」になる。
ふたつのお目々は顔の前にしかついてないんだから、当然、進む方向を決めるときには見えているのはその方向に限定される。
右に行くか、左に行くか…真っ直ぐか、いや斜め45度に折れる道をゆくか…
選択肢は色々あるようにみえるけども、つまるところ「こっちを前にして進む」か「こっちじゃない方を前にして進むか」。お目々は前にしかついてないからね。
どっちにしても、見える景色は同じ生け垣の中の、その背丈で見える範囲のハナシ。
そこで第三の目をパチッとひらく。
なんのこたぁない、ドローンの中継映像をリンクするだけ。
そしたら、「前」しか見えてなかった景色が、「前」も「前じゃない方」も、まとめていっぺんに視野にいれることができる。
選択肢を、まとめていっぺんに。
前か後ろか右か左か斜め右前か斜め左後ろか、どの道も、選択肢が「ある」ってことに気づける。
A ⇔ Not Aだけじゃなくてね。
評価をくだすこと、ジャッジをやめようというけども、それはA ⇔ Not Aの視点に囚われるってから。
今見ている方向か、そうじゃない方向か。
うるさいか静かか。
きれいか汚いか。
充分か足りないか。
まじめか怠け者か。
その「指標」(生け垣)と中の視点でしかモノゴトを見れなくなるから。
なんなら、もともとあるはずのない生け垣を自分でこしらえることになるから。
同じ背丈の視点の高さ、視座を同じ「次元」という。
多次元ってのはそういうこと。
選択肢をざっと見渡せる意識。見てる方向ってのが、意識を向けられる方向。
選択肢を見渡せれば(特定の選択肢にとらわれなければ)よりよい選択ができる。
実際問題、それは今見ているものから離れよう、離れよう、とする意識とは違うのがオモシロイところ!!
むしろ逆で、今自分がその瞬間に見ている方向、自分の意識がどこを向いているのか(どんな生け垣を作ろうとしているのか)把握すること、注意を向けることからスタートするってこと。
自分の立っている位置がわからなければ、どれだけドローンを高く飛ばしてもなんにも役に立たない。
自分が生け垣の中にいるって現実を忘れさせてくれるかもしれないけど。
砂漠にいる青年は地図もコンパスも水も手に入れた。それなのにオアシスにはたどり着けなかった。それはなぜか?現在地を知らなかったからでっす!!!!
これは「次元」のハナシですな。
マインドフルネスの本を読んでて、それの目指す視点が「多次元を生きる」に繋がるな〜って思って。マインドフルネスの仕組み、効果、基本的なトレーニング方法はだいたいしってたけど、それを子育て中の生活に取り入れるって工夫が書いてあって良かった。
より高い視座、時間的にも空間的にも広い範囲で視野に収められるドローンのお目々でその世界を見れたとしよう。
それを、またいちばん低い視座(お目々)を持つプレイヤーの動きに反映させれないとしたら、ドローンの見た景色はなんの意味もない、繋がりのないただスクリーンの向こうに映る娯楽映画でしかないわけ。
それと、行きたい方向が定まってなければどれだけ風向を分析したところで意味ないわけ。
新月、満月、そして大きな天体の動きから、大きなエネルギーの動きは把握できるでしょうよ。その結果そのエネルギーに共振する具体的現実も何種類か想像できるでしょうよ。
たくさんのたくさんの人が、そのエネルギーの動向を解説してくれる。
でも、「で、アナタはどうしたいわけ?どこに向かうつもりなわけ?」ってことですよ。
ただ「今はこんな時期なので、〇〇に追い風があるてしょう」に従い続けていたら、風下に進み続けるだけ。船は、追い風じゃなくても進むんですよ。
ヨットレースの基本的なコースは、風上にあるブイをまわって、風下のブイをまわって、何周かまわった先にあるゴールラインを目指す。
スタートから風向にある最初のブイまでは、風に逆らって進む。正確には、風を「受け流して」進むんだけど。風を後ろから受ける追い風航行だけじゃないんだよー
行きたい方向(風上や風下のブイ)に対して、最短最速で行けるルートを走らせる。
風が強いときは全身の体重でそのエネルギーに抗い(ひきとめ)つつ。風はらむ帆を制御するシート(ロープ)は重く、足も腕も筋肉ぷるぷるになるくらい辛いけども。
風に対して「じゃあ、君はどこに行きたいの?」ってことですよ。
従順に、言われるがままに、月が巡る度に風下に向かわなくてもいいんです。少なくとも私は、行きたい方向に行く。それが風上であることは、障害ではないから。
帆の動かし方(風に向ける角度)が変わるだけ!!
その風(エネルギー)に対して、自分が行きたい方向にどう操船するかってハナシ。その流れに従って同じ方向に(風下に)進むのが吉!(運を味方につける)ってわけじゃないと思う。
航海するって、そーゆーこと。