トキ読み、トランジットの星読みは基本「月のサイクル」。
伝統的に、国や社会の予知・予測の戦術として練られてきたマンデーン占星術ってのもある。でもほとんどの人(私も)やってるのはマンデーンの文法じゃなくて、もっと簡略化した現代占星術のルールでトキのホロスコープを読んでる。
月のサイクルで読んでるんだから、
こういう出来事があるぞ、国や国民はこう動くぞ、っていう時事的な予測よりも、そのトキ全体に漂うムードみたいなもんを嗅ぎ取ったハナシになるんじゃないかな、と思う。
社会で起こる(表面化する)行動(政府の方針とか事件とか出来事)じゃなくて、その根底にあるムード。こんなムードに満ち満ちているから、こんな風に政府なり国民なり個人なりが意思決定しちゃうんじゃないか、って視点。
言ってることが同じでも、順番が逆なのね。
月はムードです。
時間をかけて 満ち欠けする
ムーディ・ムード・ダンス
月曜日の《星の読書会》のためにホロスコープを改めて見返しつつ、このトキのムードがどう私の世界に反響しているのか、を見ていると・・・
漫然と起こる出来事を消化していくよりも、ずっと味わい深く、人生がオモシロクなる。
私にとって「オモシロいかどうか」は、いのちをかけるに値する重要項目なんだな、と確認しているような今日この頃。おもしろければ、それが「誰かのためにならなくても」「褒められるような立派な志や結果じゃなくても」満足なんだな、と。
ちなみに「ワクワクが宇宙の正義★みんな心のワクワクに従うんだヒャッハー!!」とは思ってないですヨ私は。もっと個人的なプリンシパル。
最近とみにストイックに、自分の「オモシロイ」をしてます。
タロットで日蝕スプレッド
インスタで紹介されてたこれステキだな!って思って、
私もAnimal Totem Tarotで引いてみたよ(*'▽')
①人生でまだ引きずっている解消待ち案件
②その未解決エネルギーを処理する方法
③新しいものを受け入れる余白をつくるために、古いものを手放す方法
④変化が起こっているとき、人生がどんな風に見えるのか
⑤この人生の新しい章立てを受け入れ自分のものにする方法
①人生でまだ引きずっている解消待ち案件
ワンドの8《馬》
思いっきり、出せる限りのスピードを出して、自由に荒野を駆ける野生の馬!!どこで、どうやって行動するか、が私の「自由」を決める。
ワンドの8のメインとなるキーワードはムーヴメント(動きそのもの)。
つまり物理用語でいう「運動エネルギー」に近いんでないかな、と思うんだけど、これがワンドってところがオモシロイところ。ワンドは火のエレメント、情熱とか意欲とか、そういうもので出来ている。
行動の範囲を狭くしてしまう人というのは、
どうしても意欲のない人になりがちである
縛り付けているもの全てを振りほどいて自由になろう。
もう他人に重荷を背負わされる必要はないんだから。
自分のガッツを信じてエネルギーの向かう方向へ進もう。
もう道は見えているはず。
宇宙はあなたが全力で疾走するのを待っている。
―お馬さんからのメッセージ
自分にとってダイジなことって、繰り返し目の前に現れている。行動とパッション、ってキーワードも、ちゃんと発信されてたのでした。(未解決!!)
②その未解決エネルギーを処理する方法
ワンドの2(逆位置)《エイ》
今回引いた5枚、2枚の大アルカナ以外は全部ワンド。ファイヤー祭りでござんすよ。ワンドの2は「冒険の始まりだぜ」カードなんだけど、このデッキでは特に「直感とか意欲とか、まだカタチになってない何かを、行動力に向かわせる」っていう意味が強い。
ここの逆位置ってのは、新規プロジェクトじゃなくて「過去の」まだ行動に起こしていないプロジェクトのこと言ってるんじゃないかな。やめちゃったことの再トライ。
③新しいものを受け入れる余白をつくるために、古いものを手放す方法
月(逆位置)《カラフトフクロウ》
不安があると、ホンモノよりもそれが大きく見える。
暗闇と静けさ(夜)に対峙した時、自分の心の様子が映し出される。
月がどんなふうに見えるかというのは
あなたがあ自分自身をどう見ているのか、に
深く結びついています
―カラフトフクロウからのメッセージ
不安をあらためよ、ってことですね。
自分が勝手に増幅させている不安。
自分が見ようとしていなかったことを諦める(明らめる)。
謎のヴェールを明らかにするってのは、知りたくなくて避けてきたことを、知るってこと。まさに、新月のホロスコープに書かれているメッセージ。
「知らなかった」ことってのは、「知りたくなかった」こと。
もっと言うなら、「自分がそれについて知りたくないということを、知りたくなかった」こと。
つまるところ、どういうことかってのは・・・《星の読書会》で触れるつもり!どんなハナシに展開していくのかは、当日の月の様子(ムード)次第。
今度の読書会は、どんなふうに何が見えてくるのか、楽しみだなぁ。
④変化が起こっているとき、人生がどんな風に見えるのか
ワンドの3(逆位置)《キツツキ》
選択肢はいくつか準備されております、どのドアを開けますか?ってカード。選択と行動。ワンドなのでね、「行動」ありきなのです。
逆位置なのは、どの枝にウッドペッカーが止まっているのか把握できないってことかな。音はするけどあちらにこちらに反響してどこにいるやら掴めない。こっちだ!って方向がハッキリしない。
どっちだ?どっちに行けば正しいんだ?わからないままに、耳に届くコツコツとノックする音を追いかけているような。
1枚目の課題と絡めて思い出すのは、このコトバ。
人は自由であるときに、宿命を見出す
自由に生きれば生きるほど、運命は紡がれる
因果の糸がもつれて、自由意志で動いているようで実は、結局運命に導かれて、いらべきところに帰着していく。
自由に生きたほうが、そういう大きな力に取り込まれていく。自分を方向づけている縁がくっきり見えてくる。
自分の生き方を規定しているほんとうに強い規範力は、実在しないもの。
指向性、方向を決める力。その方向に行くならどの道を通っても最後に行き着く先は同じ。
自由が先か、行動が先か。
どっちが先でも後でもなく、変化のプロセスでそれが起こる。
⑤この人生の新しい章立てを受け入れ自分のものにする方法
隠者《カマキリ》
Animalさんの特に個性的でオモシロいのが、隠者のカード。これはベースとなっているウェイト版(よく見るスタンダードなタロット)と受け取る印象にギャップがある。
自分から少し離れる。解決したい、解決しなければ、と思っている自分から少し距離を置く。そうすると新しい選択肢がおのずと現れてくる。
待つ、というのが最善の策のときもある。ちょっとの間、”自分”という存在を取っ払ってしまうのも手。そのあとで、また決意と自信を持って輝かしい光の下に戻ればいい。
朝、暗い眠りのまどろみから、まばゆい太陽の抱擁へと目が覚めるのと同じように。
―カマキリからのメッセージ
一旦「それ」から離れてみな、ってことですな。
我々の直面する重要な問題は、その問題をつくったときと同じ考えのレベル(視点・次元)で解決することはできない。
困りごとやお悩み、解決したい問題ってのは、渦中にいる間は同じところをグルグル回っちゃうもんなんだけど、ちょっと一歩下がって全体像を把握してみると(客観的に見る、次元を上げる、視点を切り替える、とかいうアレ)「なんだそういうことか」って出口が見えたりする。
迷路って、迷路の中を歩いてるとおそろしく混乱するけど、上から見たら出口見えるじゃん。そういう視点の切り替え。
自分と、「それ」の間にスペースをつくること、切り離すこと。隠者は孤独のカードだけど、その孤独は一時的なもの、ってのがアニマルさんの視点。その先にある光のために、暗闇が必要なタイミングがあるってこと。
まとめ
1枚ずつ意味を拾ると矛盾しているようにも見えるけど、全部を通して見ると・・・
まだ行動に移せていなかったチャレンジを、改めて実行してみる。
行動に伴って、変化が起こる。でも何をどう変化させればいいのか、自分からは見えないかもしれない。たしかに「なにか」が聴こえてくるんだけども、そのナニカを特定できないままに行動していると感じるかもしれない。
不安の正体、知りたくないことが明らかになれば、それはもう不安じゃなくなる。名前を暴かれた鬼や悪魔が姿を消すように。
足に紐を結わえ付けられた小象は、大人になってもその紐を引き抜いて逃げだそうとしない。今はもう、いとも簡単に抜けるチカラがあるのに。
動けば抜ける紐がある。紐を抜くのが怖いのは、その紐自体が恐ろしいんじゃなくて、自分がその紐と、自分自身に対して抱いている思い込みのせい。
紐をひっこ抜いて、好きな場所にあらん限りのスピードを出して自由に駆けだそう。どうやったらそれができる?不安の正体ってなに?この行動、選択は合ってる?それについて考えるのはひとまず置いておこう。
正解探しに振り回されることのないように。
自分のワンド(火)のエネルギーを信じること。
とな!アニマルさん、ありがとう!!
日蝕当日とかじゃなくても全然OKのスプレッドだから、カード持ってる人はやってみてね。タロットじゃなくても、オラクルカードでもこういうのって出来ると思う。
山羊座の冥王星が破壊しつつあったもの
そういえば、前回の月蝕の満月スプレッドで・・・
私の中で破壊された思い込みの一つが
「目的意識を持って生きることの尊さ」でした。向かうべき方向、目標、使命みたいなものが示されていないとやりがいを得られない、無駄をしているような感覚があったのかもしれない。
そんなの、無くてもイイじゃん。
ってのがタワーの破壊(笑)
「占い界隈には使命を聞きたがる人、生まれてきた目的とかタマシイの意図を知りたがる人が多いけどさ、そんなの別にどーでもいいじゃん。大した問題じゃないよそんなの」ってのがブーメランで自分に刺さった。
人は自由であるときに、宿命を見出す
自由に生きれば生きるほど、運命は紡がれる
それが役割だからどか目的だからどーとかこーとか、そういうの考えないほうが、結局のところそうなっていくと言いますか。
悟るだの目覚めるだのイチイチ人に「ありがたい」ことをアドバイスしない人が、ほんとの意味で周りの人の精神性も高め導いてくれるような人生の歩みを表現していたり。
私の中で、山羊座を破壊する冥王星の「音」は、こんなふうに響くのか、と。
私は山羊座1ハウスにインターセプト、自分自身の中にある表に出ないけど色濃いエネルギー。
トキのムードがここに作用したんだなって発見。じわじわと、かつ強烈に。
「そうは言っても・・・」と何度もぶりかえしながら、着実に。
でもね、それがシンドイどころか今めちゃくちゃ楽しい。
多分、季節的なもの。12月前後って、ノリとソリが合うシーズン。
どんどん「意味わからんぞ!!」が増えていくのが、楽しくてしょーがない(笑)目下、私はそれが「語学」のジャンルでアツイのです。バリアツです。
私は射手座に金星、太陽、アセンダント。
この辺もめちゃくちゃ「音の通りがいい」構造になっているのかも。
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