月(過去)と太陽(未来)が水瓶座【公開リーディング☆彡】

週明け4日、日付が変わってすぐの夜中に水瓶座の満月でございますね~!このタイミングで、最初に【月リーディング】モニターを依頼してくださった方が水瓶座~Σ(゜∀゜)

 

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 水瓶座エッセンスふんだんに盛り込まれたリーディングになりましたので、依頼者Hさんだけでなく他のブログ読者さんにも楽しんで読んでもらえると嬉しいな!

 

では早速、こちらがHさんのホロスコープです☆彡

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月は水瓶座で9ハウス

 

月が人生のキーポイント

Hさんの場合は、Ascが蟹座なので月がチャートルーラーです。人生の展開ポイントは月が握ってますよってことですね!

「内なる子ども」と折り合いをつけることが、Hさんにとって自分の「器」を成長させるために必要なのです。

 

水瓶座の月が見せる「幻」(不安の正体)

Hさんは月が水瓶座サイン。

水瓶座は「常識に囚われない思考」のサイン。風のサインだから客観的な目でもって、今の当たり前(みんなの常識)に対して「なんでなん?」と疑問を投げかけられる。

 

Aquarius zodiac sign

 

月のサインのシンボルは「測定器で車のバッテリーをテストしている修理工」。

実際の乗り心地とか、他の誰かからのアドバイスとかじゃなく、客観的事実やデータで状況を確認しよう、という視点をナチュラルに持てるイメージ。

 

月のパワーが前面に出てくる年齢域は幼児期0~7才なので、その時の「他の人とはひと味違う私」「周囲に流されずに未来を冷静に見つめる私」という自己イメージがHさんの内なる子どもです。

 

その自己イメージが根っこにあって、無意識にそれを守ろうとするからクセや習慣に影響を与えます。独立精神、反骨精神旺盛だったり、新しいものや変わってるものに目がなかったり。(笑)

 

もし、平凡であることに心がザワザワするなら、それは内なる子どものせいかもしれません。なんで平凡じゃイヤなのか?「他の人とはひと味違う私」「周囲に流されずに未来を冷静に見つめる私」の自己イメージ像にこだわって、「こうであるはず=こうじゃないといけない」という月の幻に囚われていやしないか?

 

月が持つのピュアな欲求

古きを打ち破り、よりよき未来に向けて風穴をあけたい。同じ未来を目指す仲間がほしい。その無意識の欲求は、内なる子どもの無邪気な愛らしさでもあります。

 

child 3

Hさんの月は「縁」を司るドラゴンヘッドと重なっているので、月の持つ魅力がそのまんま人気運として人を吸引しそうですね!

 

月とドラゴンヘッドは9ハウスにいるので、9ハウスが表す分野で素直な自分を出せば、縁が集まりやすいです。

9ハウスは遠い遠い世界です。海外とか異文化とか、物理的に遠い場所もそうですし、先の読めない未知の世界と言えばスポーツやギャンブルもそうです。あと、専門知識や高等教育、哲学や心理学もそうです。書物そのものも、9ハウスの守備範囲です。

 

月のアスペクト

Hさんの月はドラゴンヘッド以外にもあちこちにアスペクトがあります。内なる子どもがどんなふうに表面化してくるか、をアスペクトから読みましょう!目立つものから順に・・・

乙女座の冥王星と144度@3ハウス

冥王星オール・オア・ナッシングの究極の選択的なインパクトを持つ天体。異世界への扉。

 

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3ハウスは身近な場所だったり、身近な人間関係、情報のやりとり(コミュニケーション)に関する分野。

144度(バイクィンタイル)は「創造性」や「創意工夫」の繋がり。マニアックなヨロコビを感じる関係。

 

いったん冥王星スイッチが入ると3ハウス分野に猛烈に取り組みます。乙女座だから重箱の隅的な細かい部分をチェックしたり、滅私奉公カウンセラーみたいに人の話に耳を傾けたり

月(感情)的にはそれが「ちょっとクセになっちゃう♡」感じ(笑)

 

射手座の火星・木星海王星トリオと90度(スクエア)@6ハウス

夢や幻想を抱かせる海王星と、膨張剤バンバン投入してくる木星、そこに押し出す力、行動力の火星っちゅうインパクト大な3人組!が、これまたインパクト大!な90度の角度で突撃してきてます。

 

6ハウスなので、お仕事。自分を律して役割を果たす、要求に応えるという場面で感情的な(内なる子ども絡みの)衝突シーンを引き寄せやすいです。

 

牡牛座の土星と90度@11ハウス

こちらは土星。月が内なる子どもなら、土星は内なる「厳しいオヤジさん」。ダメ出し担当です。

 

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内なる子どもがのびのび心のままに動こうとすると唐突に「コラァー!!」と急ブレーキをかけてくる。

ダメ出しの出どころは11ハウス。ってことは「理想的ビジョンを共有する仲間との活動」「未来に向けた取り組み」まさに水瓶座的な分野です。

 

土星のシンボルは「年老いた教師が自分の生徒に伝統的な知識に興味をもたせることに失敗する」。

未来志向の若者と、これまでの伝統や古き良き価値観との衝突イメージが現れてます。土星のサイン牡牛座は、水瓶座と違って「今ココ」の体感を伴う現実感覚重視です。老教師と若者の共通点はどちらもガンコなところ。

 

Hさんは自分の中にガンコな子どもとガンコなジジイがいらっしゃる(笑)でもガンコジジイのおかげで、現実的で地に足のついた仲間との共同活動やネットワークを意識できるわけです。

 

ちなみに11ハウスの言う「仲間」は、4ハウスの共同体(同じ窯の飯)的な仲間ではなく、自立したネットワークを指します。それぞれに「個」の自由が保たれつつ、同じ方向性を持ったメンバーが繋がっている、そんな感じです。

水瓶座の月はそんな「仲間」を求めますが、月なのでどうしてもお子ちゃまなのです。「お前のやってるのはただのおママゴトだ」と厳しいツッコミをするのが土星の役割。

 

土星は自分の中にいるかもしれませんし、誰か他の人間を通して出会うこともあります。

 

射手座の金星と60度(セクスタイル)@6ハウス

金星はヨロコビや愛の天体なので、60度で月と繋がってまさに「愛されポイント」。純粋に楽しそうにしている人ってキラキラオーラ出してますよね!

 

6ハウスで射手座なので、お仕事をワクワク向上心をもって楽しんでいるイメージです。誰かの役に立つよろこびが、Hさんの魅力として他の人からも愛される要素なんだと思います。

 

金星のシンボルが「借りてきたメガネをかけた子どもと、犬」なのでちょっと背伸びして大人の真似をして喜ぶ子どもの可愛らしさが思い浮かびます。

 

Walking the dog

月(過去)と太陽(未来)が同じサイン

月は過去の「思い込み」で、子供の頃の愛すべき自分。そして未熟でピュアなままで愛される自分。

未来を牽引する力は太陽のサインが持っていて、25〜35歳になるとそこを鍛えて発展させていく方向に切り替えを求められます。

 

さてHさんの場合、月と太陽のサインが同じ水瓶座!!

チャートルーラー(Asc蟹座の支配星)がドラゴンヘッド合の月、しかも太陽と同じサイン……こうなると、月の存在感たるや、単なる癒やし担当のカワイイ子ども心…だけでは終われません。

 

月(内なる子ども)は後部座席のチャイルドシートに乗せて、ハンドルを握る太陽(未来に向かう力)は後ろのワガママに振り回されちゃ行き先が分からなくなりますよ、ってのが「月の幻」のはずなんですが。

 

Hさんの場合は「ユニークでスペシャルな自分でありたい欲求」を認めたうえで「自分は別に抜きん出て独創的ってわけじゃないかもしれない。でもそれでもいい。」という視点を持てたら、そこから本当に「ユニークで斬新な私らしさ」が輝き出す、というちょっとややこしい構造になってます。

 

スイッチの切り替えポイント

月は9ハウスですが、太陽は8ハウスなので、太陽のハウスが表す分野を意識すると「不安を取り除くためのパターン(過去)」から「自分らしさを独創的に切り開く力(未来)」にスイッチが切り替えられるんじゃないかな、と思います。

 

8ハウスは、表面的ではない深い深い部分を表します。

幼虫が蝶になる直前の、サナギの中のドロドロタイムが8ハウス。徹底的に何かに向き合うこと、それによって変容すること。

生死や性などタブー視されるようなディープな内容を扱うこともそうですし、人間関係で言えば結婚生活もそうです。宗教やご先祖様との結びつきも8ハウスが絡んできます。

何かに向き合うということは、信頼した相手に自分を完全に開いて、相手も完全に開いて、お互いがくっついちゃうイメージです。受け入れる、譲り受ける、同化して絞り取る・・・というのも8ハウス(笑)

 

月の9ハウスが思い描いているのは既に羽化した「蝶」の世界です。直前にあったはずのサナギの段階は全く頭にありません。「どこか遠く、ここではない楽園」に心が刺激される。

月を癒やす(感情を安定させる)のは9ハウスなので、そういう遠い憧れに心が揺れ動きやすいかもしれません。一方で、太陽を輝かせたい(主体的に未来を切り開く)ときには、8ハウスのドロッとしてディープでダークな「真実」に向き合うことがカギとなりそうです。

 

 

月の性格図、というチャート

随分長くなってしまったけど、もひとつおまけに最近見つけた面白いチャート!月の性格図!!

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出生図の月とトランジット太陽が初めて出会った日

読み方例が検索してもほとんど出てこなかったんだけど、月(内なる子ども)をピックアップして更に立体的に眺めてみた図、って印象。

 

Hさんの内なる子どもを擬人化したホロスコープってところかな。

内なる子どもの目的意識(感情の揺れ動きや安心感を求める方向性)を太陽とすると・・・

感情の表現方法=水星(水瓶座11度)

愛情や喜びにかんすること=金星(山羊座10度)

怒りに関すること=火星(射手座15度)

感情が高ぶること=木星(射手座5度)

感情を抑制すること=土星(牡牛座17度)

かな!トランスサタニアンは省略。

 

月の月はなにかな?月の裏側?天秤座の10度で、シンボルは「狭い急流を無事に渡って、カヌーが静かな水面にたどりつく」。感情をコントロールして平静さを取り戻すって意味がある。

 

 

サビアンシンボルを並べるとイメージがひろがって面白いです。

感情の表現方法=沈黙の時間に、自分の人生を変える新しい霊感を受け取る男(水瓶座11度)

自分の気持ちの共感を求めたり、相手の気持ちに寄り添ったりではなく、感情もまた客観的に受け止めるのかな。「沈黙」とあるから、一生懸命お喋りしなくても感情表現ができてしまうのかもしれないですね。

 

愛情や喜びにかんすること=アホウドリが船員の手から餌をもらっている(山羊座10度)

 沈黙するけど、かまってもらえると嬉しい(笑)

 

怒りに関すること=2月2日のグランドホックデイ(聖燭節)に、自分の影を見ているグランドホック(地リス)(射手座15度) 

Groundhog

ちょっと馴染みのないシンボルですが、冬眠から覚めるタイミング(春の訪れ)を自分の影を見て検討しているグラウンドホックのイメージだそうです。

射手座は理想や向上心のサインなので、自分の理想や考え、重要だと思っていることを表に出すタイミングかどうか悩むことを表しています。

 

感情が高ぶること=1匹の年老いたフクロウが、大樹の枝に単独でとまっている(射手座5度)

 年老いたフクロウは智恵や叡智の象徴ですね。夜の生き物なので、人を裏から動かす心理戦だとか、裏事情を見抜く視野だとか、そういうイメージもあります。

 

感情を抑制すること=「剣」と「たいまつ」の象徴的な戦い(牡牛座17度)

 わかりやすく葛藤のシンボル。剣は言葉や理性、松明は精神性の象徴です。

 

MCのシンボルが「物理的な空間や社会的な差異に橋を架けるため、2人の男がテレパシーで通信している」だから、やっぱりお口をあけてぺちゃくちゃ喋ってるイメージはなく。全体的にクールな子ども像が浮かびがってきました。

 

こうやってひとりの人物像のように「内なる子ども」を眺めてくると、愛着がわきますね!(そんなことないかな?笑)

 

まとめ

  • 「平凡な自分」にザワザワする内なる自分はいないか?
  • それでもいいか、と思えたら「ユニークで革新的な自分」が輝きだす
  • 9ハウス的なこと⇒8ハウス的なことへのスイッチの切り替え

 

とても魅力的なホロスコープ、リーディングさせていただけて嬉しかったです☆彡ありがとうございました!!