エネルギーの展開図を読んで

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太陽♉入り、七十二節季の「穀雨」。

4月20日、個人的にも小さな節目のとき・・・と思ってチャートひらいたら色々オドロキ。「占星術なんて、全部こじつけじゃないの」と思ってたら「うっわ、この偶然は精密すぎる」ってオドロキが返って来る。お決まりパターンのツッコミ。漫才かよ。

 

息子と私に関する節目なんだけどね、彼のN月が穀雨の太陽に合で、スポットライトが当たる。月の年齢域もそろそろ水星に切り替える時期、そして親子の象徴・月で迎えるこの節目。

 

上のチャート、

ソーラーサインハウスなのは、太陽の位置(季節の移り変わり)を軸にエネルギーの変遷を見たいから。だからシンガポール時刻になってるけど、ハウスは重視してないから、ざっくり見る分には日本の人も一緒に語り合えるチャート、だと思う。

 

 春雨降りて百穀を生化すればなり

七十二節季の「穀雨」は、春の節季6つのうちラストを飾る。春にエネルギーが徐々にしぼんで、穀雨の終わりごろ「八十八夜」には夏の気配をお迎えする。

 

八十八夜・・・春の興りから数えて88番目の夜

お茶つみ、ティーセレモニーで迎えよう!

今年は5月2日ごろ。お茶会イベントしようかな♡

 

牡牛座の始まりのサビアンシンボルは

「清らかな山の小川」 

 

Stream

 

穀雨にあてられる易の卦は「沢天夬(たくてんかい)

䷪→乾(天)☰ × 兌(沢)☱

6本の陰陽を表す棒線のうち、てっぺんに一本だけ「陰」が残ってる。

水が天にのぼる(ぼちぼち雨になって降り注ぐぞ)、とか、水がスレスレまでたまってもうすぐあふれ出しそうって様子。

 

牡牛座のサビアンは穏やかな印象だけど、東洋は雨の訪れを意識してる分なんとなく曇り空をイメージしちゃうね。どっちも水の潤いを感じ取れるってところは一緒。

 

「ぼちぼち」「そろそろ」動き出すエネルギーに気付いて、それを無理に早めようとか動かそうとすることなく、「決断」さえすればあとは流れのままに動き出すのだ。そんな易なんだけど、牡牛座が固定宮ってのがこのあたりに重なるかな。

 

 各々が自分の芽を

さてさて、今回の記事は穀雨というエネルギーの展開を心の隅に起きつつ、占星術のチャートを読んでみようってココロミ。だから太陽を起点にしたソーラーサインハウス。

 

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小川の流れ

ぱっと見で目立つのがノード軸に引っかかる(スクエア)土星

ノード軸の行く末が牡牛座ってのもミソ。

これはエネルギーを展開させる大きな流れと、その流れを妨げる課題を示していると読む。妨げるっていうか、小川の真ん中にある大き目の岩、みたいな。流れが乱流になるポイント。

岩があるからって小川がそこで終わるわけじゃなく、水は流れますからね。

 

小川には土星の乱流ポイントだけじゃなく、緩やかな蛇行で水流を調整するポイントも描かれている。それが木星海王星

土星木星も社会的な天体だから、社会全体で「乱流」に向き合うことになる。夢想の海王星が吉と出るか凶と出るか、なんだけど、木星とセットだから私はかなり好意的に見てる。

 

社会的「善きこと」木星が、夢見の海王星と共にあり、それが社会という水流を調整する。乱流を乗り越えるチカラになる。

 

土星が示す課題のキーワードは、感情を乗り越えること。体験を知恵として活かすこと。社会全体の「煽動」に流されるのは「感情」レベルで応じるから。

 

例えば「不安」とかがわかりやすい。

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感情を煽動される「全体に同一化した」欲求、望みを見直そう。

牡牛座と蠍座のラインは「豊かさ」を指してるんだけど、豊かさってのは「満たしたい欲求」のこと。その欲求が、煽られてコントロールされるものから、あくまで個人的な、主観的な「欲求」に変わっていく

 

ワタシの豊かさと、アナタの豊かさは、比較して良しあしが決まるもんじゃない。

自分が満足できるかどうかってのは、他人のモノサシとは別の自分基準が決めること。

 

 ワタシ自身の「欲求(望み、願い、夢)」はなんなのか

ヨロコビの変化を指しているのが金星と天王星。水星もついている。

 

個々人のヨロコビとか心地よさってのは、自分自身の声=直感が教えてくれる。ただし、一旦「煽動された流れ」の外に出るためには「思考放棄」をやめる必要があるってこと。

 

確かに直感(直観)は理屈じゃ届かない真理に繋がっている。ロジックじゃ発見できない関係性に気付いたり、小さい頭じゃ思いもつかない展開や裏側が見えたり、そういうチカラは存在する。

でもその手の直観は「深い直観」の場合。洞察力。

 

「私は直感派だから!」という人がとんでもない失敗を犯すのは、それが「浅い直感」だから。直感と言うか、「本能の層で起こっている反応」だから。

 

原始的な反応である「浅い直感」と、本質を見通す「深い直観」は全く別物。時に正反対のリアクションを生むわけだから、本当に気を付けたほうがいい。

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頭で考えろ、とか、理屈で正しい判断をしろ、って意味じゃないよ。そうじゃないけど、一旦、流れの外にでるために、古い価値観に「気付く」必要がある。気付くってのは、「意識できるようになる」ってこと。それが表面化した意識、思考(わかること)の水星。

 

水星「古いバッグを虫干しする」

必要ない思考パターンをチェックして捨てましょってこと。

 

金星のシンボルもすごくプライベートな空間。

金星「自分の書斎ですごす静かな時間に、インスピレーションを得る」

書斎ってことは、本棚=知識、思考の集積の前にいるわけです。

 

 バラバラで雑多なヨロコビの芽

これはシンガポールの度数だけど、Ascが双子座の「様々な地域の食が並ぶカフェテリア」。とってもシンガポールっぽいイメージ(笑)バラバラだけど、優劣はない。好みの違いがあるだけ。

 

「多様性」というコトバがひろがっても、まだまだ「マジョリティ目線でマイノリティを指すコトバ」ってズレた解釈が主流。

ちょっとキツイ言い方をすれば、まだまだ差別的。差別はなんでもない一般的で(なんなら心優しい)人たちの日常の「目線」の中にあるんだわ。

 

「人それぞれ」といいつつ・・・

 

 どこに焦点をしぼるか

そういうわけで、太陽。水があふれる直前の「沢天夬」を担う牡牛座の太陽。冥王星が水が満タンになったダムを壊す気満々スクエア。太陽は未来への照準、それが完全に仕切り直し。0からのやり直し。

 

ダム崩壊のその先、新しく見つける方向性は、♇のサビアン「紅茶占い」、それから魚座木星海王星がいうように、「無意識(目に見えていない領域)」からのメッセージから聞き取ろう。

無意識に問いかける。抑えていた欲求かもしれないし、単純に死角だった分野かもしれない。もうすでに象は出てるでしょ、こないだの満月がそう言ってた。

 

 バラバラで、でもひとつの生態系のバランスをつくる

全体での役割を、バラバラな価値観(喜び)を持ちながらも、果たせるってのが理想。

関係性の中で受け持つ役割=バーテックスが太陽と火星でYODなのが、それ。

 

新しい方向性に向けて、行動する。火星のシンボルは「交通渋滞」でなかなかスムーズにはいかないさ。それでも行動することに意味がある。というか、そうすることでしかバーテックスの役割は果たせない。

 

こころの生態系を新たにつくりあげる挑戦。

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今は様子見で、まだハッキリと流れの先が見えないとしても、それでもその時間に中すること。

 

効率主義的な価値観だと「わからないとわかっていて探すこと」はムダに思えるかもしれない。でも、その行為そのものに意味がある。

 

未来が分かっていたとしてもそのプロセスを実行することに意味はあるのか?って例に挙げたハナシはこの映画。

未来とか運命決定論に当てはめると、話はつまらないんだけど・・・

私が「未来」をどう捉えてるのかってのは、ここで書くと終われなくなるからまた別の記事で書くとして…( ´∀` )

 

例えばいつか「死ぬ」、このことは決まってる。肉体的な意味でね。

だからといって、「生きる」ことがムダかっていうと、そうじゃないでしょ。そこに意味を見出そうとしてみんながんばったり、苦労したり、探し求めたりなんだりしてるわけで。

 

「いつかはリセットするんだから」とシニカルに生きるんじゃなくて、全てをリセットした時に残るナニカ(変化)のために、今やるべきこと、今の選択を精一杯する。時間を注ぐ。

 

それはどこかで「失敗」するかもしれない。

「間違っている」かもしれない。

だから現時点での自分の選択を正解と「仮定」するしかない。

 

仮定でいいから、その仮定を実験してみよう。

 

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そーゆーこと!!