いにしえの 鎧に勝る 紙衣
風の射る矢も 通らざりけり
サンタクロースって本当にいるの?
クリスマス、息子は念願の双眼鏡を手に入れて大喜び。サンタさん、ありがとう!
サンタクロースって本当にいるの?サンタさんの存在を信じてる?
存在しているのかどうか、って意味で真面目に考えるとさ・・・
もしサンタクロースが存在していなければ・・・
「サンタさんってほんとうにいるの?」なんて質問すら存在しないんじゃないだろうか。「サンタさん」っていう共通のイメージ、言葉で意思疎通できている時点で、間違いなくその場に存在しているよね?って思うんだけど。
ひとりの固有名詞、キャラクターそのものが今もこうしてどこかで暮らしているかどうか、って意味なのかな。じゃあ、この質問に答えるならサンタさんの定義ってなに?ってハナシになるな。
出会い系サイトで知り合ったSさん、好きな服の趣味だとかペットのトナカイの特徴だとか仕事内容とか細かいことを「情報」として知っている。しかし、果たして彼は実在するのだろうか?この情報は信用するに足る情報なんだろうか?・・・っていう意味の問いなのかな。
だとしたら、キャラクター設定の真偽はともかく、彼が存在していることは前提になっているなじゃないのかな。。。もしかすると名前も性別もまるきり違うってこともあるかもしれないけど。
じゃあ、なりすましは?AIとかがランダムに作ったキャラクターは?
うーん。それでも存在はしている。作った、って事実があるんだから。生身の肉体(私たちと同等の)があるかどうか、って意味ならハナシは変わるか。
ウイルスは「情報」という存在
ウイルスには遺伝子はあるけど肉体がない。自分で子どもを作ることができないし、エネルギーを生成することもできない。だから情報を預ける(寄生する)宿主が必要。
遺伝子ってのは自分の「情報」。
ウイルスは「情報」だ、って言葉を思いだしてさ。
福岡先生の『生物と無生物のあいだ』で出てたんだっけ。うろ覚え。
ググってみたら、こんな面白そうな続編(?)を発見!
完全な二元論だと思われている「生」と「死」すら、「あわい波打ち際のような境界線」で交わっているんだってのがイマドキなんだって。ハッキリ線引きできない、曖昧な境界線。
風も、境目は無いもんね。
「あわい」のチカラ。
(ハッキリと白黒つけて)分からない、に向き合えるチカラ。
「情報=風」がベースになる時代
これから風の時代、なにが必要なの、と問われたなら
私はこうこたえる。
誰かに答えを出してもらえなくても耐えられる、知的体力をつけようぜ、って。自分で問いを立てる。疑問を持つ。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない・・・という曖昧なハッキリしない態度をとれる持久力を持とう。
確固たる答え(地)に頼るな。
風に境界線は見えない。完ぺきな風のカタチなんてない。
思考(風)は動かないと存在できない。動け。動かせ。
そのスキルとか精度とか強さがダイジなんじゃない。動く過程(プロセス)そのものがダイジなの。下手でもいい。微々たる動きでもいい。
やっぱりここに繋がってくるのか~
「情報」の扱いを問われている。人類規模で。
情報(知っていること)=存在している??
サンタクロースのハナシとウイルスのハナシが私にはダブって見えてくる。
情報が存在するためには、それを運ぶ媒体(肉体)が必要。人から人に伝える存在があって、情報も存在する。そのキャラクターの真偽は、まぁ、人(文化背景、捉え方、価値観)によって異なるんでしょうよ。
信じるか?信じないか?
本当に存在するのか?しないのか?
という問いは不毛だ、と個人的には思ってて。。。
ウイルスがどうこうってハナシは別に興味ないんだけど、「情報の価値は、運び手が決める」って部分は、おもしろいなー!!!!と感動してメモしてたわけで。
これからの「価値」のベースになるもの
占星術的な視点ではね、もう大流行している「風の時代」これなんですが。「情報」や「コミュニケーション」がキーポイントになるのはもちろんそうなんだけど、「んんんーーーーそれは「地」の価値観前提で情報を取り扱っているぞい!」って思っちゃう意見も結構あって。
12月も参加させていただいたひばりさんのWSで、このへんシンプルにまとめてあってスゴイー!!と思ったわけなんですが。
「情報を持っている」ことに価値があるのは「地」(これまで)の視点なんですね。だから、「〇〇〇な人だけが知っている衝撃の事実!!」とか「隠されていた真実!!知っている人だけが救われる!」みたいな煽りって、真剣に相手しなくていいと思う。
「真実」ってやつは、は観測者によって変わる。
これからの文明のゆくえ、「情報」の扱い方、そういうハナシは↑記事後半にみっちり書いてた!
あと、アレだね。
「耳を傾けるに足るコトバ」を発信できる運び手でいられるかどうか。
今だからこそ読んでほしい漫画
私はこれ、全巻ボロ泣きだったぜ・・・・漫画喫茶で。
まさに、生物と無生物のあいだ、じゃないか。人間とロボット。
この破壊力を、ぜひとも味わってほしいッッ!!!!