今日はサビアンシンボルから自分に縁のあるキーワードを拾っていこう!ってテーマで書こうと思ってたんだけど、書いてみたら「ルーツ」について、だった。
占星術ではホロスコープという360度の円盤状の星の配置図を用いて、星の位置から象意を読み取っていきます。360分割した度数ひとつひとつに一行詩のようなシンボルがあてられていて、それをサビアンシンボルといいます。
↑生年月日を入力して自分の持つ10天体のサビアンシンボルを見てみよう!
太陽のサビアンシンボルであれば人生のテーマソング、月は心の俳句的なもの、火星でしたら武器に刻まれたスローガンでしょうか。
私の太陽は「信者を祝福する法王」
月は「ガラス底の船が海中の神秘を明らかにする」
それから火星は「インディアンが儀式用の布を編んでいる」
10の天体のサビアンシンボルを書き出してみて、共通するイメージや特徴を見つけてもオモシロイと思います。もし繰り返し出てくるキーワードがあるなら、今世特に重要な縁があるテーマかもしれませんね!
・・・はい、サビアンシンボルについては以上!
ここまで書いて自分の火星が超気になってきたので、ここから先は火星について。そして私の火星が特徴的な位置にあるので、その「解釈」について書いていきます。
火星サビアンシンボルに込められた生命力
戦闘能力や怒りに紐付けられる火星エネルギーですが、私はこの戦う力、守る力の根本にあるのは「生命力」だと思ってます。
自分という「個」を押し出す力!この火星パワーをキャラクター化したのが牡羊座で、牡羊座的テーマを表す分野が1ハウスですな。
私の火星は「人生の根本(ネモト)」を表すポイントICの真上に位置しています。
今世目指しているゴール、山頂はMCと呼ばれるポイントで、この根本ICと180度向き合う正反対の位置になります。
火星がICにあるって、どういうことなんだろう?占星術用語では火星とICが合、とかコンジャンクション、とか言う状態です。
MCについては、天職だとか今世目指す方向性だとか言われてよくピックアップされているのに、ICについてはあまり言及されているのを見たことが無い気がします。
人生の根本、ICを考える
人生の根本って何でしょう。
占星術ではルーツ、家庭、ホームグラウンド、という解釈に広がっていくわけですが。
ホロスコープを見ると分かるように、ゴール(MC)の反対地点はスタート地点かと思いきや、占星術ではそうではないようです。命の始まり、スタート地点はAscというポイントです。
フランスの画家ゴーギャンの有名な絵画「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこに行くのか」というのがありますが、ICは「我々は何者か」に当たる部分なのかな~と思ってます。
生まれた瞬間(スタート地点Asc)は何者でもない存在ですから。
生命が出発した1ハウス。
2ハウス、肉体を自分のモノにする。
3ハウス、意識を自分のモノにする。
そして4ハウス、心を自分のモノにする。
その4ハウスの入口が、ICと呼ばれるポイントです。
4ハウスという切り口でルーツについて考える
ICで始まる4ハウスというフィールドは、安心できる居場所を表します。心のよりどころ、みたいな。
我々は何者か。それを確認することが安心できる居場所を作り上げる最初の一歩になります。
それは〇〇氏という家系、肉体のルーツかもしれない。△△村という、住んでいる地域かもしれない。自分が所属するコミュニティを通して、存在の意味、意義を求めることが「ルーツ」なんじゃないかなー、と、ふと思ったわけです。
ルーツ(記憶)を突き動かす火星
火星は「突き動かされる動き」のシンボルです。私はルーツによって突き動かされる。または、ルーツを突き動かす。このする・されるの関係はよくわかんないんですけど、占星術的ロジック、文法ではあまり気にしないんですかね。要はキーワードの組み合わせ。
どうやら肉体のルーツ(家系的なもの)だけじゃないようで、精神的なルーツにも関係がありそうです。
ここのところ突き動かされるようにいろんな場所に出かけたりはるか昔の時代について調べていたわけですが、そこかしこに共通のキーワードがあることに気付きました。不思議な偶然に導かれるように。
それがどこに向かうのか、正直わかっちゃいないのですが。
「儀式用の毛布を編むインディアン」
私の火星のサビアンシンボル。編み込む糸が一枚の柄をつくりあげるように、折り重なって一枚の大きな絵が出来ていく、過程。そのプロセスの中に自分がいるという感覚。
「星巡りミステリーツアー」と称してオモシロスポットにひとりフィールドワークに出て楽しんでたわけですが、これは私個人のルーツをめぐるミステリーツアーのような気もします。
ルーツは過去のこととは限らない
私は「時間」というものをもし外から捉えることが出来るなら、前世も来世も同時にあると思ってるので、そういう意味では過去生や生まれ変わりも信じています。
インディアン、アメリカ先住民のチェロキー族に語り継がれる物語の中で、セコイアの木がこう言っています。
すべては”バランス”を取って成長するということに尽きるのです。私たちは上下のバランスを取りながら伸びてゆき、外と内のバランスを取りながら大きくなります。それに、私たちは時間のバランスも取ります。私たちは昨日準備したことや去年準備したこと、過去の年に準備したことを、今日、使います。そして今日、私たちは明日のために、来年のシーズンのために、そして何年も先の日のために準備します。こうして私たちは、今この瞬間に、過去と未来のバランスを取っているのです。
これ、私の愛読書の中で紹介されていたんですが、初めてこの文章に触れたときは衝撃を受けました。これは、言語化できない衝撃。
今という瞬間が、過去と未来のバランス。
バランスポイントが、ICなんじゃないか、と。ルーツは過去とは限らないってのは、ご先祖様とかいつの時代かに生きていた自分とかそういうのだけじゃなくて、今この瞬間「我々は何者か」という問いに集約されているナニカなんだと思うんです。
だから向かう先、未来であるMCに向き合っているし、過去のスタート地点Ascとは葛藤の位置にあるんですよね。Ascはただ「在る」ことなので、自分は何者かとは問うていなかった。
実は最近も、縄文時代の遺跡、謎の巨石群に行ってみて新しい仮説を立てたり想像したりロマンに浸って楽しんでるわけですが、星読みブログが歴史ブログになってもな~と思うので、書いてません。(笑)
それはポッドキャストで話そうかな~。
あ、来週は友達と収録!って張り切ってたんだけど、急に思いついてある場所にフィールドワークに出ることにしました。その結果がまとまったらまたポッドキャストで話そうかな、と思ってます。
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