『The Greatest Showman』を占星術ネタで語る!!!今♌このトキに見たい映画☆彡

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目覚めよ内なる獅子!己の太陽エネルギーを発揮せよ☉♌|珠楽(tamarack)とと子|note

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7月29日獅子座の新月|珠楽(tamarack)とと子|note

 

獅子座のトキ、まさに!な映画『The Greatest Showman』占星術切りするよ!!ストーリーの展開に沿って占星術トークするから、ネタバレもりもりです。

 

Asc:物語の始まり

満員御礼、拍手喝采、最高のショウ!!ここから映画は始まる。


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華やかで大盛り上がりの舞台が暗転して、一人振り向くShowman・・・(上の動画01:22あたり)そこにいるのは、ショーウィンドウに映る自分の影を見つめる少年。

 

彼が主人公、バーナム少年。

貧しい仕立て屋の少年と、彼の夢(最高の舞台に立つ、最高のSHOWMAN!!)の物語なんだなってのが分かるはじまり。Asc(始まり方)は物語の全貌を語る。

Asc射手座、獅子座の金星って雰囲気かな!

 

想像力と、人を喜ばせようとするサービス精神が彼の魅力。そんな彼に惹かれるイイところのお嬢さん。A Million Dreams、満天の夢がキラキラ輝く歌に沿って、二人が手紙のやりとりを続けて結婚に至るのが、ステキ。。。♡

ふたりが屋上で踊るシーン、背景にすんげぇおっきい月があるの。

個人的に私はこの映画「太陽と月の物語」と思って見てるから、ここはラスト太陽の生まれ変わりに向けた伏線なんだって感動。

 

悲壮感はないけど、バーナム少年が成人するまでの貧しくて孤独な暮らしも垣間見える。結婚後も貧しいけど、すごく幸せそう。娘に手づくりの誕生日プレゼント「Wishing Machine(願い事を叶える装置)」を渡すシーンもすごく愛おしい。

 

夢(願い事)は、本人が忘れていてもちゃんとそこにあるんだよ

娘に伝えたその言葉は、自分の心の声だったんだな。バーナム氏は、夢に向けて行動を起こす。

 

サーカス誕生

借金して買い取った博物館は全くウケず、暮らしはますます苦しく・・・

娘ちゃんたちの無邪気なコトバ、絵本、そしてリンゴ(伏線になった小道具)からひらめいたアイディア!それが「センセーショナルな」ショウ。ぎょっとさせる、思わず目を引く、好奇心を刺激する・・・風変わりな人たち、彼らを舞台に!!

 

Freak show(見世物小屋ってやつですな。

これ、この発想、すごく嫌な気持ちになる人もいるかもしれない。私も「見世物小屋」って、すごく嫌な印象しかなかったんだけど・・・。

 

近藤ようこ先生の『五色の舟』で、見世物小屋で生計を立てる家族のハナシを読んで「ああ、そういう視点もあるのか!!!」とひっくりかえった部分もある。

The Greatest Showmanもそっち側の視点に近いな。

 

彼のショウに最初からゴリッゴリに批判的だった評論家のおじさんはバーナム氏を(素直に褒めることはないけど)認めて最後にこう言う。

 

「色も、カタチも大きさも様々な・・・どんな者たちも、同じ舞台の上で等しく扱われる。これは、誰かほかの評論家ならこういうだろう、”a celebration of humanity(人間性の祝福だ)”だ、と」

 

 


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Sun is up and the color's blinding

太陽は昇り色はとりどりに輝く

Take the world and redefine it

世界を定義しなおそうぜ

Leave behind your narrow mind

その狭い了見はもういらない

You'll never be the same

君はもうこれまでの君とは違うんだ

 

Come alive, come alive

さあ命を吹き込め

Go and light your light

自らに光を燈せ


Let it burn so bright

燃やせまばゆい光を
Reaching up

手をのばせ
To the sky

大空に
And it's open wide

大きく広がるあの空へ
You're electrified

君に走る電流を感じるだろう

※とと子の勝手な意訳

 

バーナムの人心掌握センスたるや(笑)

彼は人の「心の奥底で望んでいる本当の願い」を嗅ぎ取るセンスがある。だから、そこにいのちを吹き込むことができる。彼が光を灯すというか、人は本当の望みを思い出してしまえば、そこに光がともるもんだから。

 

And you know you can't go back again

もう元には戻れないって分かるだろう
To the world that you were living in

これまで住んできた世界には

'Cause you're dreaming with your eyes wide open

だってもう目を開けて、自分の夢を見てしまったから
So, come alive

さあ、いのちを吹き込もう

 

「拍手喝さいのSHOWを!」という夢を自分の目で見たバーナム氏。

もちろん、注目を浴びるってことは批判や反対活動も同時に盛り上がるわけで。「街の品位を下げるFREAKSどもめ、出ていきやがれ!!」ってヘイト活動をしている人たちはゴロツキたちとして登場。「叩くという目的のために叩く」群衆が描かれてるなぁって思ったよ。

 

特定の誰かやグループを叩く行為って、自分を正当化して快感を得るある種ストレスのハケ口にもなるから。。。誰だって、そんなつもりなくこの快感にハマるもんなんだ。

 

とはいえバーナム氏にとってこの炎上すらSHOWの一部なのかもしれない。うまいことそれをネタにしてぐんぐん盛り上がるのは、最初の拍手喝さいの刺激がより強いからだったのかもしれない。(ここからこの快感を求めてもっと、もっと・・・となっていく様子がちょっと辛い)

 

拍手喝采をあび、豪邸で暮らし、上流階級のパーティに参加し、娘はバレエの習い事・・・これは今までの自分にはなかったもののすべて。自分に欠けているモノのすべて。

 

欠乏感を埋めるために追いかける夢、それがどうなるのか・・・それこそ幻想、月が見せる幻なんだよね。これはバーナム氏にとって月、子供の頃に味わった欠乏感に関わっている。

嫌味たっぷりの義父に対する復讐、社会に対する復讐が、バーナム氏の火星になっていたのかも。火星を月が引き受けている※いい例。

 

※私的大発見「月の裏側には火星がいる説」ね。

火星は生まれた瞬間♈に発揮される。0~7歳は月の年齢域だけど、火星はずっとその裏側にいて、太陽のテーマを超えてやっと表の力として発揮される、って考え。

⇩月×火星説の誕生秘話

starship.hateblo.jp

 

埋められないギャップ

バーナムサーカス団は有名になり、バーナム氏の身分だと絶対に入れないような上流階級の社交界にもデビューできるようになる。イギリスの女王に謁見するっちゅう最高レベルまで。

 

ここらへん、こちら側の世界とあちら側の世界が、すごく強く意識・対比されてる。娘がバレエのクラスメートに意地悪されたりね。

 

そんでもってその対比をうまく描いているのが、バーナム氏のパートナーになるフィリップ!!まさに自分のないものをすべて持っている、上流階級の彼。フィリップをスカウトするシーンのテーマソングがThe Other Side(片割れ、もう一方、あちら側)なのもオモシロイ。

 

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バーナム氏とフィリップは、太陽と月(光と影)の象徴でもあると思うんだ。

 

Don'tchu wanna get away

抜け出したくないか

The whole new part you're gonna play

全く新しい、向こう側の世界に

 

この誘い文句もまた「人の心の奥底の望み」を掴むバーナム氏の才能フルで発揮されてんだけど・・・これまた、バーナム氏自信の望みなんだな。もしかしたら、これまで語り掛けてきた誘い文句、あれらも全部自分へのコトバだったのかもしれない。

だからこそ嘘偽りのないコトバで、だからこそ人の心を動かしたのかも。

 

 

フィリップという相棒を得て多くのチャンスを手にするバーナム氏なんだけど、「向こう側」への憧れがだんだん「自分のいる場所」を否定する視点になっちゃってくんだな。。。

これまで自分に向けられていた向こう側から向けられていた視線を、自分が向こう側に行こうとするがゆえに、仲間たちに向けるようになる。

 

これは癒しのプロセスだ。光に向かうために陰を否定するんじゃなくて、陰にも向き合うこと・・・それを学ぶプロセス。まさに!!!獅子座シーズンのテーマに描かれていたこと。

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社会的底辺に蔑まれる人々と、恵まれた上流階級の社交界

ニセモノやマガイモノの出し物と、本物の賞賛される才能。

 

ニセモノとホンモノの対比として登場するのが、歌手のジェニー。またまたバーナム氏の人たらし能力で彼女も協力してくれることになり、バーナム氏は恍惚状態。サーカス団はほっぽり出してジェニーの全国公演に・・・(そして家族との亀裂;;)

ここもまた、スポットライトの下のジェニーと、ブーイングに晒されるサーカス団の対比

 

フィリップと空中ブランコの彼女とのもどかしい恋にもまた、私たちは別世界に住み分けられてるんだって抵抗が描かれる。バーナム氏もフィリップも、あちら側とこちら側っていうギャップに向き合わないといけないの。

 

満たされない心

スポットライトの下で輝く歌姫ジェニーの歌もまた、バーナム氏の心を映し出してるんだな。Never be enough(満たされることなんてない)欠乏感。それは単純にどん欲だから、じゃなくて・・・埋めてくれる何かを誰かに、何かに求めてるからなんだよ・・・

 

youtu.be

 

ジェニーもまた、自分の居場所はここにないって思う過去があるから。

All the shine of a thousand spotlights

何千ものスポットライトの光も
All the stars we steal from the night sky

夜空から盗んだ星のすべてだって

Will never be enough

私を満たしてはくれない

Never be enough

満たされることなんてない

 

ジェニー&バーナム氏の裏側、フィリップ&空中ブランコの彼女の歌もまた「星」を歌っていることにズキュン。

 

youtu.be

 

Rewrite the stars星(運命)を書き換えよう、って歌うの。

夜空の星全てを盗んでも満たされない、と、ぼくらで星を書き換えよう。

 

でもフィリップも彼女も、向こう側とあちら側っていうギャップはまだ超えられない。バーナム氏は行動するけど心がないがしろ、こっちは気持ちだけ昂るのに行動に移せない。うううむ、いい対比だ!!!!

 

来るぞ来るぞ冥王星・・・

そして無慈悲な強制終了♇発動・・・!!いろんな悲劇が重なって全てを失うバーナム氏。歌姫ジェニーとのスキャンダルでステージはおじゃん、サーカスは反対勢力とのケンカで火事になり全焼、妻と娘たちは実家に帰らせていただきます!とな。

 

火事の騒動でバーナム氏の片割れ、フィリップが意識不明の重体になったのは・・・バーナム氏が押し付けた(目を背けた)もう片方の自分が崩壊した象徴でもあるな。

 

バーでがっくりと酒を飲むバーナム氏の元に集まったのはサーカス団員のみんな。

 

あんたが私たちに声をかけたのは、金儲けのためだったかもしれない。それでも、親にも見捨てられた私たちは、あんたのおかげで「HOME(家族、居場所)」を見つけたんだよ。

 

私たちはHOMEを取り戻したい、と団員たち。

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If all was lost

全てを失って
There's more I gained

私はより多くのものを得られる

'Cause it led me back

それは引き戻してくれたから

To you

君の元へ

From now on

今から、これから

These eyes will not be blinded by the lights

もう光に目をくらまされることはない

From now on

今から、これから

What's waited 'til tomorrow starts tonight

明日になればと待たせていたことを

Tonight

今夜始めるんだ、今夜すぐに

 

バーナム氏は全てを失って、「これは自分の夢じゃなくて他人の夢だった」と気付いた。誰のための夢だったのか、自分が本当に大切にしたかったのはなんだったのか。

こういっちゃうとベタだけどね、自分の「持っている幸せ」に気付いたの。「ここにない幸せ」じゃなくってね。

 

バーナム氏は他人の太陽じゃなくて、自分の太陽を目覚めさせた。

太陽が生まれ変わった。自分の太陽を自覚すること=自分のHOMEを取り戻すことっていうつながりが、ああ「太陽と月の物語だ!!!」と感動。そう、片割れのフィリップもここで意識を取り戻すのだ。

 

太陽の気付き(目覚め)から先、月は自分の月としてそこにあることを認められる。太陽は月を隠すためにあるんじゃない。ただ、存在を照らしているわけで。そして太陽ってのは自分自身で、月も亦自分自身。これでやっと2本の柱が揃うわけ。

 

自分の月を照らす光源は、自分の光(太陽)だったってこと。

 

starship.hateblo.jp

 

この曲、From now on(今からこれから)ってのもまた、太陽じゃあないですか。今、始まる未来なんです太陽は。そしてそこには月もいる。

 

フィリップと恋人も自分で自分を「いるべき場所」にがんじがらめにして手も繋げなかったのに、ほらもう誰かれから見られてるなんて構わずキスまでしちゃって( *´艸`)

月はコンフォートゾーン。生まれ変わったのは太陽だけじゃない。月も、蘇生して生まれ変わった

 

これぞ、冥王星の「癒し」だな。

 

太陽と月のパートナーシップ

妻と思い出の海岸で再会したバーナム氏は、今までずっと彼女が理解者だったとやっと気づいたという。「君は何もわかっちゃいない!」と思っていたけど、わかってなかったのは自分だったんだよね。

 

「ぼくはただ・・・自分以上のなにかになろうとしていたんだ」

 

等身大の自分に還ってきた。そこから、本当の太陽がスタートなのさ。

妻もまた、月でもある。月は実は、自分のことをいちばん近くで見守ってくれているよき理解者だった

 

とはいえ劇場は全焼、銀行ももう資金を出してくれない。どうしようもない、とあきらめ気味のバーナム氏に、フィリップは言う。

 

あなたに初めて会った時、ぼくには相続できる遺産があったし、世間からの賞賛も得ていたし、町中の社交界にお呼ばれされる立場だった。

そして今は…、あなたのおかげですべて失った。

 

残ったものは・・・

友情、愛、そして心からやりがいを感じる仕事、それだけ。

 

あなたは、私の人生に喜びをもたらしてくれたんです。

 

団員達もそれに賛同する。そしてフィリップのへそくりで、サーカスを再建するアイディアを思いつくバーナム氏。更地からの新しいスタート、冥王星が生む新しいいのち。

 

ここで面白いのが、バーナム氏とフィリップの報酬の取り分の交渉。

The Other Sideでスカウトしたとき、90:10で手をうったバーナム氏。それが、50:50、本当の相棒(片割れ、パートナー)として認め合った瞬間

 

そしてサーカスをフィリップに託す。裏が表に、表が裏に。

どちらが裏(隠される存在)でどちらが表(光が当たる存在)・・・あちら側とこちら側、ってわけるんじゃなく、どっちも自分の大切な居場所であり、役割でもある!

4ハウスと、10ハウスの満月ですな。。。

 

フィリップにサーカスを託すとき、帽子が小道具として描かれてるんだけど、帽子って何の象徴なのかな?SHOWMAN?

 

Encantoもそうだったけど、一周回って最初の歌が最後の歌として歌い直されるのが、好き。はじめに戻ってくる。でもその場所は、同じ位置にあるように見えて前回とは全く違う。螺旋階段のように。

 

 

以上、映画『The Greatest Showman』の占星術トーク、でした!!!

おもちろかった( *´艸`)

 

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も忘れずにチェケラ☆

 

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