その名は「ゆぺんでぃ」

 クレイジーな月が登ればサルが歌う~♪


Lion King 2 - Upendi (Japanese)

 

「あーーーー今日も一日楽しかったなぁーーー」ってお風呂入ってたら、この歌が流れてきた(頭の中に)。めっちゃなつかしい。ようこそ、ゆぺんでぃへ!!

 

 今日はお友達と一緒にミステリーツアー!!興奮して助手席で喋り続ける。

 

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↑このときに付き合ってくれた彼女。 

 

久々の歴史ミステリーツアー

「おもしろいカタチの山がある」ってことで展望台に上って景色を眺めてたら、昔好き勝手にたてた「仮説」を思い出したよ。

 

神宮寺で神道的な見方ですると、狛犬。境界を定める一対のシンボル。何らかの神域に対して、この二つの山が狛犬的な役割を果たしている・・・なんておもしろいんじゃないかな?!

 

神功皇后伝説の地として「神」の着く地名がやったら多いのが、この一対の狛犬から稲佐山側なんだよ。そっちがわ、海だけど、ナニカ重大なモノが祀られている・・・山以上の規模、となったら海底か?!

 

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海を渡った天才

今回のミステリーツアーは「空海」が気になりまくり。

 

 

空海って言えば、当時世界で「最先端の思想」だった密教を中国から日本に持ち帰って、そんでもって真言宗って言う宗教(宇宙観)を興して日本の歴史にもビッグ・インパクトを与えた人。

 

書道の達人、外国語の天才的才能、難解な思想をとんでもないスピードで理解して自分の哲学に練り上げられちゃうなんて・・・史実上でも凄まじい才能が知られる坊さん。日本全国に「弘法大師伝説」ってのがあるけど、空海さんはもう神格化されるレベルのカリスマ。すげー!よくわからんけど、すげー!!

 

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空海に縁のある?!地に足を運んでおしゃべり楽しんできました。

 

ちょうど先週、この本読んでたからウキウキぱらだいす。楽しいったらありゃしない。

沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ1〉 (徳間文庫)

沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ1〉 (徳間文庫)

  • 作者:夢枕 獏
  • 発売日: 2010/02/05
  • メディア: 文庫
 

 

この本の中で、妖魔のネコと空海が問答するシーンがあるんだけど、先週息子にかけられた「なぞなぞ」が、まさに同じ内容だったことを思い出した。

 

「世界でい~っちばん大きいものって、なーんだ?」

 

化け猫の質問は「宇宙で最も大きい存在はなんだ?」だったかな?

息子のなぞなぞの答えは、ゾウさんでも海でも空でもなく「正解は、世界だよ!世界でい~っちばん大きいのは、せ、か、い!」だって。なんだコイツ、哲学かよっって思ってちょっと衝撃だった。

 

「世界」って枠組みでいちばん大きいのは、「世界」だわな。そこが枠=最大値なんだから。

 

そして小説の中で空海が化け猫に答えて言ったのは「コトバ」だった。人はコトバで言い表せる以上の大きな存在を把握できないから。だったっけ。どんな大きなものも、コトバで言い表した瞬間に、そのコトバの枠にはまる。だからコトバが存在の最大値、宇宙でいちばん大きい存在。

 

化け猫が続けて問う「じゃあ一番小さいものは?」

それも、「コトバ」だと。コトバですくいきれない小さいものは、その存在を把握できない。どれだけ小さくても、コトバで言い表された瞬間にコトバよりも小さくはなれない。だったっけ。

 

人間の捉えられる世界は、コトバに出来る(理解できる)範囲に限定されている。

 

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記述できる(言語化できる)世界のサイズが大きくなることが、文明の発達だった。

 

コトバというしばり(呪・祈)

言葉は世界を分ける。

 

国境を引くとか文化の違いを生むとかそういう意味じゃなくて、もっと個人的な意味で。人間はだいたい、「いぬ」も「つくえ」も「わたし」も「あなた」も無い世界を1年以上過ごす。まさに大人が座禅や瞑想を通して一生懸命目指そうとしている世界に、生まれながらにしてどっぷりと浸かっている。その分別のない世界から私たちを引きずり上げるのは、「言葉」なんじゃないかと最近思うようになった。

 

分別がない世界の感覚を思い出せる大人はいない。いったん言葉を覚えてしまったら、二度と戻れない。普通は、それを忘れていることも忘れている。二度と戻れないんだから、子どもに急いで言葉や文字を刷り込んで大人にしてしまうより、味わえるうちにしっかりその世界を味あわせてあげたいもんだと思う。


分別がない世界には、何の縛りも無い。「わたし」と「あなた」どころか、時間もない。それってものすごく「自由」なんじゃないか。もちろんそこには「自由」も「不自由」もないんだけど、究極の自由ってやつはそこにしかないような気もする。「言葉」のおかげで「自由」を知り、それについて考えることができるようになったヒトってやつは、「言葉」がある限り究極の自由には成り得ない。そう思うと、なんとも言えない妙な気持ちになる。

 

そうそう、「無」と表現される世界はこの分別がない世界のことなんじゃないかと思う。「ない」とか「ある」とかそういう分別を超えたところにある状態。

 

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あ、こんなことも書いてた2014年の日記。

まるで抽象的な世界の話をしているんだけど、「言葉」そのものが「抽象」の結晶みたいなもんだから、分別のない世界こそが「具体的」な世界なんじゃないかと思う今日この頃。

今目の前に見えている世界は抽象的な世界で、カタチ(言葉)を全部取っ払った時に残る意思の上澄みみたいな世界が、実は具体的な世界なのかもしれない。

 

分別がない世界が真の具体的世界であるなら、そこに時間はないわけで。

今も現在も未来も、本当は分かれていないということになる。これは前々から考えていたことにピッタリだから採用。今のこの「リアル」の世界はもちろん時間があって、昨日とか今日とか明日がある。昨日と今日が同時に現れることはありえない、はず。だから「時間がない」とか、「過去も未来も現在もない」なんて、本当に意味が分からないだろうと思う。私自身そう言いながら、どういうことか説明しろと言われても困ってしまう。


「リアル=分別の世界」と「分別がない世界」の境目がどっかにあるんでないかと睨んでいる。そんでもって「夢」がその境目に触れる装置になるんじゃないかと。これはケンキューの必要がある。うむ。

 

この時間論、今はもっと説得力のあるケンキューがたくさん出てるじゃないか。物理学とかから。結構イイ線いってたんじゃない、わたし。

 

ホロスコープもね、一本線じゃないんだよ。

年齢に沿った一本のベクトル過去→未来で描いていない。グルグルまわる円盤が、ホロスコープ過去も未来も瞬間も永遠も、ぜんぶ同時に表現されているってのが、ミソよ。

 

コトバの呪力を使っていた職人

そいで「コトバ」という縛りに関連して、陰陽師!!

陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)

陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)

 

 

陰陽師といえばおどろおどろしい物の怪のハナシのイメージだけど、彼らは天文博士兆候(サイン)を読むプロフェッショナル。

 

兆候を読むってのは、一見関係ないものどうしの結びつきを見出すこと。

 

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カタチなきもの(コトバにならない微細な世界)をカタチに取り込むことが、呪術陰陽師が使役する鬼だとか、身代わりになる紙の人型とかを式神っていうけど、あれは識神とも書く。

 

「識」って、知識とか認識とか、コトバのことよね。

コトバでカタチを与えて縛るんだよ。

 

世界で一番大きいものも、世界で一番ちいさいものも、コトバっていうカタチで縛られるように。見えない存在をカタチに縛り付けて操っていた、コトバのプロフェッショナル。

 

怒りや恨み、怨念は「呪」となるし、希望や愛やなんかそーいうのんは「祈」になるんだと思う。どっちも識神。呪術のひとつのカタチ。

 

越境プロジェクトP

この見える世界と見えない(言語化されない)世界の境目を行ったり来たりすること、特にコトバによる越境に私は並々ならぬ関心がある、ってことに今更気付いた。ずっとずっと、何年も同じこと書いてるのにね。

 

カタチのある世界、現実、具体的なモノ事、把握できること、理解できること、知識や理性。これはホロスコープの3ハウスの領域。双子座の世界観。

 

対する抽象的な世界、コトバで分けられない(=分からない)世界、割り切れないこと、未知の領域は、9ハウス。射手座。

 

私のホロスコープは双子座の月から射手座の太陽へ。ドラゴンヘッド3ハウスのシルクロード。越境してぇんだーーーーー

 

 

 

そうそう、密教の世界観は4元素(火、地、風、水)プラス1なんだって。それが「空」。色即是空、「無」って意味の空。虚数のiを思い出したよ。i=

アナ雪2の「5つめの精霊」は、i。

 

 

その名は、ゆぺんでぃ