ミナカタのメモ

わが思うこと涯(かぎ)りなく、命に涯(かぎ)りあり、見たき書物は多く、手許にカネは薄し

 

学問は遊びだ、と言う南方熊楠。なーんか歴史の授業で習ったような、くらいの聞き覚えのある名前、だったんだけど、何かしら私の好きな分野の本とか著者が名前を挙げるもんで。そういう縁で、昔何度か南方熊楠に関する本も読もうとしたことがあったような気もするんだけど、どうも記憶があいまい。

 

doubt

海外で現地の人と外国語でケンカ(議論)できるくらい語学デキた人。

どこにも所属せずに超マニアックに「学び」を追求した人。

日本で初めて「エコロジー」という言葉を使った自然を愛する人

歩くエンサイクロペディア(百科事典)と言われるくらい博学だった人。

森羅万象を探求、研究、実践した人。

 

肩書きがなくては己れが何なのかもわからんような阿呆共の仲間になることはない

 

めちゃくちゃクセが強そう。

民俗学の巨匠、柳田國男「日本人の可能性の極限」と称されるスゴイ人。なのに、全然有名じゃない。

 

 

 wikiで紹介されていた、驚異的な記憶力を持っていたといわれる南方熊楠の勉強方法が、私のやり方にフィットしてて嬉し。

 

  1. 自分の理解したことを並べて分類する。
  2. 分類したまとまりを互いに関連させ連想のネットワークを作る。
  3. それらを繰り返す。

 

starship.hateblo.jp

 このイメージ!

 

語学習得の極意は「対訳本に目を通す、それから酒場に出向き周囲の会話から繰り返し出てくる言葉を覚える」の2つだけであった。

細かく言えばもっと地道なこといっぱいしてると思うけど、大きな柱をちゃんと把握してた人だから、何か国語も自分のものにしたんだろうな。

 

kotokotoba.hateblo.jp

抽象的な「全体像(全体のイメージをとらえる)」ことができるから、具体的な情報の使いどころ(勉強方法、ツール)もその都度必要なものを取捨選択できる。

 

 

蔵書家ではあったが、不要な本はたとえ贈呈されたものであっても返却したという。また、「学問は活物(いきもの)で書籍は糟粕だ」[37]とのことばも残している。

 

エピソードにいちいちしびれる。

 

1903年7月18日に土宜法龍との書簡の中で記されたマンダラ。書簡の中で図で記されている[5]。この図において熊楠は多くの線を使って、この世界は因果関係が交錯し、更にそれがお互いに連鎖して世界の現象になって現れると説明した[30]。

概要は、わたしたちの生きるこの世界は、物理学などによって知ることのできる「物不思議」という領域、心理学などによって研究可能な領域である「心不思議」、そして両者が交わるところである「事不思議」という領域、更に推論・予知、いわば第六感で知ることができるような領域である「理不思議」で成り立ってる。そして、これらは人智を超えて、もはや知ることが不可能な「大日如来の大不思議」によって包まれている。「大不思議」には内も外もなく区別も対立もない。それは「完全」であるとともに「無」である。この図の中心に当たる部分(イ)を熊楠は「萃点(すいてん)」と名付けている。それはさまざまな因果が交錯する一点である熊楠によると、「萃点」からものごとを考えることが、問題解決の最も近道であるという[5]。

熊楠の考えるマンダラとは「森羅万象」を指すのである。それは決して観念的なものではない。今ここにありのままに実体として展開している世界そのものにある[30]。

 

これ、鞍馬寺の「網の目」のハナシと一緒だな。「萃点」かぁ・・・。

 

ロンドンの天文学会に発表した論文極東の星座。足元のミクロな生物(コケ、菌)から天文まで、とにかく知識欲がすごい。その熱意と。なんかすっごく刺激うけた。

 

 

ミナカタ。

クマグス

 

 

民俗学」ちょーおもしろい。

kotokotoba.hateblo.jp

月と無意識と身体のつながり

 

漢字の部首で(ニクヅキ)は、身体のパーツとか肉体を表す。

脳、胸、肌、腹、肥、胎・・・

 

占星術の「月」にも身体ってキーワードがある、って書こうと思ったけど、厳密には違うか。医療が呪術的なワザだった時代、占星術ももれなくオカルト処方として活躍していたんだけど、そのときはとりわけ「月」に注目していたらしい。身体と結びつきが強いってことで、「身体」も「月」のキーワードのひとつに入れてもいいかな。

 

月(星)の影響力

月の影響力ってすごいでしょ。海の潮位を変えちゃうからね。地球の7割を占める海を、引っ張ってる。ニンゲンも7割くらいは水分で出来てる上に、成分比率は海に結構近い。赤ちゃんの浮かんでる羊水はなんと、海水とほぼ同じってんだから、ニンゲンの身体だってなにかしら影響受けるよね、って考えたのが占星術の初期だったんじゃないかな。

 

お空の環境に、ワレワレ影響受けてるぞ。月と太陽だけじゃなくて、遠くの星も何かしら関係しあってるんじゃないか、って。

 

Moonrise

 

占星術で「月」といえば「無意識」。

無意識ってのは自覚していない自分。心の働きのことを「意識」って言うんだけど、占星術は「心の働き=意識」をいくつかに分解して、星の動きに照らし合わせて眺めている

 

自覚できること=顕在意識(太陽)

自分でも気が付いていないこと=無意識、潜在意識(月)

記号(言葉や数字)を使うこと=思考、情報処理(水星)

外部と繋がることで生じる感動=幸福感、快楽、感受性(金星)

外部との境界線を守ること=怒り、免疫、行動力(火星)

・・・その他いろいろ。

 

フィードバックでしか捉えられない心の働き(すべては結果論)

漢字の例から、月は身体にも関係があるぞ、と書き出したけど、漢字ってのは東洋の感覚を記号にしたもの。アジア(東洋)は「月」に強いな・・・って最近めっちゃ思うのね。

宗教の変遷とか言語とか文化的特徴とか…それについてはハナシに収集がつかなくなるから、また別の記事で書くけど。

 

心の働きってのはただでさえ目に見えないし数値化しにくいものだから捉えにくい。その上、無意識は自分でも把握しきれていない領域。でも現実に与えるインパクトは意識できる心の働き(こうしよう、あれがいい、っていう意志)以上にデカイ

 

どんくらいでかいかって、遺伝子の働きを変えるくらいデカイ

 

starship.hateblo.jp

 

それでも無意識が発動している最中には気付けないわけだから、ワレワレはその「影響を受けた現実」を見てやっと気付くことができる。なんなら、でも目の前の現実も無意識が原因だって知らないからスルーしちゃう(そして繰り返す)んだけど。

後手にまわるしかない。つまるところ、結果論でしかない。

 

でもこの

無意識の心の働き→行動やリアクション→現実、結果→フィードバック(気付き)

までのタイムラグをできるだけ小さくすることはできる。

 

無意識=身体の反応

結論から言えば、身体のセンサーに敏感になればいい

 

見えない領域(無意識含む)との接点(自覚できるポイント)になるのは、「夢」と「身体」なんじゃない?って、前に書いたことがあった。

 

starship.hateblo.jp

 

私たちが「あぁ、暑いな。水飲みたいな」って思う。これは意識。

この意識が浮かんでくるほんのちょびーーーっと前に、実はもうすでに「暑い」「水くれ」って電気信号が脳の中で出てる。手を動かそう、って思う0.5秒前に身体はもう動かすことを決めている生物学者ベンジャミン・リベット氏が発見した「準備電位」

 

脳が心の働きを見える化してくれる部位だから特別視されてるけど、アレも臓器の一部だから。身体のパーツ。

 

身体の反応が先、意思は後

 

身体の反応ってのは意識する前の反応だから「無意識の反応」ってこと。無意識は意識の100万倍の情報処理能力って言われるのも、この情報に対する反応の圧倒的スピードと感度が由来してるのかな。気付いた時にはもう「決断」は下されている。

 

この無意識の領域を、占星術は「月」の領域と呼ぶから、なら月の領域に「身体」も含まれるな、って思ったんだけど・・・教科書的には「身体」は月の象意に含むのかな?どうなのかな?どっかで見たような気もするんだけど、「無意識と身体?どういうつながり?」って思ってスルーしてたかも。

 

「身の毛がよだつ」とか「鳥肌が立つ」とか体に力が入らなくなったり、逆になんだかよくわからないけど元気になったり、コトバに言い表せないくらいのビミョーな感覚ってのが、身体にはある。

 

しかも「意識」ってのは、0.5秒以下のものを全部ノイズとしてカットしちゃうらしい。なかったこと、になる。それすら拾い上げる「無意識」の感度と精度の情報処理スペックの高さ!

 

身体は、先に気付いている。そして反応している。

私たちは「無意識」の領域で起こっていることをダイレクトに「わかる」ことはできないけど、身体の反応をセルフモニタリングすることで「気づく」ことができる

 

しかもオモシロイのは、「無意識」にもその深さで分けると、意識にほど近い「すぐ思い出したり気付いたりできる」レベルの無意識から、「個別の肉体を超えて繋がってる」層まであるってこと。かなり広い範囲をカバーしている無意識層もあるぽい。

 

女の感とか、「え、ちょっと待ってなんでわかるの?!!!」って透視?とか、空間に制限されない情報(虫の知らせとか)。過去やはるか昔の出来事に繋がる時間に制限されない情報とか、それも無意識の層を意識の世界(=コトバ)に引っ張り込んできた情報。

 

コトバじゃなくても、漫画や絵画っていう表現技法、ダンス、音楽、芸術家のインスピレーションと言われるそういうセンスっぽいのも関係あると思う。

 

アクセスポイントは一方通行じゃない

身体の扱いがうまくなると、無意識の領域に振り回されにくくなる。

動物的本能を抑えて理性をメインに生きることができるようになって、ニンゲン社会ができたんだよね。「言葉ができたころから抑制の歴史が始まった」ってのをなにかで読んだんだけど、理性って論理のこと、コトバのことだから、確かにそうなのかも!!

 

脳の容量的に言うと、ニンゲンの脳は1400CCくらいで、150人くらいの集団が維持できる人数の限度のはずなんだよね。それをコトバ(理性)でくっつけることが出来るようになった。本能のまま生きてたら、こんなに集団(社会)は大きくできなかった。

 

無意識は意識よりお圧倒的な影響力を持つ、これは変えられない。

でも意識と無意識の影響は一方通行じゃない。これが救い。

 

例えば偉そうなポーズをとってると本当にエライ気分になる、みたいな実験もあった。姿勢が無意識(感情、気分)に影響を与える。

 

こわい!!って思うとき、恐怖の瞬間人は息を吸う。横隔膜が上に上がる。逆に息をゆっくり吐く、横隔膜を下げる(薬指を引っ張ると横隔膜が下がる)と、即席だけど恐怖を沈めることができる。だからリラックスするための深呼吸は、吐くのが先!

 

ちなみに恐怖とかトラウマを癒す方法ってのは、「慣れる」ことが「避ける」ことよりずっと効くそうです。これは戦争のショック(PTSD)を治療するために実際に実施されてることなんだけど、あえて思い出すこと。繰り返すこと(もちろん、ほんとうに小さな小さな刺激からスモールステップで)。そうやって「今はもう、大丈夫なんだ」と塗り替える。

 

振り回されないために、あえてアクセスする

日本の伝統芸能は、敗者の歴史をモチーフにしているものがすごく多い。能の演目とか、琵琶法師の歌う平家物語とかなんかいろいろ。あれはそうやって繰り返し「思い出す」ことで、鎮魂しているんだってハナシ。

 

歌い継がれている主人公たちはもう生きてない人たちなんだけどね。もう見えない存在になった人たちのために、見えない世界に働きかけるPTSD療法、それが鎮魂。

 

starship.hateblo.jp

 

で、無意識はある層で死んでる生きてる関係なく(時間と空間に制限されないから)繋がってる部分があるわけで、彼らが癒され鎮められることで、生きてるワレワレ、演者も観客も無意識レベルで癒され鎮められている、ってこと。

 

その見えない領域の取り扱いというか、そういう技術的なこと、日本(アジア諸国もそうかな?)は得意だったんだなーって感動してる。神社とか、寺とか、ほぼほぼ鎮魂施設じゃん。

 

恋愛運とか金運とか言って拝むけど、だいたいはアレ、敗者の歴史を思い出す場所。無意識領域の存在が、こっちに悪影響を与えることを「呪い」と呼んでいたわけだけど、それを封じるために建てたり祀ったりしてるわけだから、封印。

 

神(神社のカミ)は封印された無意識、ともいえる。

 

恐怖を乗り越える便利なワザ

赤ちゃんが繰り返し遊ぶ大好きなアレ、いないいないばあ。あれってあえて「母親がいなくなる」不安を繰り返して、「でも大丈夫」を繰り返して、心の中に「大丈夫」のイメージをつくることで精神を安定させるスバラシイ術。

 

具体的な目の前の出来事とはちがうけど、それに「重なる」イメージ。見立てるチカラって言うのかな。実物じゃないけど、実物に例えたりなぞらえる想像力。

ニンゲンを爆発的に進化させた起爆剤、想像力=見立てるチカラ。一見関係ないこと動詞の結びつきを見つけ出すチカラ。兆候を読むチカラ。(コンステレーション!!)

 

starship.hateblo.jp

 

見立てるチカラの最たるものが、「コトバ」だった。

あの赤くて丸くて甘くておいしいフルーツのイメージを、「り」の音、「ん」の音、「ご」の音の組み合わせた音の集まりに結び付けられるようになった。記号に意味を乗せて伝えられるようになった。これってマジでスゴイ。

 

身体の反応に敏感で、見立てるチカラも身につけた時代の人たちってのは、無意識の領域(見えない存在とか、チカラとか)が身近だったに違いない。妖怪とか、妖精とか、呪いとか、魔術とか。

 

starship.hateblo.jp

 

 

無意識にアクセスする達人は子ども

またまた終わりが見えなくなってきたから、今日はこれで最後にする。

 

「いないいないばあ」で精神科医の名越先生が子どもの精神分析をしてる動画があったきがしたけど、「かくれんぼ」だった。

starship.hateblo.jp

 

息子を見てて毎日感心するけど、やつらは「月」の世界で生きてるんだよね、ほんと。無意識と意識の境目がまだハッキリしていない。身体の扱いは未熟なんだけど、身体に対するセンスはまだ閉じていない。(大人はだんだん閉じてくる)

 

starship.hateblo.jp

 

身体のセンサーが閉じてくるって言えば、英語「耳」でイメージしやすい聴覚。あと、味覚。子どものころ食べたものをオトナになっても好んで食べる本能。

 

 

子どものリアクションとか、動きとか、何に注目しているのかとかを観察していると、めちゃくちゃオモシロイ発見がたくさんあるよ。小さい子が近くにいたらぜひ、彼らの五感を借りて「今は見えなくなった世界とのアクセスポイント」を探ってみよう。

 

 

「英語耳」に関して・・・

kotokotoba.hateblo.jp

 

 

身体のセンサーを敏感にすることが、リアルに生命力(健康面、精神面、学習能力)を高めるぞってハナシはこっち。

kotokotoba.hateblo.jp

 

こんとん

 小歴史ミステリー好き、オカルト好きにもファンが多い、謎の偉人、空海。徹底的に時代考察とリアルさを追求する小説家、夢枕獏センセーだからこそ見えてくる空海像!!ってのがまたオモシロイ。

 

幻想神空海

幻想神空海

  • 作者:夢枕 獏
  • 発売日: 2014/05/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

空海って言えば、当時世界で「最先端の思想」だった密教を中国から日本に持ち帰って、そんでもって真言宗って言う宗教(宇宙観)を興して日本の歴史にもビッグ・インパクトを与えた人。

 

書道の達人、外国語の天才的才能、難解な思想をとんでもないスピードで理解して自分の哲学に練り上げられちゃうなんて・・・史実上でも凄まじい才能が知られる坊さん。日本全国に「弘法大師伝説」ってのがあるけど、空海さんはもう神格化されるレベルのカリスマ。すげー!よくわからんけど、すげー!!

 

よくわからんけど、夢枕獏センセーの空海のキャライメージ(と、歴史の根拠)を読んでいるだけで私までファンになっちまう。そんでもって、夢枕小説が読みたーーーーい!!!!

 

映画『陰陽師』の原作者このオジサンお方なんだって。

 NETFLIXで中国のリメイク版が出るんだって!!!みたーーーーい!チャイニーズアクションあるのかな?中国語の勉強にもなるし、見るっきゃない。

 


『陰陽師: とこしえの夢』予告編 - Netflix

 

第二章は真言宗の総本山、高野山のお寺のリアル住職、宮崎信也さん。密教の世界観、仏教の宇宙観がまたオモシロイ。

 

密教の秘伝中の秘伝、「理趣経」ってすんごく危険な思想書で、こう・・・炎上間違いなし!!な内容ぽいんだけど、「字面」だけで読む危険性ってのをわかってるからこそ秘伝だったんだろうな。

 

空海はコトバの影響力、呪力を知り尽くしている人だった。

だから「真」の「言」葉の教え、ってタイトルにしたんじゃ、ってハナシだった。たまらん。鼻血出そう。

 

コトバのチカラ、を日本的な感覚で極めた人。その日本的感覚は「縄文的」な価値観がベースになっている。だから縄文的価値観が残っている神社や民間信仰に広く受け入れられてここまで発展させることができたんじゃないか?

 

「あいまいさ」を曖昧なままに受け入れることができる、日本的感覚。最近は西洋からのグローバル化(均質化)の波にのまれて、身体で捉える直感センサーみたいなものは薄れてきたんだろうけどね。。。

 

 

西洋人でコトバの呪力を知り尽くして、それを物語を通して訴えている小説家で思い出すのがゲド戦記の作者、アーシュラ・Kルグウィン!!

 

kotokotoba.hateblo.jp

 

夢枕獏センセーはコトバにならない言葉未満の「念」とか「精神」とか、手に取れないし理解できない存在を物語を通して目の前に(脳内に)再現するプロフェッショナル。

 

こんとん

こんとん

  • 作者:夢枕 獏
  • 発売日: 2019/01/25
  • メディア: ペーパーバック
 

これ、絵本。息子も気に入ってた、謎な絵本。不思議な世界観。なにか知育的教訓があるわけでも、ハラハラドキドキストーリーがあるわけでも、子どもが好きな丸っこい色鮮やかなキャラクターが出るわけでもないのに、なんだか余韻にひたってしまう絵本。「・・・・え?」って余韻(笑)

 

そんな獏センセーの物書きとしての視点を書いた本で・・・

知のトレッキング叢書 秘伝「書く」技術

知のトレッキング叢書 秘伝「書く」技術

  • 作者:夢枕 獏
  • 発売日: 2015/01/26
  • メディア: 単行本
 

 

まだ誰も試したことがない書き方があるはずで、ぼくはそうした新しい書き方にチャレンジしたいと思っているんですね。

その一つが、「特定の人のためだけに書く」というものです。

 

 これ、私やってるー!!って嬉しくなった。

 

starship.hateblo.jp

 

情報のつぎはぎじゃなく、その人のためだけの物語があるって気付くのがホロスコープ。読んでていつも驚くもんなー。仕込まれてるとしか思えないキーワードの連続だとか。誰のを読んでも、感動する。

 

 

 そうそう、最近読んだ物語。

香料の都PETRA(ペトラ)—薬草療法士ライラの物語

香料の都PETRA(ペトラ)—薬草療法士ライラの物語

 

 中東的なラブ・ロマンスだからハッピーエンドになるかどうかハラハラしたけど・・・色んな香料のかおり想像するのも楽しかった!

ペルシアの四つの物語ほどじゃないけどさ、やっぱり恋に障害多すぎ!!!胸焦がしすぎ!!(笑)

 

starship.hateblo.jp

はぁーーー。引越し前にどんだけ本が読めるだろうか。。。

 夢枕獏センセー、本書きすぎ。面白そうなハナシ書きすぎ。江戸で恐竜が暴れて平賀源内が対峙するってどんなストーリーよ!!!!精神世界にダイビングして登山するサイコダイバーってなによ!!!

 

もう、精神と時の部屋(※ドラゴンボールに出てくる修行部屋、外部の1日が部屋の中の1年に相当する異次元空間)に行って読みふけりたい。

 

 

子育てと占星術

先日、いつもお世話になってる子育てサークルでもほんのちょっぴり占星術のハナシをさせてもらいましたーー。

 

starship.hateblo.jp

↑このワークショップよりももっと「小さい子どもがいるママ 向け」にハナシを絞りに絞って!!抽象的な占星術用語よりもイメージしやすいかな?と思って脳のハナシとかめちゃめちゃぶち込んでるんだけど、逆にややこしかったかな・・・??

 

どうしても、占星術は性格診断(トリセツとかハウツー)としてじゃなく、人生を通して学び方を学ぶためのデータベース、ってスタンスは崩せないがために、「あなたの★★星は〇〇座です」ってみんなが聞きたいであろうポイントに至るまでのハナシが、なっげーーーーー!!(笑)

 

 

資料まとめたり、みんなからの質問とかリアクション、サークルのブログに寄せてもらった感想を見て、気付いたこともたくさんあって。やっぱり、アウトプットってすごく勉強になるなー!!

 

で、サークルのブログに寄せられた感想のひとつ ・・・

はっぴーちゃんの占い、めちゃ楽しかった!2日間、子どもたちを怒らず,3日目にめちゃ爆発が起きましたが、久しぶりに2日間平和な日を過ごせました。7歳までにできる!って言葉をいつも頭に置いて子どもたちが不安にならない環境をつくらなきゃって最近は思って。怒るのをできるだけ我慢。我慢が慣れたら少しは激怒が減りそうな期待です(^O^)はっぴーちゃん、ありがとう(^o^)これからも、ズームでよろしくお願いします。

 

これにお返事書かせてもらったのです、こんなふうに。

 

すごいね!!怒らずに2日間!!!

抽象的なハナシが多かったけど、それを具体的に自分の現実に結び付けて実践できるってのが、スゴイ。こういうところ、絶対子どもは見てると思う。学びを実践して自分のものにしようって姿勢を、毛穴で感じ取って吸収してるはず。パッと成績に現れるような即席の効果は無くても、最高の知育だと思うよ。

 

あとね、たぶん「自分は我慢しないと怒ってしまう」って思ってるんじゃないかな?2日間平和に過ごせたって、そこめちゃめちゃ評価してイイよ!!ふんぬぬぬ――――ッッって我慢してたら平和だったなんて言えない(笑)


だからね、「我慢しないと平和に過ごせない」ってのがまさに、思い込みかも?!怒ってしまう自分が「通常」で平和な2日間が「特例」だった、と信じてたら脳は「通常」をキープしようとするでしょ。そしたら平和がキープ出来てるのを「私は我慢してる」って思うことで不快感を一生懸命出して通常モードに戻ろうと無意識にしちゃう。

けど、今回の2日間はそうじゃないことを証明できてたはず!!なんだ、できるじゃん、って思ってイイ。これは我慢したんじゃなくて、できることだからできたんだよーーー。
ほんの少しでもそう思えたら、それをすこーしずつ繰り返したら、平和な自分が「通常」で爆発が「特例」にそのうちなってるよ。ほんまに。それが無意識のトリック◎

 

この感想送ってくれた人は、実践して自分を客観視できてるから、この効果を実感できるのも早いかもしれない!!「こんなふうに悩んでた頃が懐かしい~」なんて、アフターストーリーを聞けるのがめっちゃ楽しみです(*'▽')

 

この無意識のトリックは、第二言語習得理論(SLA)とか神経言語プログラミング(NLP)とか精神科医の臨床でも応用されてる。そんだけ、無意識ってのはキョーレツで、味方にすればチョー頼もしい存在。

 

starship.hateblo.jp

 

それと、怒りに関してもうひとつ追記。長いよねーー。申し訳ないくらい、私の文章って長い。

 

「怒る」ってのは、占星術的にはめちゃくちゃダイジな能力なんだよね。だから、怒ることそのものを否定しちゃいないんです。ただ、「無意識の自分」に主導権を握られてると「怒り」に余分なもの(思い込みによる不安)がくっついて大きくなるし、それに振り回されちゃうと大変だから、「まずは怒ってる自分に気付こう」ってのが、ひとつ。


意識された無意識は無意識じゃなくなるから、怒りにくっついた余分な不安は消せるようになる。

 

あと、子どもはお母さんの怒りに敏感に反応するけど、それ以上に「怒りにどう対処するか」ってのをめちゃくちゃ見てる(無意識に)。怒ったときとか悲しいときとか嬉しいときとかの「感情に対してどうふるまうのか」って部分。


模範解答を示す必要はないから、自分がどうしたい?どうなりたい?ってのを素直に実践していけば◎じゃないかな!
その試行錯誤とか、感情に向き合う姿勢って、すっごくダイジだと思うし。怒るたびに、「しまった・・・」って落ち込むんじゃなくて「私今めちゃくちゃ人生のためになるレッスンを子どもに見せてあげることができてる」って思っちゃってイイ。模範解答じゃないからこそ、学びのチャンスをたっくさん提供できてるわけだし。身を削って(笑)

 

怒りとコミュニケーションについては、火星のハナシがしたくてウズウズしちゃうわけなんだけど。

 

starship.hateblo.jp

 

そうなってくると愛(金星)のハナシだってもう伝えたいことはめちゃくちゃたくさんあるし。水星のワークショップネタもむくむく湧いてくる。

 

 

幼児教育ネタはもともとすっごく好きでずっとベンキョーしてたから、このネタに絡めて話せるのがまたオモシロイ。

kotokotoba.hateblo.jp

 

 

時代の特徴を経済で語るにしても占星術で語るにしても、「変化への対応力」がなきゃヤバイぞってのはどっちでも口を酸っぱくしていわれてるわけで。

 

「誰かが決めた正解を、いかに早くいかに正確に当てられるか」ってこれまで評価されてきた能力はAIとコンピューターに任せて(ここにしがみついてたらただの劣化版コンピューター以下としてしか評価されないし、シンドイだけ)、ニンゲンは「自分で問いを立てて自分なりの答えを探る」ゆらゆらし続ける能力をもっと磨いていかねばならんわけです。それが変化への対応力、「自分で学ぶ力」なんじゃないかな。

 

 

子育てネタに関連して、最近読んでオモシロイナーーーーと思った本。

 青虫にガジガジ葉っぱを食べられちゃう植物が、それに対抗する手段として毒素を出すってのは、まぁ、ありそうなハナシ。でもそれだけじゃやつら青虫はすぐ耐性をつけてイタチゴッコになっちゃう。

 

そこでカシコイ植物は思いついた。「そうだ、早く蝶になってもらおう」って。で、青虫の成長促進剤になる成分をたっぷり葉っぱに仕込んで、彼らはスクスク大きくなる。蝶々はもう葉っぱを食べないし、なにより子どもの期間をたっぷり過ごせなかった幼虫は貧弱なオトナ(成虫)にしかなれず、生物本来の目的(子孫を残すこと、サバイバル能力)がヘロヘロで、結果的に次世代である青虫が育たずに葉っぱちゃんは守られるってワケ。

 

子どもを早くオトナにしたがる、現代社会のオトナ達!!!

子どもは、子どもである必要があるからわざわざ子どもとして生まれてくるんだよ。そこんとこ忘れたら、ほんまに人類危ういなって思う。

 

あと、「成長って何?」って視点とかね、すっごく面白かった。

 

稲垣先生は他の本でも毎回言ってるけど、「雑草は踏まれても踏まれても立ち上がる・・・なんてことはありません。踏まれたら、つぶれたままです」ってのが衝撃だった(笑)

 

立ち上がるためには相当のエネルギーが必要なわけだけど、そこにエネルギーを割くことが、本当に必要なのか?がんばってがんばって力尽きて、子孫を残せなかったとしたら、なんのためになるわけ?

 

雑草は、踏まれたらたおれたまま。それは、本来の目的を、何が自分にとって一番大切なのかを見誤らないから。我慢強さは、必要な場面で、必要な時に、必要な分発揮するためのもんなんだ。・・・ってね。

 

 

あと、「怒り」への対応を含め、自分のエネルギーを有効活用するためのアドバイスとしておすすめなのが名越先生の本。

 

 

特に人付き合いにからめて書いてるのが、こっち。

 

 

引越しまで2週間をきったーーー

 

【LINE】

友だち追加

ジャイアンリサイタル

ありがたいことにリクエストを頂きシリーズ化している【星に学ぶワークショップ】、今日はシリーズ化のきっかけになったイチバン最初のテーマ、月編の4回目(だったっけ?)の開催でした。

 

f:id:kotokotoba:20210208192807p:plain

 

月(&太陽)は占星術でもコアになる部分だから、どうしても、もりもり盛沢山になっちゃう。「占星術・・・初めて聞きました」「星占いですか?」という方が集まるので、まずはココから・・・って前置きが、もうメインコンテンツみたいになっちゃってる。

 

そしてワークショップとタイトルをつけておきながら、基本私が熱く語るジャイアンリサイタルなもんで、えっと・・・これでいいのか?と思いながら、アンコールに気をよくして歌い続けてます。ほげぇ~

 

Untitled

 

単発のイベントとして組んでもらってはいるけど、結果的に参加者のほとんどの方がリピーターで、テーマ別に繰り返し参加してくれてます。

色んな角度から「自分」とか「ニンゲンを含めた自然(宇宙)のしくみやリズム」とか「一見関係のないもの同士の接点」を見つめる視点を学べるのが占星術のオモシロイところだと今日も熱く語ったわけですが、このイベントがそういう機会になればこの上なく、嬉しい。

 

 

 

まだぐつぐつとあっためてるアイディア【星の読書会】にも近づいてきてる気がする。

starship.hateblo.jp

 

占星術という叡智は文明のZIPファイル

星々を見つめ、何かを感じ取り、何かに気付いて、それをどう自分たちの生活や人生に結び付けてきたのか。そのデータベースが占星術なんだ、とふと思ったわけ。

 

そして天のリズムの観測が文明の始まりと共にあった、ということは、占星術はイコール人間文明と同じくらいの歴史を秘めたデータベース、圧縮ファイルということになる。

starship.hateblo.jp

 

占星術は学問だと言う人もいる。占星術は「学び」の対象であって「答え」を与えてくれるものじゃないと思ってる私は、この捉え方が好き。というか、「学問」というコトバが好き。ガクモン。

 

ニンゲンが宇宙から見出したこと、しくみやリズム、それに結び付けられる様々な要素・・・占星術を学ぶ私たちは、そのデータベースに触れる。圧縮ファイルの解凍には専用ソフトが必要なように、ちょっとしたテクニックが必要かもしれない。

それに膨大なデータベースだもの、ひとりのニンゲンは一人前の食べきれる範囲でしか解凍できない。

 

 

そうやってデータベースに触れて、ニンゲンが命を繋いできた歴史に思い馳せながら、洋の東西を超えて、何千年も時を超えて、古代から蓄積された学び、世界の捉え方を共有できることに激しく興奮する。

 

 

コンステレーションを見出すチカラ

さらにさらに面白いのは、占星術は「正解」を用意していないってこと。宇宙の構造やリズムを読むことで、結果的に性格や未来が予測することはできる。でもその根本にあるのは、接点を見出すチカラなんだと思う。

 

あのつぶつぶと光る星の光を結び付けて、一枚の絵を描くチカラ。星座の間を惑う星(惑星たち)にまつわる神話や物語、国家や社会の興亡からひとりの人間の一生、性格にいたる自由自在のスケールに結び付けるチカラ。

 

星座、は英語でConstellation(コンステレーション)という。

語源はラテン語の、con(ともに)とstella(星)。

 

コンステレーションには、こんな意味も含んでいる。

一見関係ないように見えるバラバラなものごとを結び付けて、大きな意味を見出すこと。めぐり合わせ。全体を俯瞰したときに見えてくるひとつの繋がり。

 

点と点でしかない星の光をむすびつけて描く「星座」、コンステレーション。私たちが占星術を通して受け継ぐのは、このコンステレーションを見出すチカラなんじゃないかと、私は思ってる。

 

運のいい人とか引きの強い人、人生の幸せを満喫している人には、このチカラがある。接点を見出して、そこにうまく自分を結び付けるチカラ。無意識で発揮されることが多いのかなって気もするけど。

 

ニンゲンにはこのチカラが備わっていた。

もしくは、このチカラが芽生えたことで文明が始まった。

 

ニンゲンをニンゲンたらしめた最初の「革命」はフィクションの発明だった、ってのが人類史の着眼点。フィクション、物語を構想する、想像力、そして結び付けるチカラ。

 

ってことはニンゲンである以上このチカラは誰にだってちゃんとある。しかし、現代人はこのチカラが弱まっているというか、発揮できていないというか、なんだかそんな気がするのだよ。

 

だから占星術を学んで、圧縮ファイルを解凍することで、このチカラを刺激して、思い出せるんじゃないか、って。それが結果的に、自分の求めている「答え」を見つけ出すチカラになるんだと思う。

 

 

「解答集」ではなく「問いかけ」のデータベース

占星術は基本的に、月や太陽をはじめとする様々な天体のキーワードと、その位置にあたる12のサインのキーワードを組み合わせて読み解いていく。

 

キーワードと、キーワードの接点。ホロスコープにはそこまでしか記されていない。その接点にジブン自身を繋ぎ合わせることができるのは、やっぱりジブンしかいない。

 

ジブンはこの接点からの問いかけにどう応えるか?何を感じて何に気付き、そこから何を学ぼうとするのか?そうやって繋いでいった先に見えてくるのが、自分だけのコンステレーション(星座)で、そうやって応えていくプロセスが、自分の人生を形作るってこと、生きるってことなんだと思う

 

 

 べつに占星術じゃなくてもいい

神話とか、昔話や古典の類だとかも、同じようなチカラが秘められてるんだと思う。それこそ小さな子どもも無意識のうちにそのデータベース受け継げるってんだから、むしろ物語スゲェ。

 

starship.hateblo.jp

 

それで、自分だけの宇宙でたったひとつの「物語」を弾き語りしたらオモシロイんじゃないか?!ってのがこの企画。

 

starship.hateblo.jp

募集したい・・・ッ!したいんだけど、春に引っ越しをする関係でどーも落ち着かんもんで、今は停止中でござんす。 興味ある人、LINEでお知らせするかもしれないから、登録しててね(^_-)-☆

 

【公式LINE】

友だち追加

 

 

starship.hateblo.jp

そしてこないだの記事の↑なかの「合言葉」見つけた人もLINEしてねーー!!花びらからのメッセージお届けします☆彡

生命力ラインから生まれる「〇」

脳みそスキャンしてきました。閉所恐怖症の人はダメって聞いてたけど、確かにあの機会に突っ込まれる感はコワイかも。頭蓋骨を透過して電波が走ってるの感じてたら(妄想で)あっという間に終わったけど。

 

そのあとの頭痛がヒドイ。

頭痛薬、やむなし。

 

 

自他の境界線

f:id:kotokotoba:20210203210721p:plain

1ハウス起点のAscと7ハウス起点のDscを結ぶラインは、自分の存在と他人の存在を繋ぐライン。Ascは「他者から見た自分像」と言われるんだけど、それはルックスとかアイデンティティとは違う「自分像」。

※肉体的資質は2ハウスだし、アイデンティティは5ハウス

 

自分じゃない誰かの存在があるから、浮き彫りになって見えてくる「自分」という存在が1ハウス。こっからここまでがジブンで、こっから向こうが自分の外にあるんだゾっていう線引き、輪郭。

だからDscが正面にある。

 

オレか、オレ以外・・・っていう世界の捉え方がこのライン。

俺か、俺以外か。 ローランドという生き方

俺か、俺以外か。 ローランドという生き方

  • 作者:ROLAND
  • 発売日: 2019/03/11
  • メディア: 単行本
 

 

自分以外の存在がいなければ、そこに自分もいない。

この自分の存在と他人の存在を繋ぐラインってのは、存在の根拠を与え合うライン。これは『困難な成熟』の中で、「交換の本質」として書かれていたこと。

 

 

starship.hateblo.jp

 

お金も、コトバも、親族(婚姻関係)も、交わし合うこと。お互いの存在の根拠を与え合うことで、社会という集団の生命力を高めてきた。つまり生命力のライン

 

starship.hateblo.jp

 

なんてったってAsc起点の1ハウスは牡羊座のハウス、火星の領域なのだ。

 

starship.hateblo.jp

 

向き合うDsc起点の7ハウスは天秤座の領域、支配者は金星。「受け入れること、つながりからヨロコビを見出すチカラ」「感受性」を表すのが金星。

 

金星と火星、♀と♂、陰と陽が生命力のラインってのがひじょーーーにオモシロイ。

 

東洋のコトバでは陰陽、「陰」(受け止める側)が先に立つってのがまたオモシロイ。ニンゲンの成長ステップを星の並びになぞらえた時に、金星→太陽→火星という順になるのも、まっこと宇宙ってやつはよくできているなぁ、と思う。

 

もらうことから、たくさん愛されること(金星)から、「自分らしさ」の創造(太陽)はスタートするのだ。

 

そして境界線を引く(火星)。折り合いをつける。これは自分という生命を守る免疫力。自分という存在の輪郭を、自分なりに作ることができるのは、太陽の意志が前提にあるってこと。

kotokotoba.hateblo.jp

 

starship.hateblo.jp

 

金星→太陽→火星

・・・陰陽の中心点に、太陽がある。

 

太陽は渦の中心

YinYang


陰陽の中心が太陽(マイセルフ)・・・・でハッとしたこと。

陰陽ってのはだから、中心はVOID(がらんどう、空、台風の目)のはず。なにもないのだよ。そこには何も存在しないし、同時に全ての根源でもある。有限と無限の接点、みたいな。

 

で、太陽も、実は存在してないんじゃないかって。

だって占星術は天動説。先のニンゲンの成長ステップを表した天体の順番も地球から近い順から 月→水星→金星→太陽→火星→木星土星 だと言ってる。本当なら(地動説に照らし合わせるなら)、太陽の位置にあるのは「地球」のはず。

 

でも、地球はワレワレの存在そのものだから、自分で自分を見ることができない。太陽は、反転させた地球の位置を表している。これって、1-7ラインと同じ構造。太陽の存在を見て、地球の存在を受け取っている。

 

株分けされた秘伝のタレ

※太陽の位置を基準とした占術(ヘリオセントリック)もあるけど、地球(ニンゲン)視点で見た宇宙の仕組みに興味があるから、やっぱりジオセントリック(地動説ベースの伝統的な占星術)がオモシロイ。

 

占星術ってのは宇宙も含めた世界の仕組みを知りたい!という先人たちの学びのライブラリーなんだなぁ、と思うわけです。文明と共に始まった占星術占星術と共に歩みを進めてきたニンゲンの文明。それをツツーっとなぞりながら、それぞれがオリジナルのスパイスを混ぜたり舐めたりしながら株分けされた、1万年以上も受け継がれる「秘伝のタレ」的な。

 

starship.hateblo.jp

 

なんてオモシロイんだ!!!!

 

はじめはなんにもなかった=なんにもないからはじまった

口語訳 古事記 [完全版]

日本の創世神話も、いくつかの「世界のはじまり」を伝える民話や伝承も、混とんとした状況とかカオスとか、なにもないところから始まるイメージってのが共通にある。

 

なにもなかったのじゃ・・・、言葉で言いあらわせるものはなにも。あったのは、そうさな、うずまきみたいなものだったかいのう。
 この老いぼれはなにも聞いておらぬし、見てもおらぬでのう。知っておるのは、天あめと地つちとが出来てからのことじゃ・・・

 

うずまき、陰陽、日本的に言えばあめ(天)とつち(地)。

 

占星術の太陽は、自我。自覚している自分自身

自覚してないうちは見えてない、存在してないわけだから、ニンゲンはこの太陽のステップに立ってやっとジブンが始まるってことになる。創造的に生きる、主体的に生きる、自分の人生の舵を自分でとる・・・いろんな言い表し方がされるけど、ここからが人生の本番だぜ!って感じよね。

 

それが・・・うずの中心、台風の目。最初からそこにジブンがあるわけじゃない。宇宙なりなんなり、誰かが与えてくれた自分らしさがあるわけじゃない。そこには何にもない。渦という動きが、結果的に中心点をつくって、そこに「存在」が認められるだけ

 

ジブンの存在は結果論、なんて言っちゃうと乱暴だろうか。

 

 

占星術はひとつのカテゴリー

今日ね、この本を読んでて

 

分類は人の都合で分けたカテゴリーなだけであって、カテゴリーにあわせて植物が生きてるわけじゃない」って文章があってね。

 

占星術もさ、ニンゲンが宇宙の仕組みを学ぶために一生懸命「分類」しただけで、もともとこのカテゴリーがあって、そこに当てはまるように世界ができてるわけじゃないわけ。

 

例えば「」というコトバ(カテゴリー)はさ、「本当に正しい赤」という存在があってそれに当てはまる色に赤と名付けたんじゃないくて、この辺からこの辺の色味を赤よね、って共通認識できる範囲を表したコトバが「赤」なわけでしょ。

 

こういうことってね、やればやるほど、だんだんごっちゃになってくるんだけど。科学の発展って、こういうニンゲンのごっちゃになった認識を軌道修正してくれているわけだし、いいパートナーだよねって思う。

 

占星術は宇宙の仕組みをカテゴライズして、相似形のあらゆる事象(社会の動向、ニンゲンの成長)の仕組みも学ぼう、そして活かそう(悩みの解決、未来予測や行動計画の基準決め)って魂胆さ

 

 

【公式LINE】

友だち追加

前の記事でこっそり募集したおみくじプレゼント企画!!まさか反応が本当にあると思わなかったから、嬉しい衝撃(笑)変態レベル高め(←最高級の褒めコトバ)の読者さんがいて、幸せです。そして送られてくる合言葉に自分で爆笑(笑)

合言葉、前の記事で探して送ってね(^▽^)/

あなたの二の腕に夢中

占星術ぜんっぜん関係ない本だけど、占星術ネタぶちこみ。

困難な成熟

困難な成熟

  • 作者:内田樹
  • 発売日: 2017/11/24
  • メディア: 文庫
 

 

第1弾、やぎ座水瓶座、それからタロットの正義(JUSTICE)。

starship.hateblo.jp

 

第二弾、ハードアスペクトの葛藤、そして太陽カバラ数秘術生命の樹からの次元上昇のハナシ。

starship.hateblo.jp

 

成熟したオトナがまわす経済のしくみ

そして第三弾、お金のハナシを書くぞ!

内田先生は成熟した社会の経済システムは「贈与」ベースに切り替わるぞ、って考えてる。「贈与」がどういうものかってのは、この本のメッセージがすごく心に響いて、難しい経済論は私わからんのだが、興奮しちゃうアイディアなのだ。

 

植物と叡智の守り人

植物と叡智の守り人

 

 

贈り物は、あなたが何もしなくても無償でやってくる---招かれもせずに、あなたの元へ。
それはご褒美ではない。努力に対する報酬ではないし、それを呼び寄せることもできないし、努力によってそれを受け取るに値する存在になれるわけでもない。

 

贈り物と言うのは、人を謙虚にさせる神秘的なものだ。不特定の人に向けられた親切な行為と同じく、それがどこから来るのか私たちは知らない。

 

見返りを求めない、無償のプレゼント。シェアするということ。

「奪い合い」の競争世界から、「分かち合い」の共助世界へ

kotokotoba.hateblo.jp

 

「なにをそんな夢物語!理想論!」と言われるかもしれないけど、そうじゃないんだぜ、ってのが『困難な成熟』の腕っぷしの強さ。

 


【二の腕降臨】ジムにトレーニングに行ったら、すごい人と出会いました。<SNSアニメ「モモウメ」ウメさんの習い事編>

 

内田先生の本を読みながら、「ニノニノ~♡♡」状態になってる私って、変態ですか・・・あニノニノ~♡♡

 

・・・じゃ、なくて。なんのハナシだっけ?

 

あ、そうそう贈り物。贈り物で循環する社会。

これね、この循環はね、贈り物を「する」ことからスタートしないといけないってのが最初の勘違い。送らないといけないんじゃないの。もらうこと、受け取ることから始まるんだよ。

 

金星のキーワード「愛は受け入れること」

先日のワークショップで取り上げたテーマじゃあ、ないか!!!

f:id:kotokotoba:20210123161240p:plain

 

金星は感受性、感動するチカラ、つながりを喜ぶチカラ。

オトナとして自立する「意志」のチカラを発揮する(=成熟)のが太陽で、そのひとつ手前にあるのが金星。個人天体の受動的な性質を表す3天体(月、水星、金星)のオオトリですもの。最大限「受け止める」、そしてそこに「愛」「美」「調和」を見出すのが金星でっす!

 

金星が豊かさの象徴だってのは、豊かさは受け止めること、繋がりを喜ぶことから生まれるってこと。奪い合うものでも、比較して競うもんでもない

 

「受け入れる」のと「同調する」のはチガウ、ってハナシも金星のキーワードから読み解けるんだよね。そんなハナシをしたワークショップ。

 

" Venus "

 

ヴィーナスと結びつけられる真珠もまた、たくさんの「意味」が散りばめられていて。コンステレーションだなぁ・・・と感動していたことをシェアできてとっても嬉しかったのです。

 

語源はラテン語のcom(ともに)とstella(星)で、星座、そして布置や配置という意味がある。ばらばらに散らばる星が、点と点を繋いでひとつの絵を描くように、無関係で偶然に思える出来事が繋がって大きな意味を成すこと。

 

starship.hateblo.jp

 

この金星力が「贈り物で循環する社会」に必要不可欠な要素だってことに、またもや興奮(ニノニノ~♡♡)。やっぱりタイムリー!

 

オトナは「借り」を返す存在

贈り物の社会が成立するためには、まず受け取ること。受け取っていると自覚すること。自然からの賜り物も、そう。コドモはそれを当然のものとみなすけど、オトナはそれを「自分ごと」として受け取る。受け取った、と思うから、次にパス回しをせねばならぬ、と責任が生まれる。

 

何か(大切なもの)を受け取るということは、「借り」をつくるということ。8ハウス、継承と契約、深い結びつき。

ちょっとうまい言い方がまだ思いつかないんだけど、生命をもらい受けた時点で、私には「借り」があるってこと。両親に。祖先に。自然に、地球に。宇宙に。世界に。

 

「借り」は返さないといけないのだよ。完全な返済は単純に考えると「死」なんだけども、単純な「オワリ」の死じゃないのだよ。何事もなさずに帰してしまうと、単なる返品だ。

 

何かしらお礼をする。生命を大きな視点で見た世界には時間は存在しないから、生命(のパワー)を注ぎ込んだお礼も時間を超えるはず。

 

Pay it forward

恩返しは、恩送り

 

starship.hateblo.jp

 

 

自然様に「借り」を感じるってこと。

自然なんて「自ずから然り」、ただそうあるだけの存在なんだよ。それをI should(~せねばならない)やI’d like to(~したい)のコドモの視点※でしか見れていないのなら、そこで終わる。

 

※子どもの視点ってのは I should(~しなければならない)とI'd like to(~したい)なんだ、ってハナシ。でね、オトナは違うの。I can(~できる)と、呼びかけに応えるのがオトナなんだ。

 

「所有」の概念を表す牡牛座に、「変革」の天王星がメスをいれるのが今の時代。人類全体が、次のステップに成長しなければならんタイミングのようだ。

 

私たちは日々たくさんの贈り物受け取っているけれど、それは私たちがずっと持っているためではない。贈り物は動いていてこそ生命を宿すのだ。私たちが分かち合う呼気と吸気のように。

贈り物を次の人に伝え、この宇宙に自分が差し出すものは必ず戻ってくる。そう信じることこそが私たちの仕事であり、そして私たちの喜びなのだ。

 

植物と叡智の守り人

 

オトナは呼びかけに応える存在

自分に向けた呼びかけに気付く。聴く。そして応える。

 

話す、という行為が成立するためには、聴く行為が必要不可欠。

 

starship.hateblo.jp

 

 

 ホロスコープの円盤は、牡羊座の1番目の部屋から乙女座の6番目の部屋までが地下、ウチ側の事象。地上デビューを果たす7番目の部屋、それが天秤座。テーマは「対人関係」。人と向き合い、他者と接点を持ち、いいあんばいを探ること。

そう、天秤座(7ハウス)は金星の世界観を表している。(天秤座の支配星)

 

 

f:id:kotokotoba:20210203210721p:plain

 

受け入れること、接点に喜びを見出すこと、そこから「社会参加」が始まる。自分しか見ていないコドモの視点から、社会の呼びかけに気付き、それに応えるオトナの視点へ。

 

困難な成熟』は(第二弾のまとめ記事で書いたけど)オトナになるには、まずオトナの役割をはたせ、って。オトナになったからその役割につくんじゃなくて、その逆。役割をはたすことで気が付いたらオトナになってるのが「成熟」ってやつなんだぜ、って言ってる。

 

これがもう~~~~、6ハウス(乙女座)かーらーの、Dsc(他者の視点)を超えて、7ハウス(天秤座)じゃないの!!(ニノニノ~♡♡)ってことも、前の記事で書いてたっけ。

 

 

金星と火星は表裏一体

金星の受け入れること、調和することは同調したり、無理に合わせることじゃないって部分で、もひとつ追記しておきたい。いいあんばいを探る、ってのは、大きなスケールから言えば文明の衝突、異文化との出会い、他者とのコミュニケーション。もっと小さなスケールで見れば体内の免疫力、だよね。

 

 免疫力は火星の管轄なんだ。自他の線引きをする防衛力が火星だから。

starship.hateblo.jp

読み返してみると、ここにも金星はいた!(やっぱり!)

 

免疫とは、単純に排除する働きではない。

自分とは違う存在と「折り合いをつけていく」システムなんだ。

 

 

愛と調和の裏には、暴力と性がある火星も金星、両方のチカラの加減をどうこうすることが、「おりあいをつける」「いい塩梅を見つける」ってことなんじゃないかな。

こりゃ、タイヘンだ。成熟ってやつは、どこまでも困難だ。

 

7ハウス天秤座の180度対向サイン、正面に向き合っているのが1ハウスの牡羊座。そうです、支配星は火星。金星と火星はやっぱり両輪なんだ。

 

f:id:kotokotoba:20210203210721p:plain

 

starship.hateblo.jp

 

Asc(自分像)とDsc(他者像)のライン上だってのもまた、オモシロイ。

 

「交わし合う」のが、ニンゲン

コトバ、親族(婚姻)、経済・・・ニンゲンの集団(社会)は「交換」することで成立してきた。しかーし!「交換」ってのは欲しい物を手に入れるためにしてたんじゃないぞ、ってのがシビレルハナシ。(ニノニノ~♡♡)

 

交わし合う、というのは、存在の根拠を与え合うこと。

 

お互いの「生命力」を、受け止めあうこと。生きていることを、確認しあうこと。受け止めてくれる相手がいる、というのは想像以上に生命力にインパクトのあるものなんだ。

 

聴いてくれる人がいる、自分のコトバを、なんやかんやを、キャッチしてくれる場がある。つながりに気付き、喜びを見出す金星は、生命のエネルギー。

 

ことばは、聴くひとの「祈り」そのものであるような耳を俟(ま)ってはじめて、ぽろりとこぼれ落ちるように生まれるのである。

 

「待つ」ということ (角川選書)

「待つ」ということ (角川選書)

  • 作者:鷲田 清一
  • 発売日: 2006/08/31
  • メディア: 単行本
 

 

聴くこと、受け止めること、それ自体がキョーレツな癒しの効果を発揮する、「祈りのチカラ」。つまり、鎮魂

 

人間は「つながり」を必要とする。つながりは命に係わる。ダイレクトに、寿命が変わると科学的に明らかにされている。

 

人が「生まれてきた理由」を知りたがるのは、自分と世界とのつながりの物語を求めているからじゃないかな。

 

starship.hateblo.jp

 

そして「生きているあいだに口にする甲斐のある言葉」が「人類に対する贈り物」なんだって内田先生のコトバにまたもや、ニノニノ~♡♡

 

言わんでもいいことは、言わんでヨロシイ。

重みのないコトバを連発するのは、自分のコトバの価値を軽視すること。自分の生命力をむしばんでいることに、気付いたほうがいい。

 

聞き手のいないコトバが大量生産、シェア拡散される今だからこそ。

 

この、オレだからこその存在感、重み、って感覚が獅子座!!!水瓶座ムード高まる時代だからこそ、しっかりと対向サインの獅子座を燃やさねば、なのだ。

 

時代に飲み込まれないチカラ

そうだそうだ、獅子座のチカラを発揮するのにイイ本見つけたよ。

 人間は依存しあって生命力を高めている。水瓶座の理想は、そういう「成熟した依存」のネットワークを増やすこと。受け止めあい、交わし合うネットワーク。多様性。(金星力

 

そのネットワークの中で疲弊してしまわないように、「個」の生命力(獅子座力)(火星力)を高めることは必須。

 

 

 以上、 第三弾!

あ!!「お金」のハナシ書いてなかった!

 

お金の本質はババ抜きのババなんだよ。ゲームは本気でやるから楽しい。でもあくまでもゲームだからね。ババは最後まで持ってたら、負けーーー!!

 

動くことが本質、これゆうあさんが言ってたやつだ!ゆうあさんはいろんなものの(お花とか動物とか生物も含め!)リズムを感じ取る人なんだけど、お金には「あれ??」って思ってたんだって。

 

流れるエネルギー(運動そのもの)を見える化してるだけ。

自分はお金を媒介して何をしたいのか?ではなく、お金は自分を媒介にして何をしたがっているのか?を考える。

 

なんだか大富豪(お金の仕組みを熟知して活用している方々)のセリフみたいだぜ~~~。きっと、そんなふうに考えて行動してる人のところに自然とお金は集まってくるんだろうね。

 

おおう、今回も超長い!!

最後まで読んでくれた稀有な方におみくじ引くよ!!(気まぐれプレゼント宣言・笑)

 

starship.hateblo.jp

花びらからのメッセージ♡めちゃんこかわいい♡ 

 

友だち追加

「ニノニノ~♡♡」って一言LINEしてくれたら、おみくじ返信するね!

 

 

読書のまとめノート公開

f:id:kotokotoba:20210203190211j:plain

f:id:kotokotoba:20210203190224j:plain

めっちゃ漢字間違えとるぞ!!!

 

 

友だち追加

 

歯医者さんで虫歯治療してしょんぼりしてたけど、ブログ書いたら元気出た。右の鼻の穴がずっと麻酔でビリビリしてたけど、治ってきた。